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2009年7月4日のブックマーク (368件)

  • アイザィア・バーリン『自由論』が論じた消極的自由と積極的自由(1) - Liberal Utopia 持続可能な世界へ

    atman56
    atman56 2009/07/04
    ここでバーリンは、形而上学的な歴史の必然論や一元論、あるいは科学主義的な真理観を拒否し、人間にとって真理とは何であり、そして価値とは何か、自由とは何かを深く洞察している。
  • 今の世の中に物申す - FC2 BLOG パスワード認証

    atman56
    atman56 2009/07/04
    「わたくしはわたくし自身の主人である」。「わたくしはいかなる人の奴隷でもない」。だがわたくしは自然の奴隷ではないのであろうか。あるいはまた、わたくし自身の「制御できない」情念の奴隷ではなかろうか。
  • 「経済成功って何で必要なんだろう?」&「差別と日本人」 - 研究メモ ver.2

    経済成長って何で必要なんだろう? (SYNODOS READINGS) 作者: 芹沢一也,荻上チキ,飯田泰之,岡田靖,赤木智弘,湯浅誠出版社/メーカー: 光文社発売日: 2009/06/25メディア: 新書購入: 41人 クリック: 414回この商品を含むブログ (77件) を見る 「人文社会系の経済認識」と「リフレ派の経済認識」の対話。 一言でいうと、「真剣中年しゃべり場」(もう3年以上も前か)の続きというところか。この「しゃべり場」には飯田氏も参加されているので、ある意味、この副産物とも言えるかもしれない。 「真剣中年しゃべり場」 http://d.hatena.ne.jp/shinichiroinaba/20060208/p1 3章や終章では、リフレ派的見解を超えて、法人税の廃止、累進課税の強化、ベーシックインカムの導入など、飯田氏の理想社会像についても語られている。累進課税の強化は

    「経済成功って何で必要なんだろう?」&「差別と日本人」 - 研究メモ ver.2
  • クリスティナ・ローマー・ローマー:1937年の教訓

    英雑誌『エコノミスト』掲載。 http://www.economist.com/businessfinance/PrinterFriendly.cfm?story_id=13856176 大恐慌からの格的な回復は、第二次世界大戦という「軍需」によるものだという「俗説」がある。ローマーは実際にルーズベルトが大統領となる1933年からの四年間の回復は実は目覚ましいものがあり、年平均GDP成長率は9%以上、失業率も25%から14%に急減した。しかし不幸にもこれが持続しなかったのはなぜか。これがローマーの指摘する「1937年の教訓」の核心部分だが、それはこの37-38年の財政政策と金融政策が引き締めスタンスに移行したことで、経済成長が安定化せず、完全雇用に達することなく、またもや厳しい不況に転じたからである。36年までの第一次世界大戦の復員軍人への恩給が停止、さらに社会保障税の増額などでGDPは

    クリスティナ・ローマー・ローマー:1937年の教訓
  • Economics Lovers Live

    www.youtube.com www.youtube.com 久しぶりの動画配信です。自分で整理するためにも配信してますw www.youtube.com 松崎蔵之助『経済大観』が1902年で日では初めての格的なケネー研究だったと書いた。ついでなのでそれ以前の国際的なケネー研究については、ヒッグス『重農学派』(原書刊行1897年)とその参考文献がいい。重農学派の研究は、重農学派への当時の批判者、アダム・スミス、マルクス、そして経済学史的にはジェボンズ、ロッシャー、オンケンらが名前を思い出すことができるが、ヒッグスのではさらにさまざまな著作が挙げられている。国際的なケネー研究に日がどのように位置にいたのかを知る上でもいい。 また個人的には、住谷悦治を訳したものに手をいれて1957年に訳書をだした住谷一彦先生の訳者あとがきが興味深い。父親の宿題を終わらせただけでなく、他方で人が

    Economics Lovers Live
  • 新入生の皆さんえ。裏経済セミナー2008「不謹慎な経済学ガイダンス」 - Economics Lovers Live

    なんでも『経済セミナー』が元気がないという。いや、当に元気がないかどうかは知らないが、策謀渦巻く(笑)匿名掲示板での噂レベルで見聞した。確かに一時期に比べると印象度が薄れた感はある。私は学生のときな勉強で、そして研究者に加えて物書きを始めた初期には寄稿先として、同誌には非常にお世話になった。そのためそのような風評を見るとかなり残念であり、また同誌のいまの実態を表しているとはまったく思われない。 とはいえ今回の4月号をみると飯田さんや岡田さん中村さん佐藤さん佐々木先生まで加わりまるで知り合いのオンパレードなのだが、いまいちみんなまじめである。著者らの誠実な人柄ゆえであろうが、手堅く行くものだけが揃いすぎている。そこで『経済セミナー』4月号を補うべく(補わなくていいという意見もあるが今日はいまのところこれしかネタがないので 笑)、ネタノミストとして新入生のみんなに裏経済セミナー風のネタをお送

    新入生の皆さんえ。裏経済セミナー2008「不謹慎な経済学ガイダンス」 - Economics Lovers Live
  • 田中秀臣「雇用大崩壊」の感想

    田中秀臣さんの新刊。 個人的には最近のリフレ派の主張で、ココがわからない。(2009-02-04)に書いた疑問への回答があれば嬉しかったのだけれど、残念ながらさっぱりでした。 Amazon のレビューにも書きましたが、このには、潜在的な賛同者にしか通じない書き方をしているという欠点があります。例えば、私が田中さんと意見を異にする埋蔵金の活用については、こう書かれています。 一時期マスコミ等で騒がれた「埋蔵金」ですが、これを財政政策に活用する手もあります。もともとこれは特別会計の剰余金、つまり国民から徴収した税金のうちの残りを積み立てたものです。外国為替資金特別会計や財政投融資特別会計などの中に、総額二〇~二五兆円程度が眠っています。人によっては掘りおこせば八〇兆円はあるのではないかと考えている人もいます。 これはつまり、国民から余計に取ったお金です。金利リスクや為替リスクへの対応といった

  • left over junk

    2008-04-05 optical_frog 2008-04-05 通りすがり 2009-02-11 optical_frog 2009-02-11 @minorimironim 2009-02-11 @minorimironim 2012-06-02 optical_frog 2012-06-02 toohuudoo 2009-02-11 optical_frog 2009-02-11 dh 2012-12-31 optical_frog 2012-12-31 ponchi 2012-12-31 optical_frog

  • left over junk

    2008-04-05 optical_frog 2008-04-05 通りすがり 2009-02-11 optical_frog 2009-02-11 @minorimironim 2009-02-11 @minorimironim 2012-06-02 optical_frog 2012-06-02 toohuudoo 2009-02-11 optical_frog 2009-02-11 dh 2012-12-31 optical_frog 2012-12-31 ponchi 2012-12-31 optical_frog

    atman56
    atman56 2009/07/04
    この問題を市場 vs. 政府の二項対立でとらえると,話が明快になるというより,かえってぼやけてしまいます.
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  • himaginary’s diary

    というBIS論文をMostly Economicsが紹介している。原題は「The impact of artificial intelligence on output and inflation」で、著者はIñaki Aldasoro、Sebastian Doerr、Leonardo Gambacorta、Daniel Rees(いずれもBIS)。 以下はその要旨。 This paper studies the effects of artificial intelligence (AI) on sectoral and aggregate employment, output and inflation in both the short and long run. We construct an index of industry exposure to AI to calibrat

    himaginary’s diary
  • ドイツ人経済ブロガーがいない10の理由 - himaginary’s diary

    というブログ記事をフェリックス・サーモンが上げていた。面白いので全部訳してみる*1。 ロイターに移籍して*2一番わくわくしたことの一つは、とてもブログっぽくかつ当の国際経済金融ウェブサイトを作り上げようとしていることだ。ブログっぽいというところが、僕を熱狂させる点だ。でも国際というところはちょっとした障害になるかもしれない。というのは、金融と経済に関するブロゴスフィアは、海外では米国ほど発展していないからだ。 でもとにかく僕らはフランクフルトではなくロンドンから人材を拾おうとしている。英国の経済ブロガーは米国よりはるかに少ないものの、少なくとも英国人はブログが何かを漠然とでも知っているし、積極的な人もいる。将来英国で活発なブロゴスフィアが形成されるのは考えられないことではない。逆に、ドイツでそうなるとは僕にはとても想像できない。 なぜかって? 10個の理由を挙げよう。 ブロゴスフィアは基

    ドイツ人経済ブロガーがいない10の理由 - himaginary’s diary
    atman56
    atman56 2009/07/04
    普通ならば政府の耳に声が届くことのない市井の人々のブログまで読んでいる。そうした人々の声にも敬意を払うというのは米国ならではであり、かつドイツ的とは言えない点だ。
  • 人間関係をスムースにするための名言10 : らばQ

    人間関係をスムースにするための名言10 世の中いろいろな悩みがあると思いますが、人間関係の悩みはかなり切実でつらいものだと思います。 「生きづらい時代のための名言」を250集めた、大山くまお著『名言力』 (ソフトバンク新書)にも、「人間関係・コミュニケーション」について大きくページが割かれていました。 その中でも、人間関係を円滑にするために具体的に役に立ちそうな名言を10、ピックアップしてみました。どれもすぐに役に立ちそうなものばかりです。 感謝は人間関係がうまくいくコツです。 あなたは自分の夫にに、家族に友人に、 上司に部下に感謝していますか? (ジョセフ・マーフィー) 人付き合いがうまいというのは、人を許せるということだ。 (ロバート・フロスト) 人が私のことを知らないということなどは気にかけず、 私自身が人のことを知らないということを気にかけよ。 (孔子) 朋友の間、悪しきこと、過

    人間関係をスムースにするための名言10 : らばQ
    atman56
    atman56 2009/07/04
    人が私のことを知らないということなどは気にかけず、 私自身が人のことを知らないということを気にかけよ。 (孔子)
  • イアン・ハッキング『何が社会的に構成されるのか』理論編Ⅰ - スウィングしなけりゃ脳がない!

    半年前に読んで記憶から消えかかっていたが、id:boy-smithさんに薦めてみた手前、再読。写真は5月に道志川キャンプ場で行われたNatural High!という野外音楽イベントでのもの。 『記憶を書きかえる―多重人格と心のメカニズム』、『偶然を飼いならす―統計学と第二次科学革命』などの著者でもある、気鋭の科学哲学者による社会構成(構築)主義に関する付かず離れずの冷静な分析。訳はやたら軽妙で読みやすいが、原書を読んだ友人に依ると、原文も皮肉・ユーモアたっぷりの読みやすい文体らしい。タイトルからして "THe Social construction of what?" とくだけている*1。 ハッキングは社会構成主義と科学*2との泥沼の争いをどちらかの立場に立脚して解決しようとしたりはしない。むしろ、それらの争いから冷静に距離をとることで、問題を整理し、そして両者が決して妥結することのないだ

    イアン・ハッキング『何が社会的に構成されるのか』理論編Ⅰ - スウィングしなけりゃ脳がない!
    atman56
    atman56 2009/07/04
    社会構成主義とは何なのか?/「最初に定義をするな、代わりに意図を問え」という戦略をとる。
  • God & Golem, Inc.

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  • ハイデガーにおける論理学と形而上学 - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~

    理性を解明し規定することが正当に且つ必然的に《論理学》と呼ばれるかぎり、西洋的な《形而上学》は《論理学》であるとも言える。存在者たるかぎりの存在者の質は、思惟の視圏のなかで決定されるのである。 ハイデガー「ニーチェ ヨーロッパのニヒリズム」isbn:4582761844.78-9より カテゴリー論と形而上学の関係 ハイデガーの大きな問題点は、科学と技術を安易に同一視しているのと同じように、論理学と形而上学をも一緒くたにしてしまうことだ。この場合、形而上学とはアリストテレス的なカテゴリー論のことであり、トマス・アクィナス経由で西洋哲学が受け継いでる思考法でもある。実際にハイデガーは(若き時分にブレンターノの論文で出会った)トマス・アクィナス的なアリストテレス理解への批判を出発にしているところがある*1。ところで、カテゴリー論とは何か。カテゴリー論とは物事をカテゴリーに分類する議論のことだ。

    ハイデガーにおける論理学と形而上学 - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~
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    2008-04-05 optical_frog 2008-04-05 通りすがり 2009-02-11 optical_frog 2009-02-11 @minorimironim 2009-02-11 @minorimironim 2012-06-02 optical_frog 2012-06-02 toohuudoo 2009-02-11 optical_frog 2009-02-11 dh 2012-12-31 optical_frog 2012-12-31 ponchi 2012-12-31 optical_frog

  • 門脇俊介『現代哲学の戦略―反自然主義のもう一つ別の可能性』 - 日曜社会学 > de√blog

    積んであったものを読む夕。 デューイとハイデガー それぞれの技術論を、両者の存在論まで立ち返って比較した最終論文が面白いです。 かの有名な──というか悪名高い(?)──「危機の存するところ、自ずとまた...」というアレの、たいへん穏当な敷衍としても読める。 問題は、デューイとの対比ポイントになっている「コンテクストの偶然性」なるものの含意で、これにまるごと賛成してよいのかどうか 俄かには判断できません。要再考。 それはそれとして──このに限らず哲学のを読んでいてしばしば──思うのは、「自然主義か反自然主義か」って、そんなに肩肘張って立場を争わねばならんもんなのか、ということですな。 とかいってる人は哲学とは無縁、ということなんでしょうけど。(困りませんが。) 現代哲学の戦略―反自然主義のもう一つの別の可能性 作者: 門脇俊介出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2007/10/18メ

    門脇俊介『現代哲学の戦略―反自然主義のもう一つ別の可能性』 - 日曜社会学 > de√blog
    atman56
    atman56 2009/07/04
    ハイデガーならハバーマスの応答に対して次のように応じるだろう。道具的合理性をどのように拡張し複雑化したとしても、道具的合理性が それ単独で生活世界を規制することは不可能である。
  • ジャンニ・ヴァッティモ, 『近代の終焉』, Gianni Vattimo, Das Ende der Moderne, Philipp Reclam, Stuttgart, 1990, 208S. | CiNii Research

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  • ジャン・グレーシュ「一体なぜ〈なぜ〉なのか─ハイデガーとキリスト教神秘主義─」(杉村靖彦訳)京都大学文学部宗教学研究室紀要 vol. 5(2008)

  • 就実大学・就実短期大学

    就実大学・就実短期大学・就実大学大学院 〒703-8516 岡山県岡山市中区西川原1-6-1 E-mail:soumu@attoshujitsu.ac.jp Copyright (C) Shujitsu University All Rights Reserved.

