印刷 大型客船コスタ・コンコルディア(乗客・乗員約4200人)がイタリア西岸沖のジリオ島近くで座礁した事故について、イタリア紙コリエレ・デラ・セラは、船長が船を島に近づけたのは、島出身のチーフウエーターに「島を見せてやろう」としたためだったと伝えた。 同紙によると、船長はチーフウエーターをジョーク交じりに船橋に呼んだ。ウエーターが「近すぎるのでは」と警告した直後に座礁したという。 この事故で、16日に1人の遺体が見つかり、死者は6人になった。20人弱の不明者の捜索が続いている。このうち10人がドイツ人の乗客だという。(ローマ=石田博士) 関連記事〈ロイター〉イタリア豪華客船座礁、観光地ジリオ島民が徹夜で支援活動(1/16)