[ 学問・文系 ] 早稲田政経ノート 早稲田政経3年に在学中のsmall★waterです。大学や普段読んでる本から学んだことをちょこちょこっと書きます。 編集 履歴 添付 設定 新規ページ作成 メニュー カテゴリー 最近更新したページ 2005-07-19 FrontPage 社会心理学 2005-07-18 日本経済論レポート 産業組織論 MenuBar1 MenuBar2 社会心理学 社会的アイデンティティとは ある集団に属することによって獲得される自己概念の一部でまた、感情を伴うもの。 自分が所属する集団に対する評価と自己に対する評価が結合すること。 人は、内集団の外集団に対する優位性を比較して確認することで、自分にとって望ましい社会的アイデンティティを達成・維持し、自己評価を高めている。 内集団びいき(認知・評価における) 自分の集団を外の集団より良く見る傾向。 内集団(自分の所属
前回の著作で私が出した仮説は、こうだった。 親密な関係(ランダムではなく特定の人物との関係を積み重ねていくタイプの関係)には、メンタルな満足を効率的に産出するという合理性がある。だから市場や政府による配分原理が適用される公的世界とは別に親密な関係の領域は残っているし、これからも政府や市場に回収されずに残るだろう。 たとえば悩みを共有したりすることから得られるメンタルサポートは、人の幸福度に強く影響することがわかっている。そして、こういったサポート関係は市場や政府から供給される匿名的(交換可能)なサービスから効率的に提供されない。一般に匿名的関係からは効率的に提供されないサービスのことを親密財と呼ぶとすると、公的配分原理は親密財の供給に失敗する。(市場が供給に失敗するのが公共財で、これは政府が供給する。市場も政府も供給できないものが親密財。) ...ただまあ、仮説なんですけどね。しかしゼリザ
宮台◇ この問題[共謀罪や入管法改正]については二枚腰、三枚腰だな。どの“腰”から話すかで賛成にも反対にもなっちゃう。一枚目の“腰”から言えば、共謀罪と入管法改正は、盗聴法や周辺事態法で悪名高い1999年145回通常国会以降の、情報管理行政に関わる法整備の一環。99年から繰返し述べてきた通り──当時から述べていたのは僕一人だけど──「一枚岩の国家権力」の横暴と見ると、事の本質を完全に見誤っちゃう。 国家が様々なエージェントの草刈り場になってるの。行政官僚や司法官僚や政治家や私企業のね。「昨今」とは冷戦終焉後。厳密には96年の日米安保共同声明後。(1)対米追従を前提とした、(2)情報管理行政の利権争奪戦が、まず官僚サイドで常態化。そこに政治家や私企業が絡んだ。 例えば入管法改正では、改正案審議前の昨年秋に指紋情報・顔写真データなど生体情報の「認証装置及び自動化ゲート」のソフトウェア開発と実験
別のもので書いたものを転載します。ただこれは時間をかけて書いたものというより、頭の整理をかねて書いてみたものですので、内容に関しては暫定的です。そのことをはじめにお断りしておきます。 ソーシャル・キャピタル研究の現状と方向性 ―「構造的」「認知的」という2分法に注目して― 1.本稿の目的と方法 本稿はソーシャル・キャピタル研究の現状と今後の研究の方向性について考察するものである。とりわけソーシャル・キャピタルの「構造的」「認知的」という2つの側面に基づき、その理論と分析に用いられる実証データについて考察する*1。 2.ソーシャル・キャピタルとその背景 近年、新しい市民社会論の高まりとともに、NPO・NGOに対する注目やボランティアに対する注目が高まっている。この注目の原因として考えられるのは、情報化を背景したグローバル化が起こっている中で新自由主義に代表される立場への賛否であろう。ここで通
ソーシャル・キャピタルの定義は人によって違うし、定義している人がじゃあ道理の通った整理をしているのかというと意外にそうじゃないので、ソーシャル・キャピタルという概念を有効に活用するにはどうしたらいいのかを考察してみよう。 まずP.ブルデューの定義。 Social capital is the aggregate of the actual or potential resources which are linked to possession of a durable network of more or less institutionalized relationships of mutual acquaintance and recognition --- or in other words, to membership in a group --- which provides
共和主義思想史研究*1に携わっていると、どうしても徳倫理学やコミュニタリアニズム(共同体主義)の研究成果を無視するわけにはゆかない。僕が本書を知ったのは、遅まきながら、菊池理夫『日本を甦らせる政治思想――現代コミュニタリアニズム入門――』*2を通じてである。その時点で本書の邦訳はすでに公刊されていたのだが、何しろ本文だけでも500ページ超、全体で700ページ近い大著だけに、直接手にとって読もうという気分になかなかなれなかった。細切れの時間を縫うようにしてはとても読み通せそうになかった。ところが、地域コミュニティの衰退を研究したいという院生M君の研究プランに後押しされて、2008年度秋学期、大学院「経済思想史研究」のテキストとして本書を選び、無事に読み通すことができた。 本書のキーワード「社会関係資本(social capital)」とは、互酬性と信頼性という規範に基づいた人と人とのつながり
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