  • 前期ハイデガーと形而上学 | CiNii Research

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  • こういう馬鹿は一生貧乏絶対金持ちになれない:アルファルファモザイク

    70 名無しさん@3周年 :2008/12/18(木) 18:54:03 ケチは当の金持ちにはなれない。 大金持ちになるには、タイミング良く投資が必要だ。 大きく儲ける時期を見定める必要がある。 ところが、ケチは怖くて、それができない。 金と使わずに貯める以外にできない。 だから大した金も貯まらない。 おまけに金を使わないから、生活も貧しくなる。 それで金が儲かりそうな話を見て無駄金を使い、 振り込み詐欺に引っかかって、大金を失う。 78 名無しさん@3周年 :2008/12/23(火) 18:47:56 節約をすれば、きっと良いことがある。 それで日頃から安物ばかり買ってる。 そう思っていても、何かの拍子に無駄遣いをしてしまう。 結局使うなら、安物を買うこともなかったのに。 それでも懲りずに貧乏臭い格好をしてしまう。 109 名無しさん@3周年 :200

    atman56
    atman56 2009/07/04
    金持ちが金を使う事は『投資』であり,買うものに対して、それだけの対価があるか? と考えて使う。貧乏人は感情のままなので、そこら辺がテキトーでいい加減である
  • アメリカでも出る杭は打たれます。日本以上に

    アメリカに留学してた友人がかえってきたんで呑みに行った。 そいつは留学前は日の悪口ばかり言うようなやつで、日のWEBは残念のように、日が抱えている問題をよく言っていた。 でも留学してしばらくしたら、メッセやメールではアメリカの悪口ばかりになった。 曰く、米国も出る杭たたきまくりらしく、とにかく人がやることにいちゃもんを付けるんだそうだ。 宗教や人種、権利にうるさいアメリカ人だから、日以上かもって言ってた。 そんなアメリカの出る杭を打つ社会で、日とのただ一つ違いを話してくれた。 違うのは金の回りかたが尋常じゃない。ってことらしい アメリカではとにかく金。金になるものはないかを察知する連中が、いつもなにか目を光らせているらしい そして、そういう連中が出る杭の中から、物を見抜き、すかさず支援する仕組みが、国のシステムみたいな物に組み込まれているらしい とにかくビジネスに敏感なんだと

    アメリカでも出る杭は打たれます。日本以上に
    atman56
    atman56 2009/07/04
    出る杭を打つことが、ビジネスとして手段なのがアメリカ/目的化しているのが日本なのかな
  • 4 諸外国における国旗,国歌の取扱い

    大統領令等で国民に対して国旗掲揚日を規定。国及び地方自治体等では年間を通じての国旗掲揚が義務。尊重義務も大統領令で規定。 刑法で冒涜の罪を規定。

    atman56
    atman56 2009/07/04
    「オー・カナダ」 愛国の歌/(日本語訳) おお、カナダ! 我らの故郷、我らの祖国! 汝の子すべての中に流れる 真の愛国心
  • 君が代不起立問題に関して、左翼のみなさまへ残念なお知らせ - 女教師ブログ

    「日の丸君が代がイヤなら教員やめろ」=> 全員ほんとうにやめる => 知事涙目www - 女教師ブログはてなブックマーク - 「日の丸君が代がイヤなら教員やめろ」=> 全員ほんとうにやめる => 知事涙目www - 女教師ブログ 私が炎上を賭して、(意図せずw)示すことができたのは以下の通りです。大変、苦しい状況ですが、現状を直視して下さいますようお願いします。特に「サイレント左翼」のみなさんにはご愁傷様です。 日のマジョリティ(?)のみなさんの君が代不起立に対する考え方 起立しない=進行妨害「起立しない」は消極的抵抗だけになるわけではなく、「その存在自体」が積極的抵抗(=進行妨害)と解されてしまうようです。「士気が下がる」的なあれでしょうか。 起立しない=生徒に思想をおしつける「起立しない」ことで、生徒に左翼思想が伝わることを危惧していらっしゃいます。つまり、「背中で教える教師」ですね

    atman56
    atman56 2009/07/04
    残念ながら、学校は、教師(ら)の思想信条を押しつける場所です。
  • ちょっと知識と勇気があれば誰でも職質は断れます! : Think Gaikotsu, Act Lefebvre. RLL

    「渋さ知らズ」メンバーが大麻所持で逮捕 http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tokyo/090702/tky0907021450007-n1.htm 法的に任意でしかない職質は必ず断れます!!ちょっと知識と勇気があれば誰でもできること。違法、もしくは不必要で迷惑な職務質問を断ろう!!ってことで、今発売中の雑誌「Spectator」の「がんばれ!おまわりさん!」っていうコーナーに出演して、職質撃退法についてしゃべってるんで、みんなチェックしてね!!職質、ダメ、絶対!! 【違法職質】無法ポリスとわたりあえる、ザ・警察対抗法Q&A(千代丸健二 http://d.hatena.ne.jp/tzetze/20090207/1234010040 ●職務質問を断る基的なテクニック 3つの点を明確にすること。 相手 警官=公僕:相手の名前・身分を証明させる 自分 

  • 普通学校へ進学させた親を怨みます。脳性まひの男性 : Birth of Blues

    障害者だってキスさせて 2ちゃんねるからリンク貼られていたので拝見した処、これは強烈に重い。 【社会】 「うれしいです」 セーラー服でにっこり、車いす少女が初登校…奈良・入学拒否問題★4 1 名前:☆ばぐ太☆φ ★[] 投稿日:2009/07/03(金) 23:16:44 ID:???0 ★セーラー服でにっこり 車いす少女が初登校 ・身体障害で車いす生活を送り、町立中学への入学を拒否されていた奈良県下市町の谷口明花たにぐち・めいかさん(12)が3日朝、仮就学を認めた同町の決定を受けて初登校し、小学校時代の同級生らと再会を果たした。 真新しいセーラー服を着た明花さんは自宅前で「うれしいです。英語を勉強したい」とにっこり。 昨夜は気持ちが高ぶってなかなか寝付けなかったという。 午前8時すぎ、母親美保みほさん(45)の車で中学へ。出迎えた教諭らに車いすを押され校舎に入った。体育館での全校集会で紹

    普通学校へ進学させた親を怨みます。脳性まひの男性 : Birth of Blues
    atman56
    atman56 2009/07/04
    「子供の頃から、人前でさらし者にされて辛かった」「休みの日くらい、家族だけで過ごしたかった。」「普通学級になんて行きたくなかった。手の無い俺が、普通学級でどれだけ危険で屈辱的な思いをしたか!」
  • 第14回現代規範理論研究会「シンポジウム:アナリティカル・マルクシズムの可能性」について

    第14回現代規範理論研究会「シンポジウム:アナリティカル・マルクシズムの可能性」について 吉原直毅 一橋大学経済研究所 2006年4月4日 1.      はじめに 第14回現代規範理論研究会「シンポジウム:アナリティカル・マルクシズムの可能性」を2006年3月16日に一橋大学国立東キャンパスマーキュリータワーにて行った。このシンポには、パネラーとして磯谷明徳氏(九州大学大学院経済学研究科)、佐藤良一氏(法政大学経済学部)、及び橋 努氏(北海道大学大学院経済学研究科)の3人をお招きし、新刊間もない『マルクスの使いみち』(稲葉振一郎・松尾匡・吉原直毅)について、論じていただいた。また、著者サイドの稲葉、松尾両氏もディスカッサントとしてお招きした。パネラーをお願いした御三方には、公刊後わずか10日ばかりの間で急遽、著作に目を通してコメントを突貫工事的に準備していただき、当に感謝に絶えない。

    atman56
    atman56 2009/07/04
    例えばローマーは、社会主義の成功は漸進的な制度のイノベーションと人々の間でのsolidarityの文化なり慣習の成長とのダイナミックスに基づくだろうと、最近、述べている。
  • Sen, Amartya[アマルティア・セン]

    Sen, Amartya アマルティア・セン(1933-)Amartya Kumar Sen ★よりくわしいファイル → http://www.arsvi.com/w/sa07.htm アマルティア・セン 1933年インド・ベンガル地方に生まれる。59年ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジで経済学博士号取得。ケンブリッジ、デリー、LSE、オックスフォード、ハーバード各大学教授を経て、98年よりケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ学寮長をつとめる。98年ノーベル経済学賞を受賞。 (Sen[1992=1999]の「著者紹介」より) ◆若松 良樹 20030625 『センの正義論──効用と権利の間で』,勁草書房,285+21p. ※ ◆田島 明子 200406 「紹介:アマルティア・セン『アイデンティティに先行する理性』」 http://www5.ocn.ne.jp/~tjmkk/hon001.

  • 諸行無常

    人口についての主な疑問は、今、人口は何人なのか、人口は増えているのか、減っているのか、将来の人口はどれぐらいになるのか、増えるのか減るのかだろう。合計特殊出生率は、直近のデータだけを利用して三番目の疑問に答えようとするものである。合計特殊出生率に、現世代と次世代の人口比を示唆し、将来の人口がどうなるかの予測に貢献する。 合計特殊出…

    諸行無常
  • 社会人のための『新しいマクロ経済学』解説 その1

    一橋大学の斎藤誠先生が書かれた『新しいマクロ経済学』(有斐閣)は学部レベルのマクロ経済学から上級のマクロ経済学に進むための橋渡しとなる教科書として評価の高いです。 ここで、学部レベルのマクロ経済学というのは、IS-LM分析を軸としたケインズ経済学(静学)と考えて良いでしょう。また、上級のマクロ経済学というのは、ミクロ的な基礎付けを持つマクロ経済学(動学)と考えればいいのです。(ミクロ的な基礎付けとは何かは、そのうち説明します。) ある年齢以上の社会人は、経済学部の卒業生であれば学生時代にIS-LM分析を軸としたケインズ経済学を学んでいます。しかし、新しいマクロ経済学が非常になじみにくい。したがって、最近の経済論戦なども良く分からないという困った立場にあります。 そこで、このを読んで勉強すればいいのですが、読もうとすると厄介な問題が起こります。簡単に言えば、やさしく、丁寧に書かれたこの

  • 社会人のための『新しいマクロ経済学』解説 その2

    「社会人のための『新しいマクロ経済学』解説 その1」の続きです。 以下では、赤字はべき乗を青字は期を表します。 テキストを読み始める前に、今回と次回、テキストにはないミクロ的な基礎のない入門用マクロ動学モデルを考えて見ます。 このモデルは基的には人口成長と技術進歩のないソローモデルです。学生時代にソローモデル習った方であれば、それを思い出してください。ソローモデルを復習したい方は「デービッド ローマー「上級マクロ経済学」(その1)」と「デービッド ローマー「上級マクロ経済学」(その2)」をお読みください。 習った記憶がない方はこのエントリーを読んでから、上のエントリーをお読みになったほうが分かりやすいと思います。 このようなモデルを取り上げるのは、こういう理由からです。まず、これは単純な理解しやすいモデルです。IS-LMモデルを習った方なら、容易に理解できます。このモデルによって、静学で

  • デービッド・ローマー「上級マクロ経済学」(その2) - 備忘録

    上級マクロ経済学 作者: デビッドローマー,David Romer,堀雅博,南条隆,岩成博夫出版社/メーカー: 日評論社発売日: 1998/02メディア: 単行購入: 2人 クリック: 26回この商品を含むブログ (12件) を見る第1章 ソロー成長モデル(続き) 1.4 貯蓄率の変化がもたらす影響 貯蓄率が(恒久的に)上昇すると、sf(k)が上方シフトし、k*の水準も高まる。このため、暫くkは上昇を続けるが、いずれ更新投資で追加的投資を全て使い尽くしてしまうような高水準(k=(New)k*)に達し、上昇を停止する。Y/Lの変化率は、(均斉成長経路の)gからkの上昇等に応じて増加するが、いずれgに回帰する。 貯蓄率の(恒久的な)上昇は、水準効果(水準を恒久的に変える効果)は持つものの、成長効果(成長率を長期的に変える効果)は持たない。ソロー・モデルでは、gのみが成長効果をもたらし、他の

    デービッド・ローマー「上級マクロ経済学」(その2) - 備忘録
  • デービッド・ローマー「上級マクロ経済学」(その1) - 備忘録

    上級マクロ経済学 作者: デビッドローマー,David Romer,堀雅博,南条隆,岩成博夫出版社/メーカー: 日評論社発売日: 1998/02メディア: 単行購入: 2人 クリック: 26回この商品を含むブログ (12件) を見る第1章 ソロー成長モデル 1.2 諸前提 ソロー・モデルの生産関数は、Y(t)=F(K(t), A(t), L(t) )…(1.1) と表現され、関数Fはtに依存しない。A, Lが「AL(t)」として生産関数に組み込まれる場合、技術進歩は労働節約的(ハロッド中立)であると言う。*1 ソロー・モデルの最も重要な最も重要な前提は収穫一定:F(cK, cAL)=cF(K, AL)…(1.2) であり、これは、①「特化による利益」が存在しないくらい国の規模が大きい、②資、労働、知識以外の投入(土地、天然資源等)は相対的で重要ではない、の2つの仮定を結合させたものと

    デービッド・ローマー「上級マクロ経済学」(その1) - 備忘録
  • ソロー成長モデル その1

  • ローマーの経済学

    デビッド・ローマーはカリフォルニア大学バークレー校の経済学教授で、ニュー・ケインジアンとして著名な学者です。彼は、プリンストン大学を総代として卒業後、マサチューセッツ工科大学(MIT)で博士号を取得しました。バークレー赴任以前は、プリンストンで教鞭を執っていたほか、MIT、スタンフォード大学での客員教官の経験もある。また、NBERの准研究員、いくつかの経済学術誌の編集委員も務めている。主要な研究分野は、金融政策、価格硬直性の基礎理論、経済成長に関する実証研究、資産価格変動分析等。やはり経済学者でもある夫人のクリスチーナ・ローマー氏との間に、キャサリン、ポール、マシューの3人の子供があるということを申し添えておきます。 最新情報:第1章 ソロー成長モデルの第4節までアップロード 郡上経済学研究所の新シリーズとして、マンキューの次は、ローマーの「ADVANCED MACROECONOMICS

  • http://homepage1.nifty.com/gujyo-economic-res/romer/romer-a.htm

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    atman56 2009/07/04
    Introduction(序論)ローマーの「上級マクロ経済学」の序論である。
  • ジェレミ・ベンサム - Wikipedia

    ジェレミ・ベンサム(Jeremy Bentham、1748年2月15日 - 1832年6月6日[1])は、イギリスの哲学者・経済学者・法学者。功利主義の創始者として有名である。ジェレミー・ベンサム[2]、ベンタムとも(後述)。功利主義の理念は、19世紀前半、インドにおけるイギリス東インド会社の勢力圏で用いられた行政法体系に相当な影響を与えた[3]。 人物[編集] 法学を専攻するもウィリアム・ブラックストンの講義を聴いて失望し、功利主義の立場から自然法を批判的に論じた。法典化を推奨し、後世の国際法に影響を与えた。これらの分野で使われている codify(法典化する)やinternational(国際的な)などはベンサムによる造語である。また、maximizeやminimizeなどの多数の造語をしており、これらの造語は既存の用語による先入観をできるだけ排除して新たな方法論を記述するための努力の

    ジェレミ・ベンサム - Wikipedia
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    atman56 2009/07/04
    ベンサムは法や社会の改革を多く提案しただけでなく、改革の根底に据えられるべき道徳的原理を考案した。「快楽や幸福をもたらす行為が善である」というベンサムの哲学は功利主義と呼ばれる。
  • 資本主義経済下の不平等の歴史理論のための勉強ノート(1) - shinichiroinaba's blog

