日本には、昔から言い伝えられてきた「おばあちゃんの知恵袋」のような、食に関する言葉がたくさんあります。これらの言葉は、科学的にもきちんとした根拠があり、道理にかなっているということがほとんどです。ここでは、これらの食に関すること わざや格言などからおいしさを再発見してみます。 「秋茄子(あきなすび)嫁に食わすな」 さまざまな解釈があるが、「秋茄子はとてもおいしいので、嫁には食べさせたくない」という意味で、姑の嫁いびりとする説が一般的。「秋茄子はからだを冷やす」とか「秋茄子は種が少ないので、子供ができない」と姑が嫁のからだをいたわる気持ちとする解釈もある。 秋茄子はなぜお嫁さんに食べさせてはいけないのだろうか?同様のことわざに、「秋(かます)は嫁に食わすな」や「秋鯖(さば)嫁に食わすな」というのもあり、嫁という立場はおいしいものがそれほど制限されてしまうのかと思うと気の毒になる。 「秋茄子嫁