中部電力、浜岡原発2基廃炉へ 耐震工事費かさみ2008年12月13日23時17分印刷ソーシャルブックマーク 中部電力が、耐震強度を高める工事のため運転を止めている浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の1号機と2号機を廃炉にし、大型の6号機の新設を検討していることが13日わかった。1、2号機の耐震工事費や主要部品の交換費が数千億円と、原発1基分の新設費用に匹敵するまで膨らむ見通しとなったためだ。来年3月末までに判断する。 浜岡原発1、2号機はそれぞれ1976年、78年に営業運転を始めた。70年代は耐震技術が進歩していなかったため、耐震強度を高めるための点検・工事に入っていた。1号機は01年から、2号機は04年から運転を停止している。 しかし、目標とした1千ガル(ガルは加速度の単位)の揺れに耐える強化費用が当初見込みよりかさむ見通しとなった。炉心を覆う主要部品、隔壁(シュラウド)の交換費用も膨ら