    とりとめのない悪文。あくまでも個人的メモであり、内容はいまだきわめて不正確で間違い含みのはず。興味のある方は、典拠の探索は各自でなさり、当方の間違いにだまされないようにご注意されたい。 ジェフリー・ウィリアムソンらの計量経済史的研究に従えば、所得分配の歴史はかなりの程度、標準的な経済学の教えるところと符合する。グローバルな文脈でいえば、世界レベルで価格変動が連動し、真の意味での「グローバル資主義」が成立したのが19世紀のことだとして、それ以降所得の源泉としての生産要素――つまりは労働、資、土地の用益価格たる賃金、利子率、地代の相対比率が世界的に収斂傾向を見せるようになる。つまり要素価格均等化定理がある程度の説明力を持つ。そのような状況下で、それぞれの国・地域におけるそれら要素価格の動向が、所得分配の動向を相当程度支配する。身も蓋もなく言えば、相対的に稀少な生産要素を支配する階級が、所得

    資本主義経済下の不平等の歴史理論のための勉強ノート(1) - shinichiroinaba's blog
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    atman56 2009/07/04
    発達した資本主義経済における不平等・格差の主因として賃金所得の不平等があり、人的投資の収益性において外部性が認められる場合、市場創出型というよりそれ以上の介入、再分配政策の余地があることになる。
  • 経済学者の聖杯 - himaginary’s diary

    バーナンキはかつて「大恐慌の真の原因を追究するのは、マクロ経済学のいわば『聖杯』である」と述べたそうだが、最近またその「聖杯」を巡る議論がかまびすしくなっている。ただし、このところの議論は、現下の状況を反映して、大恐慌の原因というよりは、それへの対応――特にルーズベルトの実施した政策――に焦点が当てられている。 Economist's Viewの6日付けエントリでそれらの議論がまとめられているが、その後に、クルーグマンも議論に参戦した。 彼は、まず8日にブログでこのテーマについて書いたのに続き、10日にはNYTコラムでも取り上げている。さらに、10日のブログではフォローエントリを立てている。 大恐慌への対応とその終息については、大まかに言って ルーズベルトは大恐慌を緩和したのか、それともむしろ悪化させたのか? 大恐慌を最終的に終わらせたのは第二次世界大戦か? という2つの論点があるが、特に

    経済学者の聖杯 - himaginary’s diary
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    atman56 2009/07/04
    ローマーによれば、大恐慌からの回復のほとんどの原因は、金融の拡張にあったという。
  • 梶ピエールのブログ

    www.business-sha.co.jp 著者よりご恵投いただきました。当代きっての教養人であるお二人が高坂正堯、梅棹忠夫、井筒俊彦、宮崎市定、丸谷才一の著作を題材にして「文明」を切り口に世界史を重要に語り合った対談集です。 store.kadokawa.co.jp 著者の安田峰俊さんから頂きました。恐竜という切り口から見えてくる現代中国の社会と歴史、といった趣の、異色のノンフィクションです。 www.nhk-book.co.jp 人文ライターの斎藤哲也さん編集の、哲学史入門三巻シリーズ、ついに完結編です。今回は現代思想の見取り図といった内容ですね。予定通り毎月の刊行となっているのは素晴らしい! 川島真さんを研究主幹とする経団連21世紀政策研究所の研究プロジェクト「習近平政権三期目の目標と課題―強さと脆さ―」の内容が報告書としてまとめられ、同研究所のウェブサイトで公表されました。リンク

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  • 『マルクスの使いみち』の使いみち - 梶ピエールのブログ

    マルクスの使いみち 作者: 稲葉振一郎,松尾匡,吉原直毅出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2006/03/11メディア: 単行購入: 1人 クリック: 40回この商品を含むブログ (50件) を見る なんか、不遜なタイトルですみません。このは既に多くの人があちこちで感想を書いているようだけども、とりあえず自分なりの関心にひきつけて読み、今まで断片的だった知識を整理する意味で「使え」そうだ、という意味をこめてみました。 さて、個人的にはやはり二章の搾取をめぐる議論のところが面白かった。吉原氏自身による解説における以下の箇所が両者の立場についての簡潔な説明になっていると思う。 http://www.ier.hit-u.ac.jp/~yosihara/usagemarx.htm 生産的資産の乏しい個人はそれが豊かな個人に比して交渉力が弱くなる可能性がある、まさに労働者と資家の関係のよう

    『マルクスの使いみち』の使いみち - 梶ピエールのブログ
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    atman56 2009/07/04
    生産的資産の乏しい個人はそれが豊かな個人に比して交渉力が弱くなる可能性がある。平等よりも自由が重要なのだという議論にしても結局、生産的資産の不均等な所有関係という分配の公正性問題に関わらざるを得ない.
  • 浅羽通明『右翼と左翼』評by韓リフ先生 - shinichiroinaba's blog

    当の書の対立軸は、書の著者も属すると思われる「理念」なくしては生きて行けない人たちvs現実で十分お腹一杯生きてける人たち との対立だと思う。この対立軸を全面に出していないために、例えば小泉政権のこーぞー改革の内実=現実の分析さえも、「平等」を犠牲にして「格差社会」を容認した、という紋切り型=「理念」の零落形態を採用するにとどまってしまっている。 http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20061203#p2 きわめて少数の例外をのぞいてほぼ思想系のの常道であるが、書も全くマクロ経済政策なんか歯牙にもかけず、また「格差社会」についても大竹文雄さんの議論などもどこかに吹っ飛び、その意味では浅羽氏の採用している立場はすでに指摘したけれども「理念」なくしては生きてない人&そんな人たちを主要読者層としているので、それになじみやすい?橘木先生や金子勝氏らのセ

    浅羽通明『右翼と左翼』評by韓リフ先生 - shinichiroinaba's blog
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    atman56 2009/07/04
    センやローマーの専門的な業績は、マネタリーな側面をどちらかというと捨象・軽視した実物的、ミクロ的な仕事に集中している
  • 【PDF】It’s Baaack! Japan’s Slump and the Return of the Liquidity Trap by クルーグマン

    It’s Baaack! Japan’s Slump and the Return of the Liquidity Trap∗ † ‡ 1998 2001 8 29 -9 9 Ver.1.0.1 1 2 2 5 2.1 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5 2.2 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 6 2.3 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8 2.4 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11 2.5 q . . . . . . . . . . . . . .

  • http://finalvent.cocolog-nifty.com/fareastblog/2008/07/post_4e7c.html

    atman56
    atman56 2009/07/04
    労働は交換可能になるには商品として疎外されなけばならず、また労働が時間差をもって蓄積されるには商品化からさらに簡便性の高い貨幣化に至るものだ。労働の価値は疎外と市場というコミュの場を経て初めて現れる。
  • ジョン・ローマー - Wikipedia

    ジョン・ローマー(John E. Roemer、1945年2月1日 - )は、アメリカ合衆国の経済学者・政治学者。 彼は現在、政治科学と経済学を担当するイェール大学のエリザベス&ヴァリック・スタウト記念教授の任にある。イェール大学に着任する前はカリフォルニア大学デイヴィス校の経済学部にいた。アカデミズムの世界に入る前には、ローマーは数年間,労働組合のオルガナイザーをつとめていた。 ローマーは、1966年ハーバード大学から首席で数学の学士号を受けた。その後、彼は数学の研究を続けるため,カリフォルニア大学バークレー校の大学院へ進んだが、ベトナム戦争の間、彼が行った政治活動のせいで退学処分となった。最終的には、1974年、バークレー校から経済学の博士号を受けた。 分析的マルクス主義[編集] ローマーは当初から左派の経済思想に強い関心を持っていた。彼は分析的マルクス主義者のひとりであり、ジェラルド

    atman56
    atman56 2009/07/04
    政府機構としての民主主義は個人の経済的見通しが両親の生活水準や教育水準に依存しないことを保証できないし、それ故我々は機会の平等という公正の概念を実現するためには民主主義にだけ頼ることはできないと主張
  • P.E.S.

    論文をちゃんと読んで少しは研究をしてみようと思い立ったので*1、Economics Letters の短い論文(3ページ)をリハビリで読んでみた。 "The Inefficiency of Bitcoin", Andrew Urquhart, Economics Letters, Nov. 2016, Vol.148, pp.80-82. www.sciencedirect.com ビットコインが効率的市場仮説(の弱いバージョン)の意味で効率的かどうかについてテストを行った論文。もう5年以上前の論文なのでテストされている期間は2010年8月から2016年7月までの6年間。この期間についてビットコインの収益率のデータが効率的市場を満たすかどうかについて、収益率が自己相関していないどうかで6つのテストを行っている。その結果は、全期間については自己相関あり、つまりビットコインは非効率的(あくまで

    P.E.S.
  • クリスティーナ・ローマー:大恐慌からの教訓 - P.E.S.

    オバマ政権の大統領経済諮問委員会(CEA)委員長で、元カリフォルニア大学バークレー校の経済学教授であるクリスティーナ・ローマー(この三腕の人)がブルッキングス研究所で3月9日に大恐慌からの教訓について述べたそうです。そのペーパーがオンラインに公表されてましたので、イントロ部分はおいといて*1、教訓部分だけ訳しました。もちろんローマーは経済学者ですが、今はオバマ政権の経済担当のトップの一人ですから、オバマ政権の景気対策についての考えを知る上でも面白いのではないかと。といっても、特に変わったことを言うわけではなく、経済対策としては当たり前の事がのべられているだけではあります。また別に研究論文でもないので、大恐慌からの教訓についても特に新しいことが述べられているわけでもありません。簡単なサーベイ論文みたいなものです。ただ、ニューディール=ケインジアン財政政策といった混同がいまだに結構あるようで

    クリスティーナ・ローマー:大恐慌からの教訓 - P.E.S.
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    atman56 2009/07/04
    1930年代から引き出したいと思う最後の教訓は、おそらくもっとも重要ものである。/大恐慌も最終的には終わったのだ。
  • hitotsu_5_2.indb

  • 「潜在能力アプローチ」と環境問題

    「潜在能力アプローチ」と環境問題 はじめに いま世界をみると、「豊かな国」と「貧しい国」の経済的格差が広がる一方で、「豊かさ」を求める開発が世界的な規模の環境問題を引き起こしている(1)。そこで問われべきは、「豊かさ」と「貧しさ」とは何かである。「豊かな国」は真の意味で「豊か」になっているのか、「開発」によって求めているのは、真の「豊かさ」かが問題となる。生産された商品の価値で計る「豊かさ」が何ゆえに問題で、「豊かさ」は何で計られるべきか、「開発」との関係いかんという基的問題に行きつく。 そこで注目されるのは、社会的選択論から経済倫理学(2)、「飢餓の経済学的研究」(3)などで重要な問題提起を行ってきた、アマルテア・セン(インド出身の経済学者、現ハーヴァード大学教授、前アメリカ経済学会会長)の「潜在能力アプローチ」である。さきの問題に応えるべく、A.センは「潜在能力拡大」として「開発」を

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    atman56 2009/07/04
    「開発」の真の目的は、「人間の潜在能力」の開発であって、その目的に対して、収入や「経済的繁栄」は手段とみなされなければならない。
  • 研究メモ 続・リバタリアン宣言

    前回のエントリ リバタリアン宣言 http://d.hatena.ne.jp/dojin/20070213 に対して、著者の蔵研也氏からメールを頂いた。ありがとうございます。主内容は以下のとおり。 一言、身障者の「自由」について。 この点についてはアイザイア・バーリンの『二つの自由』が 参考になると思われます。 小生は身障者問題についてあまり深く考えたことはありませんでしたが、リバタリアンとしては、そのような「自由」はやはりないと言わざるを得ません。 人道主義的には納得しますが、しかし、世の中には、身障者福祉などしたくないという人もいることは間違いないからです。小生には道徳的にこのような人たちから国家という強制装置を使って、資源を強制的に奪ってまで福祉にあてることが正当だとは思われないのです。 リバタリアンである小生は、福祉に携わる人はそれに応じて社会で尊敬なり、寄付なりをえることで満足す

    研究メモ 続・リバタリアン宣言
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    atman56 2009/07/04
    「自分が制御するものは自分のものである」という原理は、それ以上遡れない信念としてある。それ自体を根拠付けられない原理なのである。(『私的所有論』
  • 研究メモ - リバタリアン宣言

    リバタリアン宣言 (朝日新書) 作者: 蔵研也出版社/メーカー: 朝日新聞社発売日: 2007/02メディア: 新書購入: 3人 クリック: 43回この商品を含むブログ (31件) を見る 最近は、ロールズ正義論の原書をすこーしずつ読んでいる以外は、思想系はこういう飛ばし読みしながら1時間くらいで読めるものしか読んでいない。 こういうはたまにあったらいいけれども(リバタリアン、というか私が読んだ数人のリバタリアンの啓蒙書は、いい意味でもわるい意味でも一貫しているところがあって、いろいろ整理する際には便利だし、なるほどなぁとも思うことがけっこうある。)、あまりありすぎたら困るな、リベラリズム側はある程度反論して牽制して欲しいな、という題に入る前にいっておくと、まずこのは実証的な観点からは突っ込みどころ満載。「NPOは資金をできるだけ目的の実現に効果的に使うインセンティブを持ってい

    atman56
    atman56 2009/07/04
    利他行動がすばらしいのは、あくまでそれが自発的になされたときにかぎるのです。強制なら単に国家の奴隷として他者の命令に従っただけのことです。そこには人間の高尚な精神性など、まったく見出すことができません
  • hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)

    海老原嗣生『少子化 女”性"たちの言葉なき主張』(プレジデント社)をお送りいただきました。 2022年に出生数が70万人台となり、さらにペースが加速している日少子化。 なぜ日は“底なしの少子化”に陥ったのか? 「日における最大の雇用問題は女性」と指摘する著者が、少子化問題を日社会における女性のあり方の変遷から解説。これまで妊娠、出産、育児の負担を押し付けられ、時代の常識に翻弄されてきた女性たちの心の視点から“少子化の原因”をひも解く。 平塚らいてうvs与謝野晶子の「女権×母権」論争から、「働け、産め、育てろ」という三重苦を負わせた女性支援、婚活・妊活ブームの圧力、不妊治療の最前線まで、女性を結婚や出産から遠ざけてきた“正体”に迫る1冊。 いつもの海老原節が全開の女性論ですが、内容は11年前の『女子のキャリア』の延長線上です。ですので、大きな枠組みについては全く同感するところが多い

    hamachanブログ(EU労働法政策雑記帳)
  • 狂童日報

    昨日書いたんですが、今日に分割して加筆しました。 ちなみに、「事業仕分け」についていろいろ批判も当事者を含めて出ているようだけれど、要するに税金を上げればすんでいた話なんだと思う。税金を上げればすむ話なのに、「いやそんなことみんなわかっているよ、でもそんな単純な問題じゃないんだよ」みたいに言う人がやたらに多いのだけど、やっぱり税金を上げれば済んでいたという、これ以上説明する必要のない単純な話でしかないのだと思う。 誤解を恐れずに言えば今の日にある大部分の問題は、消費税を15%以上にしていれば解消できた類のものだと思う。この単純な話を避けて、「利権の構造」をネチネチとほじくるような話は、一見真摯そうに見えるとしても、どこまで行っても芸能ネタの域を出るものではない。 別に民主党は科学技術政策を軽視しているわけではなく、「世界のトップになることをあきらめた」わけでも全くなく、あるいはそういう趣

