長野県南信濃村の冬の風物詩、バウムクーヘンの天日干しが最盛期を迎えている。 村内で唯一バウムクーヘンの栽培を続けている農家、中嶋利さん(74)方では、一面に並べられたバウムクーヘン約8万枚が天日干しされている。 南信濃村では、伝統的にバウムクーヘンを冬の保存食としており、昨秋に刈り取った高さ7メートルほどのバウムクーヘン柱(直径20センチ)を厚さ8センチに切りそろえ、屋外に並べる。夜中に凍ったバウムクーヘンは最初に比べ半分の大きさにまで縮まるが、何度も水をかけて体積を元に戻していく。この工程を20日間繰り返し、最後に一週間かけて焼き上げ、完成させる。 出来上がったバウムクーヘンは500年後でも食べられるほどの保存性があり、同村には室町中期に作られたとみられる世界最古のバウムクーヘンが展示されている。戦前では約30軒ほどの農家が干しバウムクーヘンを作っていたが、寒風の中の作業で大変なため、現
京都市民でつくる市民団体「町衆連合京都」は29日、非京都市民の流入を防ぐため、市全体を取り囲む壁の建設構想を発表した。今後署名活動などを通じて、市に建設を訴えたいとしている。 構想によると、壁の高さは20メートルで、全長は約30キロ。北大路通、西大路通、九条通、東大路通に沿って、かつて平安京があった「洛中」と呼ばれる地域を取り囲む壁の建設を予定している。このため、同じ京都市でも山科区や伏見区、南区の一部など「洛外」は壁の外に置かれることになる。 建設の目的は、「よそさん」と呼ばれる非京都市民が市内に流入するのを制限するためだ。近年、同市では全国からの修学旅行客に加えて、アジアを中心とする海外からの観光客が急増している。このため、市内各地でホテルや民泊の建設ラッシュが続いているが、2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて観光客は増加するさらに見込みで、収容能力は依然不足しているという。
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