以下の理由により多少のインクを残した状態でインクエンドとなります。 カラリオプリンターの構造(特性) エプソンのインクジェットプリンターは、プリントヘッドに独自のマッハ方式を採用しています。 マッハ方式とは、ピエゾと呼ばれる圧電素子に電圧を加えることにより背面部分が歪み、その振動を利用してインク滴を数十μmという極めて小さいノズル孔から吐出させるエプソン独自のインクジェット技術です。 このピエゾ素子にかける電圧を細かく制御して歪みの大きさを調整することにより大きさの異なる数種類のインクを吐出することができ、高画質の印刷を実現しています。 マッハ方式は高精密な構造のため、プリントヘッド内に空気の泡が入ると微細なインク滴を正確に制御できない場合があります。 特にインクが空になったカートリッジを使って印刷を行った場合に、ヘッド内へ多量の空気が泡となって入ります。 その空気の泡をヘッドから取り除く