    狂童日報
  • 研究メモ ver.2

    6月7日から15日にかけて、久々に長めの出張でスウェーデンに滞在し、いくつかの場所を訪れた。 当初、研究報告は後半の学会報告での1度だけの予定だったが、結局、インフォーマルなものとはいえ、スウェーデン財務省とウプサラ大学住宅都市研究所でも30分ほどの短い研究報告を行った。 それ以外にも、久々の比較的長めの滞在ということで、博士課程時代の指導教官や友人や知り合いなどに多く会い、充実した出張だった。自分が博士号を取得したウプサラ大学や後述するメインイベントの学会の他に、博士課程時代の同期や後輩が働くストックホルム大学のSOFI(The Swedish Institute for Social Research)やスウェーデン財務省を訪問することができ、またスウェーデンで働く日人の医師・データサイエンティスト・経済学者の方々とも久々に対面で会い、さまざまな話をすることができた。 以下、研究報告

    研究メモ ver.2
  • 2006-11-01

    昨日のデモについての報道。 障害者自立支援法 見直し求め1万5千人、国会などにデモ(毎日) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061101-00000007-maip-soci 福祉サービスを利用する障害者に、原則1割の自己負担を課した「障害者自立支援法」の見直しを求めた集会が31日、東京都千代田区の日比谷公園周辺で開かれた。障害者とその支援者ら約1万5000人(主催者発表)が参加。原則1割の「応益負担」中止などを求めたアピール文を採択し、国会などへデモ行進を行った。 集会は同公園内の日比谷公会堂など4会場で開催。参加した障害者らは「生きる尊厳を奪う悪法だ」「自立促進ではなく自立を阻害するものだ」などとして、同法の見直しを強く訴えた。 (毎日新聞) - 11月1日9時53分更新 障害者自立支援法の見直しを…集会に1万5千人参加(読売) http://h

    2006-11-01
    atman56
    atman56 2009/07/04
    批判の矛先は、事実と価値/マルクスは資本主義社会の構造や機能をめぐる「事実」を明らかにしたが、「平等、共同体、人間的自己実現といった諸価値」や、それらの「信奉」については積極的に明らかにしなかった。
  • 分析的マルクス主義 - Wikipedia

    分析的マルクス主義(ぶんせきてきマルクスしゅぎ、英: Analytical Marxism)は、マルクス主義の潮流のひとつである。 分析的マルクス主義は、現代の哲学や社会科学の方法を大胆に取り入れ(それには分析哲学や新古典派経済学のツール、現代の洗練された記号論理学やゲーム理論などが含まれる)、マルクス主義の伝統的な方法や概念について拒否したり大胆な見直しを行うこと点に特徴がある。 この潮流は、セプテンバー・グループという、マルクス主義に多少なりとも関心を持つ哲学者や社会科学者の小さな集まりからはじまった。 そして1980年代には、分析的マルクス主義は、英語圏の哲学者や社会科学者の間で優勢な潮流のひとつとなった。 歴史[編集] 分析的マルクス主義は通常、ジェラルド・コーエンの『カールマルクスの歴史理論:その擁護』(1978年))」[1]に始まるとされている。しかし、より広く考えるなら、第二

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    atman56 2009/07/04
    リバタリアニズムは才能の違いや外部資源の違いから生じる不平等を許しているが,しかしそれは世界が「容易に手に入る」」ことを,つまり私的所有権として手に入ることを,前提としているが故に不平等を許すのである
  • ジェラルド・コーエン - Wikipedia

    ジェラルド・アレン・“ジェリー”・コーエン(Gerald Allan "Jerry" Cohen、1941年 - 2009年)は,カナダ出身の哲学者。 経歴[編集] コーエンはオックスフォード大学のオール・ソウルズ・カレッジで,名誉あるチチール社会政治理論教授を務めている。1941年、モントリオールのユダヤ教信者の家に生まれたコーエンは、カナダのマギル大学で教育を受け哲学及び政治学の学士号を、その後オックスフォード大学でアイザイア・バーリンやギルバート・ライルの指導の下、哲学の修士号(BPhil)を得た。 コーエンはユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン(University College London)哲学部で、専任講師(assistant lecturer:1963年から1964年)、講師(lecturer:1964年から1979年)、准教授(reader:1979年から1984年)を

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    atman56 2009/07/04
    マルクスの史的唯物論の「経済決定論」を擁護した。分析的マルクス主義者は、階級や他のどんな存在も、そうした存在を作り出したのは個人の行動の結果であるとして考えるべきであると考える。
  • マルクス主義 - Wikipedia

    マルクス主義(マルクスしゅぎ、ドイツ語: Marxismus)とは、カール・マルクスとフリードリヒ・エンゲルスによって展開された思想をベースとして確立された社会主義思想体系の一つである[1][注釈 1]。マルクス主義者はマルキスト (Marxist) と称される。 マルクス主義は、資を社会の共有財産に変えることによって、労働者が資を増殖するためだけに生きるという、賃労働の悲惨な性質を廃止し、階級のない協同社会を目指すとしている[2]。 エンゲルスは1883年に『空想から科学へ』を出版し、彼やマルクスの思想を社会主義思想、弁証法的唯物論、資主義分析の三つの分野に分けて解説したうえで、唯物史観と剰余価値の発見によって社会主義は科学になったと説明し、自分たちマルクス主義のことを空想的社会主義と対比して科学的社会主義(かがくてきしゃかいしゅぎ)とも呼んだ[3]。 レーニンは1913年に『マル

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  • はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなの告知

    はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました 以下のエントリの通り、今年末を目処にはてなグループを終了予定である旨をお知らせしておりました。 2019年末を目処に、はてなグループの提供を終了する予定です - はてなグループ日記 このたび、正式に終了日を決定いたしましたので、以下の通りご確認ください。 終了日: 2020年1月31日(金) エクスポート希望申請期限:2020年1月31日(金) 終了日以降は、はてなグループの閲覧および投稿は行えません。日記のエクスポートが必要な方は以下の記事にしたがって手続きをしてください。 はてなグループに投稿された日記データのエクスポートについて - はてなグループ日記 ご利用のみなさまにはご迷惑をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。 2020-06-25 追記 はてなグループ日記のエクスポートデータは2020年2月28

    はてなグループの終了日を2020年1月31日(金)に決定しました - はてなの告知
  • 認知・言語神経科学分野 教室紹介

    私たちの知覚、行動、感情、言語、思考、知能、社会性、そして意識はどのようにして実現されているのか。認知神経科学はこのようなとらえどころのない心理現象のメカニズムを脳という物質現象から明らかにする学問です。 どのような深い思考であれ、身を焦がすような感情であれ、脳という物質の中では神経細胞がパチパチ発火しているに過ぎない、これは異論がないところでしょう。ではこのパチパチがいかに我々のこころを成立させているのでしょうか。最も身近でありながら我々の理解を阻んできたこの脳のメカニズムをより深くかつ統合的に理解するために、さまざまな形の学際的研究を進めていく必要があると考えます。様々なバックグラウンドをもった人間を集めてかき混ぜることで予想もしない化学反応が起こることを期待しています。 当研究室の方針としては特定の研究テーマに特化することはせず、ヒトの脳と認知において重要な問題であればできるだけ広い

  • http://hblo.blog.shinobi.jp/Entry/1962/

    atman56
    atman56 2009/07/04
    日本の恵まれぬロジック環境にストレスを覚えている人に、いくらかでも手がかりを与えることができれば、さいわい。
  • http://www.journalarchive.jst.go.jp/japanese/jnltop_ja.php?cdjournal=jpssj1968

  • Donald Davidson (Stanford Encyclopedia of Philosophy)

    First published Wed May 29, 1996; substantive revision Fri Apr 28, 2023 Donald (Herbert) Davidson was one of the most important philosophers of the latter half of the twentieth century whose reception and influence is matched, among American philosophers, perhaps only by that of his teacher, W. V. O. Quine. Davidson’s ideas, presented in a series of essays (and one posthumous monograph) from the 1

  • 東浩紀の渦状言論

  • 阪大を去るにあたって: 社会学の危機と希望 | Theoretical Sociology

    明日から京大に異動になります。阪大には6年間、助/准教授として働きましたが、当に楽しい6年間でした。 最後に日の社会学に対する危惧を一つ述べておきます。日の社会学の特徴は、アカデミズムの軽視だと思います。すなわち、学会報告や学会誌を軽視しているということです。学会発表もせず、学会誌に論文を投稿もせず、それでも社会学者づらしてを出版したり、さまざまなメディアで発言することができるのが、日社会学の実情です。このようなことが起きるのは、学会報告や学会誌が、新人の登竜門として位置づけられており、その評価が低いからだと思われます。エライ先生はしか書きません。エライので査読を受ける必要もありません。こっそり紀要などに考えを公開することはありますが、人から評価されるのは恐ろしいので、学会誌には絶対投稿しません。出版社もが売れさえすればいいので、研究の水準や主張の真偽は気にしません。エライ先

    阪大を去るにあたって: 社会学の危機と希望 | Theoretical Sociology
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    atman56 2009/07/04
    社会学の危機と希望
  • 東浩紀2ちゃんねる降臨まとめ - 萌え理論ブログ

    概要 【真理の探求】東浩紀スレッド100【祝降臨】 東浩紀の渦状言論: 2ちゃんに「降臨」しました 東浩紀スレッドの100スレ達成を記念して、なんと特別に東浩紀氏人が、2ちゃんねるに降臨しました。そのスレのまとめです。まずスレに降臨して頂き、コメントを頂き、そしてこの転載を了承して頂いた、東浩紀さんには深く感謝致します。 追記:ログが膨大で重く、環境によってブラウザが固まるという報告があり、対策として以下のように記事を分割しました。 東浩紀2ちゃんねる降臨まとめ - 萌え理論Blog(この記事) 東浩紀2ちゃんねる降臨まとめ2 - 萌え理論Blog 東浩紀2ちゃんねる降臨まとめ3 - 萌え理論Blog 東浩紀2ちゃんねる降臨まとめ4 - 萌え理論Blog 東浩紀2ちゃんねる降臨まとめ(全体) - 萌え理論Blog 注*1 1〜500 321 名前:東浩紀 ◆zdy8MT3NA6 [sa

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  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    台北市立動物園と迪化街めぐり 子連れ台湾#5 年越し台湾旅行5日目、レジャーや友人との事を楽しむ日です。前日の様子はこちら www.oukakreuz.com 台北市立動物園へ パンダ館 パンダが見られるレストラン 迪化街へ 林茂森茶行でお茶を購入 小花園で刺繍グッズを購入 黒武士特色老火鍋で夕 台北市立動物園へ 松…

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  • 読書記録の続き

    マイケル・テーラー著、松原望訳『協力の可能性―協力,国家,アナーキー』

  • 安藤馨「アーキテクチュアと自由」 - 読書記録の続き

    atman56
    atman56 2009/07/04
    他者を義務づけるような「防衛線」を伴ってこそ、自由は初めて権利として認められることになる。スタイナーは権利の境界を物理的に考えるから、あらゆる権利は必然的に一種の財産権ということになる。
  • 安藤馨「アーキテクチュアと自由」 - 食日記(と読書記録の続き)

    atman56
    atman56 2009/07/04
    アーキテクチュア的統治が近代的個人を無用ならしめることで個人を「人格」の圧政から解放するだろうとして、この新しい統治技法を称揚したわけだが、この点に関する私の見解は全く変わっていない。
  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    オーベルジーヌ実レポ べ物の鼻塩塩(未だに通じるのかな) オーベルジーヌというカレーをご存知だろうか 都内にあるデリバリー専門のカレー屋で、 ロケ弁などで大人気の格欧風カレーが楽しめるらしい いいな〜 いいな〜オブザイヤー 都内の奴らはこんな良いモンってんのか 許せねえよ………

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    うまくいかない日に仕込むラペ 「あぁ、今日のわたしダメダメだ…」 そういう日は何かで取り返したくなる。長々と夜更かししてを読んだり、刺繍をしたり…日中の自分のミスを取り戻すが如く、意味のあることをしたくなるのです。 うまくいかなかった日のわたしの最近のリベンジ方法。美味しいラペを…

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  • 自由主義と非人格的権力 - on the ground

    2005/12/12(月) 17:57:57 http://awarm.blog4.fc2.com/blog-entry-178.html シェルドン・S.ウォーリンによれば、自由主義者達は、その思想の帰結として、非人格的権力の支配を承認する。自由主義が個人を擁護してきたのは、何らかの人格的権力からであって、非人格的・匿名的な社会集団による統制は否定されない。なぜなら、その集団の代表は、自分達の代表であって、その行為は自分達の行為に等しいからである。個々の意思と集団の意思とが符合するとされれば、集団の非人格的な権力行使は、正当化される。 ハンス・ケルゼンは、非人格的権力の肯定を、自由主義ではなくデモクラシーから導き出している。彼によれば、自由概念が転化することで、民主主義が自由主義的理想から解放された結果として、国家権力が肥大化する。ケルゼンの自由主義の捉え方は、ウォーリンのそれとは差異が

    自由主義と非人格的権力 - on the ground
    atman56
    atman56 2009/07/04
    自由主義者達は、その思想の帰結として、非人格的権力の支配を承認する。自由主義が個人を擁護してきたのは、何らかの人格的権力からであって、非人格的・匿名的な社会集団による統制は否定されない。
  • 自由から自己性へ - on the ground

    2005/10/29(土) 14:56:30 http://awarm.blog4.fc2.com/blog-entry-157.html 仕事も私生活も経済的にも愛情的にも、一般的に見てどんなに満たされているはずであっても、どこかで満たされない思いが残る、ということはとても普遍的に経験されることだと思う。そうした思いを持つかどうかは、その人の先天的な気質などから生じるものでは決してなくて、偶発の産物であるとも思う。つまり、「気づく」か「気づかない」か、もっと言えば、「それ」が「落ちてくる」か「落ちてこない」かの違いでしかない、ということだ。そして、気づいた人々のなかにも、その思いを抱いたままどうにか生きていく人と、どうしてもその思いを解消しようと考えてしまう人とがいるように思う。この辺りのイメージは、カミュの『ペスト』を読んで頂ければ共有できるだろうか。 ただ、大人であれば顕在/潜在に関

    自由から自己性へ - on the ground
    atman56
    atman56 2009/07/04
    自己性とは、強迫へも自由へも行ける可能性の余地である。「強迫から自由へ」ではなく、「自由から自己性へ」。
  • on the ground

