FreeBSDでの取り組み FreeBSDではこれまで、4.3BSDに由来したスケジューラを使用してきた。執筆現在最新のリリースであるFreeBSD 5.3-RELEASEでも、安定性の面から、依然として旧来のスケジューラが有効になっている。もちろん、この旧来のスケジューラもSMP対応が施されているため、SMPアーキテクチャも使用することはできる。しかし、これは抜本的な対応ではない。 一方で、FreeBSDは、5.0になる時に大幅にアーキテクチャを変更し、本質的なSMPへの対応を行い、プリエンプティブカーネルとして動作するように改良されてきた。これらを反映したマルチプロセッサに対応したスケジューラがデフォルトで有効になる日は、そう遠くない先の話である。 従来のスケジューラ:4BSDスケジューラ 新しいスケジューラの導入に伴い、以前のスケジューラは4BSDスケジューラとばれるようになった。こ
Queue is the ACM's magazine for practicing software engineers. 高いパフォーマンスを発揮するプログラミングに関する興味深い実験結果と考察をまとめたPoul-Henning Kamp氏の記事がACM QueueにおいてYou're Doing It Wrongというタイトルのもの掲載されている。同氏は超高速リバースキャッシュプロクシVarnishの開発者であるとともに、FreeBSD主要開発者のひとり。これまでの開発経験から現在のOSやH/Wの特性を活用したプログラミングについて言及している。 VarnishはFacebookをはじめWikia、Slashdot、Opera、VGなどさまざまなサイトで超高速リバースキャッシュプロクシとして採用されている。従来のリバースキャッシュプロクシと比較して徹底した高速化とOSの性能をフルに発
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