ソーシャルブックマーク考2 タグの構造についての続き。 一本で書く予定だったんだけど、へんてこ上下関係判別ロジックの説明で冗長になりすぎました。一日休憩を挟んだだけで、書こうとしてたことが、はてなブックマークや、トラックバックで指摘されまくりで、書くことがなくなってきました(笑)。 また、前回のコメント欄でyuichiro氏から、「はてなダイアリーキーワードが以前ツリー構造だった」というご指摘をうけました。これ僕知りませんでした。これについてはもうちょっと調べてみます。 で、本題。とりあえず前回の話をまとめると。 ・タグが独立してるのはつまらんし、不便なのでなんとかしろ。 ・提案の1つとしては、上下階層構造があるよ。 ・上下階層構造も「階層のぶれ」対策が必要だよ、「両者参照」や「並列な関連語句」もムズイよ。 ということだった。 では、他にどんなやり方があるかというと、幾人かの方が指摘されて
フォークソノミーについての雑記。つれづれなるままに。 del.icio.usのタグ一覧や、flickrのタグ一覧,Technoratiのタグ一覧を見てて、「カワイイ」、「カッコいい」、「便利」といった主観的なタグが予想よりも遥かに少ないのに驚いた。あるいは形容詞タグというのは表現が多様すぎてロングテールの誤差の中に埋まっているのだろうか。 タグが話題になった当初は、frickrなどではより主観的なタグが主流となり、タグがそのまま「物事を言及する為の語彙」を可視化するかな?と思っていたのだけど、そういう風にはいっていないみたいだ。flickrと他のサービスの最も大きな違いは、即物的なタグと共に、地域と時間という2つの情報が主軸になってることのようだ。ここまで偏るなら時間と位置はタグから切り離してしまったほうが良い気もする。ひょっとしたらgoogle mapsと連動させた地理ベースの写真共有サ
人工知能学会研究会資料 SIG-SWO-A602-06 06-01 Web2.0 時代のオントロジー利用雑感 -ライトウェイトからヘビーウェイトまで- Impressions of ontology using in the Web2.0 period - Form light weight to heavy weight - 古崎 晃司,來村 徳信,溝口 理一郎 Kouji Kozaki, Yoshinobu Kitamura, Riichiro Mizoguchi 大阪大学産業科学研研究所* I.S.I.R., Osaka-University 要旨:Semantic Web が提唱された時期から,Web2.0 という言葉が盛んに聞かれるようになった近年 に至るまで,オントロジーを利用したシステムが多く見られるようになった.しかし,そこで利用 される「オントロジー」の意味合いやオントロ
Ontology of Folksonomy: A Mash-up of Apples and Oranges Thomas Gruber TomGruber.org and RealTravel.com Published in Int’l Journal on Semantic Web & Information Systems, 3(2), 2007. Originally published to the web in 2005. Summary Ontologies are enabling technology for the Semantic Web. They are a means for people to state what they mean by the terms used in data that they might generate, share, o
タグとは何か del.icio.usのWhat are tags?から ブックマークなどを整理したり後で思い出すために、自分で自由に与える1語の説明 タグは階層がなく自由なので、あてがいぶちの分類に無理に合わせる苦労がなく、扱いやすい ほかの人のタグと合わせて、関心事項についての協調型レポジトリを構築できる 統制されない自由なキーワード 手軽に利用でき、新しい現象もすぐタグにできる 既存の統制語彙では新しい動きに対応できない 一方、多数のユーザが与えるキーワードには、同義語、多義語が必然的に含まれる 体系化のないフラットな空間 階層ではなく、キーワードの組み合わせで詳細概念を柔軟に表現 一方、階層を利用したグループ化や関連概念の検索はできない 統計的なグループや関連付けはある程度可能 タグのかたち 対象、ユーザ、キーワードの3大要素 タグは、タグを与える対象、タグを与えるユーザ、タグに用い
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