    このブログは引っ越しました。今後、更新は新ブログのみになります。 過去記事の一部を新ブログにコピーしましたが、このブログは今後も残します。 また、政治と理論研究会のブログを削除し、新ブログに統合しました。今後は研究会告知等も新ブログで行っていく予定です。 勝手ながら、引っ越し先で引き続きお読み頂ければ幸いです。 八代尚宏『新自由主義の復権――日経済はなぜ停滞しているのか』(中公新書、2011年)は、経済財政諮問会議などで活躍した著名な経済学者による政治的パンフレットである。その主たる眼目は、「官から民へ」「民間にできることは民間に」をスローガンとした小泉政権期の一連の改革を擁護し、同じ路線を継承した更なる改革を訴えることにある。 著者によれば、近年しばしば「市場原理主義」と同一視され、小泉改革を貫いたイデオロギーとされる「新自由主義(neo-liberalism)」は、必ずしも市場を万能

    on the ground
  • 倫理学には入門する価値があるか - on the ground

    動物からの倫理学入門 作者: 伊勢田哲治出版社/メーカー: 名古屋大学出版会発売日: 2008/11/20メディア: 単行購入: 16人 クリック: 209回この商品を含むブログ (54件) を見る 科学哲学の啓蒙書や論理的思考の指南書などで好評を得ている著者が*1、「なぜ動物は殺してよいのか」「動物に人間と同じ権利が認められないのはなぜか」などの問いを含む動物解放論を中心とした応用倫理学的問題系について語りながら、倫理学そのもの(メタ倫理学・規範倫理学)の展開と分布を説いていく入門書。扱われている範囲は広大であるが、文章は平易であり、文献案内も充実している。 すなわち良書である。が、つまらない。倫理学への導入を助ける一冊として、一般的には迷い無く推薦できる水準と言えようが、私にとっては心底退屈なだった。序盤から既に辛く、中途半端な知識を補完するために頑張って通読しようと志していたのだ

    倫理学には入門する価値があるか - on the ground
    atman56
    atman56 2009/07/04
    分析哲学的思考の多くはコミットしようとするのは論理のパズルであり、生き死にそのものではない。いかにして自らの手を汚さずして生きることができる(と信じることができる)か、という課題への従事以上ではない
  • 47 And to the painted banquet bids my heart; : ページからページへ

    47 And to the painted banquet bids my heart; カテゴリ: 勉強記録 日分。 ・Michel Friedman, "The Aufbau and the rejection of metaphysics" in The Cambridge Companion to Carnap, Michael Friedman and Richard Creath (eds.), Cambridge University Press, 2007 日は1節まで。形而上学批判をするとき、カルナップといえば形而上学的言明は検証原理によって真偽が問えないから無意味である、とこういう調子が有名だろう。しかしFriedmanによればAufbauの時点ではこうした批判の仕方をしていないらしい。それでも形而上学に批判的だった態度は一貫してるそうだ。Aufbauでカルナップが

  • ソーシャル・キャピタルという考え方 - 論駄な日々

  • 社会心理学 - 早稲田政経ノート - Seesaa Wiki(ウィキ)

    [ 学問・文系 ] 早稲田政経ノート 早稲田政経3年に在学中のsmall★waterです。大学や普段読んでるから学んだことをちょこちょこっと書きます。 編集 履歴 添付 設定 新規ページ作成 メニュー カテゴリー 最近更新したページ 2005-07-19 FrontPage 社会心理学 2005-07-18 日経済論レポート 産業組織論 MenuBar1 MenuBar2 社会心理学 社会的アイデンティティとは ある集団に属することによって獲得される自己概念の一部でまた、感情を伴うもの。 自分が所属する集団に対する評価と自己に対する評価が結合すること。 人は、内集団の外集団に対する優位性を比較して確認することで、自分にとって望ましい社会的アイデンティティを達成・維持し、自己評価を高めている。 内集団びいき(認知・評価における) 自分の集団を外の集団より良く見る傾向。 内集団(自分の所属

  • ソーシャル・キャピタル - Wikipedia

    出典は列挙するだけでなく、脚注などを用いてどの記述の情報源であるかを明記してください。記事の信頼性向上にご協力をお願いいたします。(2014年7月) ソーシャル・キャピタル(英語: social capital)、社会関係資(しゃかいかんけいしほん)とは、社会学、政治学、経済学、経営学などにおいて用いられる概念。人々の協調行動が活発化することにより社会の効率性を高めることができるという考え方のもとで、社会の信頼関係、規範、ネットワークといった社会組織の重要性を説く概念である。人間関係資(にんげんかんけいしほん)、社交資(しゃこうしほん)、市民社会資(しみんしゃかいしほん)とも訳される。また、直訳すると社会資となるが、概念としては区別される(以下参照)。 基的な定義としては、人々が持つ信頼関係や人間関係(社会的ネットワーク)のこと、と言って良い。上下関係の厳しい垂直的人間関係でな

  • [科学に佇む心と身体] - FC2 BLOG パスワード認証

    管理人からのメッセージ 某A社との契約を切られた関係で、大幅な更改を行わねば公開できない状態に陥った ため閉止しました。 ご連絡は http://sciencebook.blog110.fc2.com/ もしくは https://twitter.com/endBooks/

  • http://japan.internet.com/public/report/20040121/1.html

  • 公共圏と親密圏(その2) - 社会学者の研究メモ

    前回の著作で私が出した仮説は、こうだった。 親密な関係(ランダムではなく特定の人物との関係を積み重ねていくタイプの関係)には、メンタルな満足を効率的に産出するという合理性がある。だから市場や政府による配分原理が適用される公的世界とは別に親密な関係の領域は残っているし、これからも政府や市場に回収されずに残るだろう。 たとえば悩みを共有したりすることから得られるメンタルサポートは、人の幸福度に強く影響することがわかっている。そして、こういったサポート関係は市場や政府から供給される匿名的(交換可能)なサービスから効率的に提供されない。一般に匿名的関係からは効率的に提供されないサービスのことを親密財と呼ぶとすると、公的配分原理は親密財の供給に失敗する。(市場が供給に失敗するのが公共財で、これは政府が供給する。市場も政府も供給できないものが親密財。) ...ただまあ、仮説なんですけどね。しかしゼリザ

    公共圏と親密圏(その2) - 社会学者の研究メモ
  • MIYADAI.com Blog - 国家を草刈り場とする各エージェントの権益争奪戦について(ある対談)

    宮台◇ この問題[共謀罪や入管法改正]については二枚腰、三枚腰だな。どの“腰”から話すかで賛成にも反対にもなっちゃう。一枚目の“腰”から言えば、共謀罪と入管法改正は、盗聴法や周辺事態法で悪名高い1999年145回通常国会以降の、情報管理行政に関わる法整備の一環。99年から繰返し述べてきた通り──当時から述べていたのは僕一人だけど──「一枚岩の国家権力」の横暴と見ると、事の質を完全に見誤っちゃう。 国家が様々なエージェントの草刈り場になってるの。行政官僚や司法官僚や政治家や私企業のね。「昨今」とは冷戦終焉後。厳密には96年の日米安保共同声明後。(1)対米追従を前提とした、(2)情報管理行政の利権争奪戦が、まず官僚サイドで常態化。そこに政治家や私企業が絡んだ。 例えば入管法改正では、改正案審議前の昨年秋に指紋情報・顔写真データなど生体情報の「認証装置及び自動化ゲート」のソフトウェア開発と実験

  • ソーシャル・キャピタル研究の現状と方向性 - T’z box:ネット広告アナリストの思考整理帳

    別のもので書いたものを転載します。ただこれは時間をかけて書いたものというより、頭の整理をかねて書いてみたものですので、内容に関しては暫定的です。そのことをはじめにお断りしておきます。 ソーシャル・キャピタル研究の現状と方向性 ―「構造的」「認知的」という2分法に注目して― 1.稿の目的と方法 稿はソーシャル・キャピタル研究の現状と今後の研究の方向性について考察するものである。とりわけソーシャル・キャピタルの「構造的」「認知的」という2つの側面に基づき、その理論と分析に用いられる実証データについて考察する*1。 2.ソーシャル・キャピタルとその背景 近年、新しい市民社会論の高まりとともに、NPO・NGOに対する注目やボランティアに対する注目が高まっている。この注目の原因として考えられるのは、情報化を背景したグローバル化が起こっている中で新自由主義に代表される立場への賛否であろう。ここで通

    ソーシャル・キャピタル研究の現状と方向性 - T’z box:ネット広告アナリストの思考整理帳
  • http://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/ir/college/bulletin/16-1sato.pdf

  • ウェブリブログ:サービスは終了しました。

    「ウェブリブログ」は 2023年1月31日 をもちましてサービス提供を終了いたしました。 2004年3月のサービス開始より19年近くもの間、沢山の皆さまにご愛用いただきましたことを心よりお礼申し上げます。今後とも、BIGLOBEをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ※引っ越し先ブログへのリダイレクトサービスは2024年1月31日で終了いたしました。 BIGLOBEのサービス一覧

    ウェブリブログ:サービスは終了しました。
  • http://japan.internet.com/public/report/20030304/1.html

  • MIYADAI.com Blog - 全体性の消失─IT化に最も脆弱な日本社会─【前半】

    目次 【ネット社会の摩擦係数の低さの両義性】 【ネット社会化が無効にする大ボス論】 【国家を草刈り場とする権益争奪1:共謀罪】 【国家を草刈り場とする権益争奪2:入管法】 【官僚の質低下がもたらす全体性危機】 【全体性の空洞化と統合シンボル問題】 【ノーマライゼーションの地獄】 【グッドフィール・ステイトと正統性の危機】 【グッドフィール・ステイトと民主政の危機】 【デモクラティックになること自体の両義性】 【ソーシャル・デザインに必要な概念セット】 【日はIT化の副作用に一番脆弱な社会だ】 【〈生活世界〉再構築とポストモダン的正統性】 【「市民的視座の固着」から「視座の輻輳」へ】 【「真理の言葉」から「機能の言葉」へ】 【「機能の言葉」の集塊と全体性の参照】 【多様性フォビアに処するエリーティズム】 【プラットフォームとしての祭りの可能性】 【当事者性を括弧に入れた「包摂と連携」】 【

  • こういう人間とはかかわるなリスト

    1、 母子家庭または父子家庭で育ってきたと公言するやつ 2、 ギャンブル狂い、風俗狂い、買い物狂い、宗教狂い、消費者金融に手を出しているやつ 3、 人以外には関係のない愚痴をこぼすやつ(笑いをとる目的でしゃべっているのなら可) 3、 人前で尋常ではないほどタバコ、酒をのむやつ 4、 貯金が全くないやつ(低収入でも少しは貯金ができるからね) 5、 軽犯罪自慢するやつ(前科はもちろん不可) 6、 話を振られてもまず[否定・自慢]から話に入るやつ。(うんちくをたれるのはギリギリ可) 7、 動物、子供にやさしくできないやつ 8、 形だけでも年寄りに敬意を表せないやつ(公な場での話ね) 9、 極度のデブまたは極度のガリ 10、 不幸自慢してくるやつ やっぱり人間一人で生きていくのが一番かなと思ってしまった。

    こういう人間とはかかわるなリスト
  • フリーとは思えないほど超絶クオリティの2on2対戦格闘ゲーム「ヴァンガードプリンセス」

    3年半の制作期間を費やし、2D格闘ツクール2ndによって作られた2on2対戦格闘ゲームがこの「ヴァンガードプリンセス」というPC用格闘ゲームで、14人の女性キャラが華やかなバトルを繰り広げる内容となっています。システムとしては、10人の中からプレイヤーを一人選択し、その後、4人の中からサポートキャラクターを一人選択して2対2で対戦するというもので、必殺技やサポートキャラとの波状攻撃を仕掛けて、相手の体力をゼロにすれば勝ちという割とオーソドックスなスタイル。ゲームモードは「イージーモード」「ノーマルモード」「ハードモード」の3つで、イージーとノーマルは全7試合、ハードは全11試合だそうです。 が、何よりもすさまじいのはその完成度。とてもフリーとは思えないレベルに到達しており、ここ最近では久々にすごいと思えるゲームに仕上がっています。 実際のスクリーンショットやムービーなどなどは以下から。

    フリーとは思えないほど超絶クオリティの2on2対戦格闘ゲーム「ヴァンガードプリンセス」
    atman56
    atman56 2009/07/04
  • 情動 - Wikipedia

    情動(じょうどう、emotion[1])とは、 (心理学用語)怒り、恐れ、喜び、悲しみなど、比較的急速に引き起こされた一時的で急激な感情の動きのこと[1]。 比較的短期の感情の動き[要出典]。 概説[編集] 「個体・個人を動機づけるものとしての英語affectの訳語としての「情動」は様々な議論を呼んでいる[要出典]」。英語affectの訳語として選択された「情動」は、元来の日語の用法とは異なっている。[要出典] 専門用語としては学問ごとに意味が異なる場合がある。 主に「興奮」が中心的であるが、「不安」「快不快」も情動として扱える。一般的な「怒り」「喜び」「悲しみ」を情動とするか、感情とするかは、心理学、脳科学、医学、認知科学、それぞれの立場により異なる。 人間の感情はきわめて複雑であり、簡単に区別・分類できるものではない。ただし、「基的には欲や性欲など能的な欲求にかかわる感情と、人

  • 進化心理学・人間行動生態学 進化研究と社会 用語集

    シンポジウム、講演会、学会、催事情報 [ イベント開催予定リストの一覧 ] セミナー情報などの広報告知は 掲示板 にどうぞ Try Japanese-English translations page _ 無料で日英/英日翻訳

  • 自由/自由主義・リベラリズム|Liberalism

    ■人 ◆Dworkin, Ronald ◆Rawls, John ◆Mill, John Stewart ◆稲葉 振一郎 ◆井上 達夫 ■論文・文献紹介ファイル ◇Fleurbaey, Mark 1995 “Equal Opportunity or Equal Social Outcome?” Economics and Philosophy 11,pp. 25-55.(後半の一部)作成:堀田義太郎 ◇Tremain, Shelley 1996 “Dworkin on Disablement and Resources.” Canadian Journal of Law and Jurisprudence Vol.Ⅸ, No. 2 (July 1996) *作成:堀田義太郎 ◇Williams, Andrew 1998 “Incentives, Inequality, and Public

  • 自由主義 - Wikipedia

    など[5][6][7][8][9][10][11]。 概要[編集] 自由主義は、西洋の哲学者や経済学者の間で人気が高まった啓蒙時代に明確な運動となった。自由主義は、遺伝的特権、国教、絶対君主制、王権神授説、そして伝統的な保守主義の規範を議会制民主主義と法の支配に置き換えることを目指していた。自由主義者はまた、重商主義的政策、王室独占およびその他の貿易障壁を撤廃し、自由市場を促進させた[12]。哲学者ジョン・ロックはしばしば自由主義を確かな流派として創設したと信じられており、各人は生命、自由および財産に対する自然の権利を有し、政府は社会契約に基づいてこれらの権利を侵害してはならないと付け加えた[13]。イギリスの自由主義の伝統は民主主義の拡大を強調してきたが、フランスの自由主義は権威主義の拒否を強調しており、建国と結びついている[14]。 1688年の名誉革命[15]、1776年のアメリカ

    自由主義 - Wikipedia
  • 2007-10-12

    山下和也先生のエントリ「オートポイエーシスの自己言及」 を巡る DQNアトラクター噺の続き。その2。 目次 前エントリ:http://d.hatena.ne.jp/contractio/20071002 端緒 2007年10月02日 10:04 質問1 2007年10月02日 22:46 回答1 2007年10月03日 11:31 質問2 2007年10月04日 20:23 / 質問2 2007年10月04日 20:23 / 質問2-2 2007年10月04日 20:35 回答2 2007年10月05日 22:04 / 回答2-2 2007年10月05日 22:40 ここ↓から当エントリ: 質問3-1 / 質問3-2 / 質問3-3 2007年10月12日 02:10 山下3-1 2007/10/16 01:32 酒井4-1 2007/10/16 07:32 山下3-2 2007/10/1

    2007-10-12
  • ルーマン・フォーラム過去ログ撰:ルーマンの進化観を巡って[1/3]

    Date:Wed, 12 Apr 2000 18:46:44 +0900 From: 酒井泰斗 Subject:[luhmann:00960] 転送 : Niklas Luhmann のシステム論的進化観について 酒井です。 このフォーラムでも何度か話題にでました、evolve-ml の主催者、三中信宏@農環研・計測情報科・調査計画研究室#さんから、次のようなメールをいただきました。 これ、最初に私のほうへDMでいただいたのですが、私一人で答えるにはちと荷が勝ちすぎているので、 なにしろ私は、言及されている Die Gesellschaft der Gesellschaft (1997) も、 Die Wissenschaft der Gesellschaft (1990) も 読んでないし(;_;)。

  • ルーマンはやはり(ずっと)ルーマンだった - 呂律 / a mode distinction

    ということが確認された何度目かの読了。昼。 おうちにあるを読むよシリーズ。 福祉国家における政治理論 作者: ニクラス・ルーマン出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2007/07/20メディア: 単行購入: 2人 クリック: 1回この商品を含むブログ (35件) を見るやれやれ。いろいろ確認しないといけないよ。 ■読後の「印象」に基づくとりあえずのメモをお仕事のかたわらに。(暫定見解につきツッコミ無用) このには「社会学的啓蒙」という語は(たぶん)一度も出てこないけど、でもやはりそのプロジェクトに指向したテクストなのであった。初期のころの話と──少なくとも表面上──異なるのは、議論が「反省理論」という土俵のうえで行なわれていること。 この点が「違う」と言えるのかどうかも、それ自体ちゃんと検討してみないといけないけど。(とりあえず初期のころには、「反省理論」という語を、限定された明

    ルーマンはやはり(ずっと)ルーマンだった - 呂律 / a mode distinction
  • 日本政治学会(2002)『20世紀ドイツの政治理論』- 2006-08-28 - 日曜社会学

    『年報』の新しい号が出たらしいですが。もう買えますか? 関東社会学会 事務センター 〒169-0075 東京都新宿区高田馬場4-4-19 (株)国際文献印刷社内 TEL:03-5389-6416 FAX:03-3368-2822 E-mail:kss-post@bunken.co.jp http://wwwsoc.nii.ac.jp/kss/annual_report/subscription_info.html ところで“Askビデオさん、動画デジカメ欲しい!”(引用)。 関係ないけど。 via http://blog.livedoor.jp/landingzonebravo/archives/50770896.html進化学会 http://shinka.lab.nig.ac.jp/ 日時:8月30日 (水) 19:30〜21:30 場所:センター棟5階(501号室) 企画者:○

    日本政治学会(2002)『20世紀ドイツの政治理論』- 2006-08-28 - 日曜社会学
  • 三上剛史「信頼論の構造と変容 : ジンメル、ギデンズ、ルーマン : リスクと信頼と監視」 - CiNii

    JaLC IRDB Crossref DataCite NDL NDL-Digital RUDA JDCat NINJAL CiNii Articles CiNii Books CiNii Dissertations DBpedia Nikkei BP KAKEN Integbio MDR PubMed LSDB Archive 極地研ADS 極地研学術DB 公共データカタログ ムーンショット型研究開発事業

  • これがルーマンとデリダ(とベンハビブ)の邂逅の瞬間だ! - たけみたの脱社会学日記

    だいぶ前に、ルーマンとデリダ(とベンハビブ)の邂逅の様子のレポートを訳しました。 http://d.hatena.ne.jp/takemita/20060524/p2 http://d.hatena.ne.jp/takemita/20060525/p1 で、今回、その文章に添えられていた写真をスキャンしたわけです。それがこれだ! うーん、白黒なのが惜しいなあ。

    これがルーマンとデリダ(とベンハビブ)の邂逅の瞬間だ! - たけみたの脱社会学日記
  • ○○という面があることは否定しないが、むしろ××というべきだろう - たけみたの脱社会学日記

    こういう文が出てくると、それ以上読む気をなくすよねー どちらも面なんだってことに気づいているのかなー どちらの面についても、それぞれを重要視する枠組みというのがありえて、結局は特定の枠組みを自分は採用しているということを、暗に言っているだけなんだよねー 必要なのは、なぜその枠組みが重要かって議論なんだけど、それが明示的に論じられることって少ないよねー こういう、概念とか言葉によって対象を〈具体的に〉包括できると思っている人、たぶん人は自覚していないのだろうけど、とりあえずパーソンズの「経験論」批判を復習してください。 そういう意味での経験論をとらない(分析論でいく)点で(そして、とりあえずその点にかぎり)、ルーマンの機能主義はパーソンズのつくった流れの中にある。 ところがルーマンのシステム概念はそうではない。パーソンズの分析論の最も重大な適用対象が、パーソンズのシステム理論(=理論体系)

    ○○という面があることは否定しないが、むしろ××というべきだろう - たけみたの脱社会学日記
  • シュルテ『ルーマン理論──なにが問題なのか』 - 20070308 - 日曜社会学>出不ろぐ de√Blog

    とどいた。 帰宅時間をつかって第1部を読了。あと2部と3部をぱらぱら。 ルーマン・システム理論 何が問題なのか―システム理性批判 作者: ギュンターシュルテ,G¨unter Schulte,青山治城出版社/メーカー: 新泉社発売日: 2007/03メディア: 単行 クリック: 2回この商品を含むブログ (8件) を見る 序言 第1部 盲目飛行 第1章 実在性テスト 第2章 マリオットの実験 第3章 脳の働き 第4章 認識論的オディッセイ 第5章 悪魔的コミュニケーション 第2部 世界の毀損 第6章 生まれ変わりのサイバネティクス 第7章 毀損の論理 第8章 神の証明 第9章 パラドクスの論理 第10章 エピメニデス 第3章 悪しき視線 第11章 大王ねずみ 第12章 沐浴するバテシバ 第13章 オイディプス 第14章 ゴルゴン 第15章 悪魔(Teufel) 第1部は盲点という どうでも

    シュルテ『ルーマン理論──なにが問題なのか』 - 20070308 - 日曜社会学>出不ろぐ de√Blog
  • 馬場靖雄(2003):書評・福井康太著『法理論のルーマン」[pdf]

    264 書 評 福 井 康 太 著 『法 理 論 の ル ーマ ン」 (勁草書房・2002年) 馬 場 靖 雄 一冊 で もルー マ ンの著書 を繙 いた こ とのあ る者 な らお そ ら く誰 もが感 じて い るこ とだ と思 うが、 この大家 の手 にな る 「社 会 システム論」 はあ る種 の過 剰 な い し不可解 さを孕 んで いる-偉 大 な理論 の大半 と同様 に、 であ る。 しか し不 可 解 さが偉 大 な理論 の証 だ とは限 らな いのは言 うまで もない。 ラカ ンの あの難 解 きわ まる文言 は多 くの信奉 者 と同時 に、例 えばワ ツラウ ィックが述 べて いる ように、 この理論 は内容 のな い、 レ トリックだ けの詐欺 なので は との疑 念 を も 産 んで きた。 そ こか らラカ ンの理論 を万人 が使 用 で きるよ う明快 に図式

  • ダブル・コンティンジェンシー再訪(未遂 - 2009-06-24 - 呂律 / a mode distinction

    敬して遠ざけていた*ルーマンシステム論の中核概念「ダブル・コンティンジェンシー」**について、この機会に少し考えてみようかしら、などと一瞬思いかけ、ここはひとつ まずは馬場さんの三田逐語講義を参考にさせていただこうかと思ったら...。 なんと、2章「意味」がおわったあと、3章「ダブル・コンティンジェンシー」を飛ばして4章、5章に進んじゃったのね..... http://d.hatena.ne.jp/hidex7777/archive?word=*[SoSy] 絶望したのでやはり敬して遠ざけておくだけにします。 * ルーマンが「偶然性Kontingenz」について議論するときに、「ダブル」なそれを特別扱いするのは、 ルーマンが、社会関係-において/にとって- 二者関係が基底的なものだと想定しており、したがって、 その議論が「二者構成」で出来ている からだろう。 解説者もしばしばこれを「当然の

    ダブル・コンティンジェンシー再訪(未遂 - 2009-06-24 - 呂律 / a mode distinction
  • MACKIE, JOHN L.

    マッキー (まっきー Mackie, John L.) The ordinary user of moral language means to say something about whatever it is that he characterizes morally, for example a possible action, as it is in itself, or would be if it were realized, and not about, or even simply expressive of, his, or anyone else's, attitude or relation to it. But the something he wants to say is not purely descriptive, certainly not inert,

  • DSpace at Waseda University: シュッツはデューイ『論理学』をどう読んだか

    早稲田大学大学院文学研究科紀要. 第1分冊, 哲学東洋哲学心理学社会学教育学 = Bulletin of the Graduate Division of Letters, Arts and Sciences of Waseda University. I, Philosophy, oriental philosophy, psychology, sociology, education

  • ジョルジュ・ソレル『暴力論』第5章 政治的ゼネスト 第4節 - 猿゛虎゛日記

    強力と暴力 政治的ストライキの研究によって、我々は、現代の社会問題について考察するときにつねに心に浮かぶ一つの区別について、よく理解できるようになった。人々は、強力forceと暴力violenceという語を用いるとき、あるときは権威autoriteの諸行為について語り、またあるときは反抗revolteの諸行為について語る。この二つが、まったく異なった結果を生じるのはあきらかである。いかなるあいまいさも生じさせない用語法を採用することは大きな利点をもつが、私は、暴力という語は二つ目の語義のために取っておくべきであると思う。したがって我々は、強力が、少数者が支配するなんらかの社会秩序の組織を強制することを目的としており、一方暴力は、この秩序を破壊しようとする傾向を持っている、と言うだろう。ブルジョアジーは近代のはじめから強力を用いてきたのであり、一方プロレタリアートは、現在、強力と国家に対して

    ジョルジュ・ソレル『暴力論』第5章 政治的ゼネスト 第4節 - 猿゛虎゛日記
  • 神の存在証明 - Wikipedia

    前3者は、カントが『純粋理性批判』の第三章「純粋理性の理想」において中世以来の神の存在証明に対する反論のために独自にまとめたものである。 目的論的証明[編集] 目的論的証明とは、例えば、「世界と自然の仕組みの精巧さや精妙さは、人間の思考力や技術を超えている」という考えを前提とし、「世界にこのような精巧な仕組みや因果が存在するのは、『人知を超越した者』の設計が前提になければ説明がつかない、つまり、神は存在する」という主張による証明である。 これはカントにおいては自然神学的証明とも呼ばれる。 体論的証明[編集] アンセルムスやデカルトが、このような形の神の存在証明を試みたので有名である。この証明はいくつかのヴァリエーションを持つが、「存在する」という事態を属性として捉え、例えば次のような論理を展開する。 まず、「可能な存在者の中で最大の存在者」を思惟することができる。ここで、「任意の属性Pを

  • 中範囲の理論と機能分析 ― ロバート・マートンの社会学

    前回の授業で述べたように,アメリカの社会学はさまざまな社会現象を調査することをつうじて発展した。しかし,発見された事実を,たんに断片的な事実の集積に終わらせず,それをもとに理論化をはかることも重要である。ロバート・マートン(Robert Merton, 1910~2003)は,次回の授業で紹介するタルコット・パーソンズ(Talcott Parsons, 1902~1979)とならんで,アメリカにおける社会学理論の発展にもっとも寄与した社会学者である(パーソンズはマートンより8歳年上。活躍をはじめる時期もパーソンズよりマートンのほうが早いが,授業を進めるうえでの都合から,マートンのほうを先にとりあげる)。 マートンの代表作は『社会理論と社会構造』(Social Theory and Social Structure)である。このの初版は1946年だが,かれはこのの改訂・増補版を何度か刊行

  • ハーバーマスの理論

    ハーバーマスの「コミュニケーション的行為」についてごくごく簡単に説明します。 >比較の対象としてルーマンの正当性 については触れていません(話が公共性とかになって、やたら広がっていくからです)。 まず簡単に結論を言ってしまえば、ハーバーマスのいう「コミュニケーション的行為」というのは「了解に達することを目指して言葉を使うこと」です。 ハーバーマスは人間の社会行為を二種類に分けます。 ・成功しようとする志向=戦略的行為 ・了解へ達しようとする志向=コミュニケーション的行為 わたしたちが話をするときは、一方が他方を論破する、あるいは権力を背景に相手を圧倒することで目的を達し、そうでない方は不承不承それに従うということ(戦略的行為)になりがちですが、ごくまれに、会話することで、双方とも話し始めとはちがう地点に到達した、つまりは当初の自分の希望とはちがっているにもかかわらず、双方が深い満足感を味わ

    ハーバーマスの理論
  • 水上研究室 - アクセル・ホネットへのインタビュー

    An Interview with Axel Honneth Petersen, Anders and Willig, Rasmus, 2002, “An Interview with Axel Honneth: The Role of Sociology in the Theory of Recognition,”European Journal of Social Theory 5(2): 265-277. Rasmus Willig による、アクセル・ホネットへのインタビュー。インタビューがおこなわれたのは、2001年3月18日。 イントロダクション イントロダクションで、Willig は、ホネットの理論が、新しい社会学的思想をもたらすことについて、4点、示唆している。第1に、ホネットは現在、フランクフルトの社会研究所の所長にあり、そのことが、社会学的な研究枠組みのなかにホ

  • ソーシャル・キャピタル論の考察(その一) - 社会学者の研究メモ

    ソーシャル・キャピタルの定義は人によって違うし、定義している人がじゃあ道理の通った整理をしているのかというと意外にそうじゃないので、ソーシャル・キャピタルという概念を有効に活用するにはどうしたらいいのかを考察してみよう。 まずP.ブルデューの定義。 Social capital is the aggregate of the actual or potential resources which are linked to possession of a durable network of more or less institutionalized relationships of mutual acquaintance and recognition --- or in other words, to membership in a group --- which provides

    ソーシャル・キャピタル論の考察(その一) - 社会学者の研究メモ
  • 戸崎将宏の行政経営百夜百冊: 人と人の「つながり」に投資する企業―ソーシャル・キャピタルが信頼を育む

    ■ 書籍情報 【人と人の「つながり」に投資する企業―ソーシャル・キャピタルが信頼を育む】 ドン コーエン (著), ローレンス プルサック (著), 沢崎 冬日 (翻訳) 価格: ¥2100 (税込) ダイヤモンド社(2003/11) 書は、パットナムが南北イタリアの地域社会の観察に見出した「ソーシャル・キャピタル」が企業の中でどのような役割を果たしているか、そして、ソーシャル・キャピタルを蓄積している企業では何が行われているかを分析したものです。 著者は前書きで、「ある企業のソーシャル・キャピタルが豊かか貧しいかは、その企業の「雰囲気」によってかなりの程度つかめる。」と述べていますが、ソーシャルキャピタル蓄積の具体的なメリットとして著者は次の4点を挙げています。 ・知識の共有が改善される。 ・(企業内や他の企業、顧客との)取引コストが低下する。 ・離職率が低下し、採用・研修

  • 千の天使がバスケットボールする

    タイトルや題名は、顔のようなもので大事である。顔は、その人を語る。 リチャード・ギアの出世作の映画「愛と青春の旅立ち」は、もはや古典的な若者の自立と恋愛映画の名作である。ところが、今回改めて鑑賞した映画の冒頭で流れる原題の「An Officer and a Gentleman」に思わず、へっ?となった。「士官と紳士」には、恋人役のデブラ・ウィンガーの最高級の美貌も、たくましいリチャード・ギアの海軍士官学校の栄えあるご卒業の気配もない。 ※このタイトルの意味は、後述。とりあえず、脳内をリセットして別の切口で映画を観ると、印象が変わるほどはるかに奥行きが深い作品を楽しんだ。 清々しいような朝、ザック・メイヨ(リチャード・ギア)は、父親の元を旅立ち、シアトルにあるレーニエ海軍士官学校へ向かう。彼は、13歳の時に母親を自殺で亡くし、その母を捨てた父親は酒と売春婦に溺れる生活破綻者で、ひとりになって

    千の天使がバスケットボールする
  • ミシェル・フーコー「狂気の歴史」 - my bookish life

    Michel Foucault「Madness and Civilization」 ヨーロッパに於ける中世以降フロイト以前の、狂気と人間社会との関係について論じた大著。フーコー入魂の一冊です!600ページ超の鈍器!各監禁施設の収容人員から当時の医師の所見、治療法に至るまで、史実を綿密に調査して丁寧に分析を重ねていて、論考に圧倒的な説得力がある。新しい思想をなんとか世に認めさせようという気持ち、サイード「オリエンタリズム」を読んだときにも感じたあの必死さがここにも存在してて、何だかすごく勇気づけられる。 フーコー後の哲学者たちは逃れるすべもなく彼の影響をこうむっているから、わたしも彼らを通してフーコーを受容してきていて、彼の思想や論理の筋道にはとても親近感をおぼえながら読んでた。でも読み進むにつれ、あまりにも論拠が膨大で、なおかつ彼の到達点はあまりに遠く、彼は近くにいたようだったけれど既に彼

    ミシェル・フーコー「狂気の歴史」 - my bookish life
    atman56
    atman56 2009/07/04
    狂気の歴史
  • 三浦俊彦『虚構世界の存在論』 - logical cypher scape2

    分析哲学のアプローチによる虚構世界論。 と言われたところで、ほとんどの人には何のことかさっぱり分からないだろうが、問題設定自体はそれほど難しくない。 哲学には分析哲学と呼ばれるジャンルがある。 このジャンルは、もともと言語哲学というところから端を発しており、文が何を意味しているのか(真か偽か)を明らかにすることを目的の一つとしている。 そんな分析哲学、言語哲学にとって、厄介な文がある。 「シャーロック・ホームズの背中にはホクロがある。」 多分、コナン・ドイルのホームズをどれだけ読んだところで、この文が真か偽か分からないだろう ところで、この文は以下の文とは異なることに注意しよう。 「坂龍馬の背中にはホクロがある。」 やっぱり坂龍馬の伝記をどれだけ読んだところで、多分真か偽かは分からない。 しかし、坂龍馬に関していえば、彼の背中にはホクロがあったかなかったかどちらかである、ということは

    三浦俊彦『虚構世界の存在論』 - logical cypher scape2
  • 柏端達也「現代哲学の見取り図」[pdf] - 勁草書房

      <ヨーロッパ>                    <イギリス>                        <アメリカ>                 <オーストラレーシア>                                                                                                                                                                           論理実証主義  カルナップ , R.  シュリック , M.  ノイラート , O.  ライヘンバッハ , H. マッハ , E.            フレーゲ , G. プラグマティズム第一世代  パース , C.S.  ジェームズ , W.  デューイ , J.

  • left over junk

  • evolutionaly sociology(伊勢田哲治「社会学理論の進化的視点からの拡充をめぐって」)

    社会学理論の進化的視点からの拡充をめぐって 伊勢田哲治(名古屋大学) 提題要旨 長谷川氏や内井氏の発表にも明らかなように、近年の動物行動学の発展は、 人間の社会について、進化論生物学の知見がこれまで考えられていた以上に 適用可能である可能性を示唆しはじめている。発表では、今後社会科学、 とりわけ社会学の理論や方法がこの動きによってどう変わって行きうるかを 考えてみたい。ただし、このような「可能性」を問題とする場合気をつけなく てはいけないのは、社会科学者たち自身の問題関心を無視して、「社会科学は こうあるべきだ」と勝手なプログラムをおしつけてしまわないようにすることで ある。 近年社会学の理論は非常な多様化を示しており、相互に両立不能な理論を同じ 社会学者が場面によって使いわけることもあるようである。この多様化を社会学 が科学として成熟できない理由として挙げる社会学者もいれば、社会学者の

  • nagaitosiya.com

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  • ギルバート・ライル『心の概念』 - logical cypher scape2

    言うなれば、哲学に対するちゃぶ台返し、それが日常言語分析。 一冊まるごと、デカルト的心身二元論に対する批判。 世界は、「物的世界」と「心的世界」の2つに分かれていて、様々な「心的」と呼ばれる現象は「心的世界」で起こっている出来事である、という考え方を徹底的に否定していく。 「心」(やそれに類する様々な概念)というのが名詞になっているもんだから、哲学者が勝手に誤解して、その名詞に対応する事物や出来事があると思っちゃったんじゃないか。あるいは、哲学者が勝手に作っちゃっただけなんじゃないか。 そういうことを、まさに日常言語における用法を見ていくことで指摘していく*1。 で、有名なのが「カテゴリーエラー」 例えば、大学の図書館や事務室や講義棟を見て回った人が、「ところで大学はどこにあるのですか」と尋ねたとする。この人は、図書館などの建物と同じように、大学という建物があると思っているが、これはカテゴ

    ギルバート・ライル『心の概念』 - logical cypher scape2
  • 戸崎将宏の行政経営百夜百冊: 知識の社会史―知と情報はいかにして商品化したか

    « Mind Hacks―実験で知る脳と心のシステム | メイン | 地図を作った人びと―古代から観測衛星最前線にいたる地図製作の歴史 » 2006年12月31日 知識の社会史―知と情報はいかにして商品化したか ■ 書籍情報 【知識の社会史―知と情報はいかにして商品化したか】 ピーター バーク (著), 井山 弘幸, 城戸 淳 (翻訳) 価格: ¥3570 (税込) 新曜社(2004/08) 書は、「知識社会」あるいは「情報社会」と呼ばれる現代を、「われわれの時代がこうした問題を真剣に考え始めた最初の時代である、などと性急に考えるべき」ではなく、「長い歴史的動向の展望の中に現代をおき、その特異性を明らかにしようとする」ものです。 第1章「知識の社会学と歴史」では、知識社会学が組織的に研究されるようになったのは、20世紀初頭になってからである、と述べ、「少なくとも同種の研究活動が、3

  • ロールズの正義論 - 雑記帳

    ロールズの正義論に関する簡単なまとめ。学生時代に書いたものだから、内容が間違ってるかもしれないけどとりあえずエントリを作成。底は法哲学 (有斐閣アルマ)のp10-21およびp116-176。 ロールズの正義論はそれまでの正義論議と一線を画していた。1970年代初頭まで、社会科学における価値の議論は、倫理的概念の分析や価値判断の正当化の構造の追及といったメタ倫理学と、価値相対主義の台頭により、そもそも社会科学が実質的な価値判断を行なえるのかという疑問があった。社会科学が真偽を問えるのはあくまで経験的なものと論理的なものに限られており、正義のような社会的価値を社会科学の学問の下で語ることはできない、というのが当時の趨勢だった。 ロールズの正義論は、社会契約説を元に、自由で平等な道徳的人格が自分たちの社会の基構造を規定する根ルールを合意の上で選択する、という建設的ビジョンを、さまざまな理論

  • Index of /webdav/hisamatsu/public/Microeconomics

    Index of /webdav/hisamatsu/public/Microeconomics NameLast modifiedSizeDescription Parent Directory  - 10externalities_j.ppt14-Sep-2006 11:45 2.1M 11public_goods_j.ppt27-Dec-2005 15:54 1.1M 13costs_production_j2.ppt14-Sep-2006 11:43 2.3M 14firms_competitive_j.ppt27-Dec-2005 15:54 1.5M 15monopoly_j.ppt27-Dec-2005 15:54 1.4M 16oligopoly_j.ppt15-Nov-2006 10:35 1.4M 17monopolistic_competition_j.ppt22-O

  • マンキュー経済学ミクロ編が一目瞭然なすごいパワポ | Kousyoublog

    このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネットグループ(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※表示価格は、全て税込です。 ※サービス品質維持のため、一時的に対象となる料金へ一定割合の「サービス維持調整費」を加算させていただきます。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 日のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 レジストラ「GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 2023年5月時点の調査。

  • ケインズ経済学の勉強始める - eliyaの日記

    ずっと前からの課題である、ISLMの勉強をはじめます。とりあえず今日は資料集め。クルーグマンによる経済学大学院生向けのマクロ経済学のシラバス(http://www.pkarchive.org/theory/Econ14-451.html)に従います。 1.できるだけ単純なモデル世界一シンプルなマクロモデル(英語)http://web.mit.edu/krugman/www/MINIMAC.html経済を子守してみるとhttp://cruel.org/krugman/babysitj.html 2.貨幣需要とシニョリッジ(とばすかも)マクロ経済学講義 by ブランチャード・フィッシャー   4章Advanced Macroeconomics  20-432 3.ISLMモデルマクロについてのちょっとしたこと(英語)http://web.mit.edu/krugman/www/islm.htm

  • 数学屋のメガネ:心理学や言語学は「科学」になりうるか - livedoor Blog(ブログ)

    ソシュールは言語学を科学として確立したといわれている。それまでの事実の寄せ集めを解釈していただけの言語理論を、科学という理論体系として打ち立てたと評価されているのだろう。この解釈学から科学への飛躍は、その研究対象として「ラング」というものを提出したことに求められている。「ラング」の発見こそが言語学という科学を生む基になったというわけだ。 「科学」という言葉の概念は、人によってかなり違うところがあるだろう。僕は、仮説実験授業の提唱者の板倉聖宣さんからその概念を学んだ。その概念は、「科学」と科学でないものを明確に区別し、科学の有効性をはっきりと分からせてくれるものとして、僕は板倉さんが語る以外の概念で「科学」を捉えることが出来なくなってしまった感じがする。そこで、板倉さん的な概念でソシュールが語る言語学が果たして科学になるものかというのを考えてみたいと思う。 板倉さんが考える「科学」というのは

  • 様相論理 - Wikipedia

    様相論理(ようそうろんり、英: modal logic)は、いわゆる古典論理の対象でない、様相(modal)と呼ばれる「〜は必然的に真」や「〜は可能である」といった必然性や可能性などを扱う論理である(様相論理は、部分の真理値からは全体の真理値が決定されない内包論理の一種と見ることができる)。 その歴史は古くアリストテレスまで遡ることができる[1]:138が、形式的な扱いは数理論理学以降、非古典論理としてである。 様相論理では一般に、標準的な論理体系に「~は必然的である」ことを意味する必然性演算子と、「~は可能である」ことを意味する可能性演算子のふたつの演算子が追加される。 真理論的様相と認識論的様相[編集] 様相論理は真理論的(形而上学的、論理的)様相の文脈で語られることが最も多い。この様相においては「~は必然的である」、「~は可能である」といった言明が扱われるが、これは認識論的様相と混同

  • ダニエル・デネット『自由は進化する』 - logical cypher scape2

    非常に面白かった。 基的な方向性としては、僕はデネットとそれほど違わないので「マジかよ」みたいな衝撃というか新しい発見はないけれど、勉強になった部分はかなりあった。 何か長くなったので、目次。 内容と関係ない感想 前提 このは哲学のか科学のか 進化論について 内容 決定論と因果律は異なる(両立主義) 視点位置の変更ないし志向システムとして捉えること 延長のない実体を想定しないこと ゲーム理論と感情 スキナー型生物、ポパー型生物、グレゴリー型生物とミーム 自己認識 政治とか社会設計とか で、結局自由とは何か、山形浩生が一言で答える 哲学者のはまりがちな罠 内容と関係ない感想 勉強になった部分は、後で書くので、最初に内容とは関係のない感想を。 まず文体。このことに関しては、瀬名秀明に同意 翻訳は山形浩生。この訳者は(小説だとふつうなのに)なぜかノンフィクションだとタメ口で訳すクセがあり

    ダニエル・デネット『自由は進化する』 - logical cypher scape2
  • リバタリアニズム・リベラリズム・コミュニタリアニズムの円環 - MIYADAI.com Blog

    ■付録CD-ROMには「マル激」の第138回「戦後保守主義の終 焉」を収めた。政治コラムニスト中村啓三さんを迎え、総選挙投票 日を2日後に控えた11月7日に収録した。 ■まず自民党保守流とは何だったか、小泉政権が保守流では ないとはどんな意味かを論じた。次に保守流の行き詰まりは各 国で再分配政策とネオリベ政策の行き詰まりを招いたものと同じ だとして「第三の道」の現実性を論じた。 ■今回は、番組で紹介した各種の思想やそれに基づく政策パッケー ジの意義を、理解するのに必要な基礎知識を紹介しよう。 【リベラリズムとコミュニタリアニズム】 ■70~80年代にかけて、政治哲学において、リベラリズム、コ ミュニタリアニズム、リバタリアニズムの間に活発な論戦がなさ れ、原理的問題はほぼ論じ尽くされた。 ■自由至上主義と訳されるリバタリアニズムに対し、リベラリズ ムは自由の前提たる公正(平等)を実現

  • 分析哲学を理解するには意外と訓練がいる - まとまり日記

    科学や不平等について書かれた某の訳文についての議論を見た(訳を批判するのが主題ではないので、訳書にはリンクしません)。そこでの指摘を見る限り、訳の問題には、予備校でやるような英文読解の問題もあったが、哲学のカルチャーや術語の重みがうまく理解されていないからくるものもあったようだ。 これは、哲学の専門家でない人が哲学のを訳すときによく出てくる問題で(上のを訳した方は心理学者のようだ)、いくつかの例が思い浮かぶ。 マイヤーので、essentialism(質主義)が「実在論」と訳されたことがあった(マイヤーは個々の種に関しては質主義に反対するが、種カテゴリーについては実在論者なので、このように訳すとマイヤーの主張を完全に取り違えてしまうおそれがある)し、 またマイヤーの別の訳書では、scientific realism(科学的実在論)が「科学的現実主義」と訳されたこともある(当該の

    分析哲学を理解するには意外と訓練がいる - まとまり日記
  • 解説しよう。 - 梶ピエールのブログ

    二回にわたって紹介した『財経』の記事について私なりに少し説明を加えてみよう。 http://d.hatena.ne.jp/kaikaji/20090625 http://d.hatena.ne.jp/kaikaji/20090627 この記事は地方政府が暴走気味の投資計画をかけ、そのための資金調達に奔走し始めていることに警鐘を鳴らした特集のまとめの文章である。なおこの『財経』という雑誌は2003年当時の上海周辺の土地バブルをめぐる地方政府と不動産会社の癒着を厳しく糾弾したほか、農村における土地収用と「失地農民」の問題や国有企業幹部のMBOを通じた利権の獲得などの問題についてもいち早く取り上げてきた実績があり、この手の批判的な報道については中国国内で最も信頼性の高い媒体といってよい。 危機後の中国の景気回復策とその効果については、中国政治が非民主的で権威主義的であり、意思決定が集権的でスピ

    解説しよう。 - 梶ピエールのブログ
  • サムナー「日銀は金融経済学を理解していないか、-1%のデフレを政策目標に置いているかのどちらかだ」 - himaginary’s diary

    20日のエントリでWCIブログコメント欄での小生とサムナーのやり取りについて書いたが、実はその後もやり取りを続けていた。どうも彼のケインズならびにクルーグマンの理解に納得できなかったので、小生がコメントを続けたのに対し、サムナーも根気良く応答してくれたので、そのピンポンが今に至るまで続いているという次第。 (当該エントリをポストしたNick Roweや管理者のStephen Gordonにとっては迷惑な話だと思うが…。サムナーのブログにも戦線を広げたこともあり、そろそろ終息させたいとは思っているのだが。) 残念ながらケインズ/クルーグマンに関する理解の差は今のところ埋まっていないが、その過程で日銀の政策に関するやり取りがあったので、参考までに紹介しておく。 サムナー、 June 27, 2009 at 04:30 PM *1 日は平均して-1%のデフレだった。我々は平均して2%のインフレ

    サムナー「日銀は金融経済学を理解していないか、-1%のデフレを政策目標に置いているかのどちらかだ」 - himaginary’s diary
  • Godwin's law - Wikipedia

    An attendee at the Rally to Restore Sanity and/or Fear wearing a T-shirt implicitly referencing Godwin's Law: "I disagree with you but I'm pretty sure you're not Hitler."Godwin's law, short for Godwin's law (or rule) of Nazi analogies,[1] is an Internet adage asserting: "As an online discussion grows longer, the probability of a comparison involving Nazis or Hitler approaches 1."[2] History[edit]

    Godwin's law - Wikipedia
  • left over junk

    2008-04-05 optical_frog 2008-04-05 通りすがり 2009-02-11 optical_frog 2009-02-11 @minorimironim 2009-02-11 @minorimironim 2012-06-02 optical_frog 2012-06-02 toohuudoo 2009-02-11 optical_frog 2009-02-11 dh 2012-12-31 optical_frog 2012-12-31 ponchi 2012-12-31 optical_frog

  • 論理学

    論理学の孤独な散歩道 散歩者の独り言―「孤独な」というのは「ロンリー」という意味ですか。ルソーの自叙伝のタイトルを踏まえている? 説明が少ないのは、まあ、自分の頭を使えということですね、ロンリーですからね。 論理学で使う記号はパソコンで出しにくいが、Windowsなら、「きごう」と入力すると、ずらずらと多くの記号が出るので、使うものを辞書に登録しておけばよいでしょう。 でも、出ない記号も少なくない。(断定記号(「┠」「|-」みたいなやつ)は矢印(→と⇒)で代用。) 命題論理 (真理関数の理論) 命題論理は、命題(文)を単位として、その論理的関係を分析する。 命題(proposition)とは、真か偽かのどちらか(真理値)を決定しうる文をいう。 否定子と接続詞を含まない単文を、要素命題と呼ぶ。要素命題が組み合わさって複合命題ができる。 要素命題の値が決まれば、全体の値が一意的に決まる複合命題

  • Aquarian's Memorandum

    政府のエネルギー・環境会議が決めた「エネルギー・環境に関する選択肢」 に対するパブリックコメントを募集している。 私もコメントを投稿した。以下の通りである。長く書かない方が良かろうと,要点だけを書いた。ブログ掲載時に一部補筆した。 【概要・100字以内】 原発ゼロとする。地震と津波が想定を超え同様の事故が起きないと断定できない。さりとて即全廃はエネルギー需給上困難。代替エネルギー開発に注力し可及的速やかに原発から撤退すべき。 【意見詳細】 福島原発事故により原発への国民の信頼は崩壊した。回復不可能と考える。原子力は長期的視点で新規まき直しを図るしかあるまい。原子力そのものに手をつけたことが人類として間違っていたとは,私は考えないが、現行の大出力高出力密度の軽水炉型は地震国には向かない。 原発を全部即時停止せよとの国民世論が高まっていることは、福島事故の影響が甚大・広汎だっただけに理解できる

    Aquarian's Memorandum
  • バス・ファン・フラーセン - Wikipedia

    バスティアーン・コルネリス・ファン・フラーセン(Bastiaan Cornelis van Fraassen、1941年4月5日 - )は、アメリカ合衆国の科学哲学者。プリンストン大学名誉教授で、現在はサンフランシスコ州立大学教授。 経歴[編集] オランダ・ゼーラント州のフースに生まれる。1956年に家族と共にカナダへ移住。1963年にカナダのアルバータ大学を卒業後、アメリカ合衆国ペンシルベニア州のピッツバーグ大学大学院に進学。1964年に修士号(MA.)を取得、1966年に博士号(Ph.D.)を取得した。アドルフ・グリュンバウムが指導教授だった。 イェール大学、南カリフォルニア大学、トロント大学で教えた後、1982年からプリンストン大学哲学部教授に就任した。『哲学的論理学紀要』や『記号論理学紀要』といった学術雑誌の編集委員を務めている。趣味はロッククライミング。 1980年の著書『科学的

  • 奇抜な見解で話題になる分析哲学者たち - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~

    どうもクワイン以後の分析哲学には、奇妙な結論を引き出して話題になる哲学者が時々見受けられる。彼らは奇妙な結論の裏側に重要な哲学的問題を隠し持っているのだが、奇妙な結論ばかりが有名になって哲学の専門家の間に話題を提供することにはなるのだけれど、その奇妙な結論のせいで却って当の問題提起は見えにくくなってしまっているところがある。そうした哲学者とはデヴィッド・ルイスやリチャード・ローティやジョン・マクダウェルのことである。可能世界は現実世界と同じように実在するとか科学も芸術も政治も解釈学的には同じとか知覚内容はすべて概念的なので幼児や動物は知覚しないとか、奇抜な見解で知られる。しかし、その奇妙な結論に注目するのは実は誤りで、その裏に潜む哲学的難問に気づかないとしょうがないような気がする。つまり、デヴィッド・ルイスなら実在論問題、リチャード・ローティなら認識論問題、ジョン・マクダウェルなら超越論問

    奇抜な見解で話題になる分析哲学者たち - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~
  • 自己言及のパラドックス - Wikipedia

    この記事には複数の問題があります。改善やノートページでの議論にご協力ください。 出典がまったく示されていないか不十分です。内容に関する文献や情報源が必要です。(2020年4月) 独自研究が含まれているおそれがあります。(2020年4月) 出典検索?: "自己言及のパラドックス" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL 哲学および論理学における自己言及のパラドックス(じこげんきゅうのパラドックス)または嘘つきのパラドックスとは、「この文は偽である」という構造の文を指し、自己を含めて言及しようとすると発生するパラドックスのことである。この文に古典的な二値の真理値をあてはめようとすると矛盾が生じる(パラドックス参照)。 「この文は偽である」が真なら、それは偽だということになり、偽ならばその内容は真と

  • 橋本努「リチャード・ローティを脱構築する」

    HOME リチャード・ローティを脱構築する 『理戦』no.74, 2003 Autumn, pp.66-87. 橋努 0.はじめに 「それを言っちゃぁ、おしまいよ」――世の中には、聞いてしまったら身も蓋もない答えが返ってくるような問いがある。哲学者リチャード・ローティが執拗にたずねまわるのは、そんな問いだ。とりわけ彼は、自身が身を置くアカデミックな正統哲学を無用であると告発し、哲学にルサンチマンを抱く人たちの生を肯定する。その魅力は、共倒れを覚悟で相手に最大のパンチをかますという、アイロニーの手法にあるだろう。相手を倒すが、自分もいずれ倒れる覚悟を決めておく。哲学に対する彼のアプローチは、そうした捨て身戦法にかける「意気込み」にある。 だが一方で、ローティの痛快さを嫌う人も多い。批判者たちによれば、「ローティのいうアイロニストの語彙では、民主主義を支持する理由を次の世代へ伝えていくことは

  • Arisanのノート

    エリザベス・コステロ 作者:J.M. クッツェー 早川書房 Amazon このの原著の出版は、今から21年前の2003年。この邦訳書は19年前の2005年となっている。だが、今年書かれたものだと言われても違和感がない内容だ。自分の生きる時代を見とおす作者の力量に、あらためて驚かされる。 主人公は高齢の女性作家である。クッツエーの小説で女性を主人公にしたものとしては、僕が読んだことがあるものにはリアリズム手法の力作『鉄の時代』がある。 そちらのヒロインは、アパルトヘイト政権末期の南アフリカで内戦の混乱の中に投げ出される末期癌の高齢独居白人女性という何ともハードな設定だったが、作の主人公エリザベス・コステロは、同じく高齢の白人単身(別れた夫たちとの間に子どもたちが居る)女性ながら、故国のオーストラリアを拠点として世界中を講演や授賞式のために旅して回っている有名作家という余裕のある境遇だ。

    Arisanのノート
  • ハイデガーとか - finalventの日記

    ちなみに私のハイデガー観みたいのはこれが多めに書いたかな⇒極東ブログ: ハイデガー「技術論」から考える新しいゲシュテル あとこれもかな⇒極東ブログ: [書評]反哲学入門 (木田元) これはfinalventってバカなんじゃないのとかデカルト読んでなさげな人たちに言われたけど⇒極東ブログ: 「我思う故に我有り」は微妙に誤訳なんじゃないか でと。 レスではないけど⇒ハイデガーについてもうひとこと言っておくか。 - 呂律 / a mode distinction しかも文脈は違うけど。 自分とハイデガーの出会い♥をちょこっと。 最初にずばっと言ってしまうと、ハイデガー好きのみなんさんは、ハイデガー好きになる前に、哲学史というか西欧の哲学史の危機みたいな知の雰囲気に惹かれすぎていると思うのですね。そしてだから、コジェーブ、サルトル、デリダみたいなふうなものに、ちょっと悪口みたいな言い方だけど、酔っ

  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    ハリイカの焼売と中華炒め ハリイカをよく、見かけるようになりましたよ。生け簀で、泳いでいたものを一杯購入しました 立派な大きな墨袋や肝は冷凍保存して 柔らかな身は季節のお豆、お野菜と合わせて中華の炒めものに。新鮮なにんにくの茎は刻み、香り高く欲そそられますね 下足はミンチにし…

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  • 2)ハーバーマスの社会理論

    レジュメの内容 □第三章 生産パラダイムからコミュニケーション・パラダイムへ 1.主体中心的理性のアポリア 2.生産パラダイムの老朽化とポストモダン 3.コミュニケーション的行為と生活世界 □第六章 社会主義とラディカル・デモクラシー 1.「遅ればせの革命」をめぐって 2.社会主義の再定義 □参考文献:豊泉周治、「ハーバーマスの社会理論」、世界思想社、2000 第三章 生産パラダイムからコミュニケーション・パラダイムへ        −フーコー、ルーマン、ポストモダン          Home Top 第三章 第六章 1.主体中心的理性のアポリア       Home Top 第三章 キーワード:主体(主観)哲学からの脱出 ◇ハーバーマス以前の社会理論 「労働」に依拠する社会理論→「生産パラダイム」の限界、及び理性

  • 真の哲学体系を求めて Ver.2

    横井直高メールアドレス swansong@palette.plala.or.jp お知らせ 筑波大学の学生の方のお招きで、筑波大学学園祭時、講演会をさせていただくことになりました。 月日 10月11日(土)12日(日)13日(月) 時間 三日間とも15時〜17時の2時間 (含:質疑応答時間) 場所 筑波大学 第二エリア2A棟4階の403教室 内容 世界について根から考えてみよう せっかく、このような機会をいただけたので、私の哲学についてお話してみたいと思います。 世界はいかに出現してくるか。私はいかに見出されるか、他者とは何か、社会構成への基礎など、世界の根源的ありかたについて、お話させていただきたいと思っております。 質疑応答の時間も設けてありますので、分からないことがあったら、どしどし質問してください。 できるだけ分かりやすくするために、図を用いてお話させていただこうと思

  • プロパガンダ―広告・政治宣伝のからくりを見抜く | ウメくんの拷問読書生活

    11 月 22nd, 2008 「だまし」のテクニック、メカニズムがこれでもかと書かれている。いかにプロは人を説得するか。いかに自分たちは気づかずにその罠にはまるか。そういう事例を事細かに説明し、対処法も書かれている。 いつも読んでいる書評サイト、わたしが知らないスゴは、きっとあなたが読んでいるでスゴ認定されていたので、書を読む前の期待はすごく大きかった。の中でもひときわ大きくボリュームのあるでしたが、まったく裏切られることはない良書でした。 「いかに人は広告、政治宣伝に影響されるか」 それぞれの事例が面白く、でかく分厚いにもかかわらずどんどん読み進められます。 説得のテクニックがどう使われるか。このメカニズムを知るだけでも十分に価値があるはず。なぜなら、何かを買ったりする前に「ああ、自分は今こういう説得術の技術を使われているんだな」と説得されようとしている自分自身を、もう

  • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 悪用厳禁!「プロパガンダ」

    「だまされた」と思わせずに大衆を騙すテクニックがわんさと紹介されている。 広告・政治宣伝のからくりを見抜くスゴ。コマーシャルで衝動買いしたり、連呼されるワンフレーズ・ポリティクスに洗脳されることはなくなるだろう。マスメディアの欺瞞を意識している方なら自明のことばかりかもしれないが、それでも、ここまで網羅され研究し尽くされているものはない。 もちろん、チャルディーニの「影響力の武器」と激しくカブってる。その研究成果が幾度も引用されており、暗黙のお返しを求める返報性の罠や、小さなものから大きなコミットメントを求める一貫性の自縄自縛のテクニックなんて、そのまんまだ。 しかし、破壊力が違う。「影響力の武器」を一言であらわすならば、「相手にYesといわせる」ことを目的としているが、書はそれに加えて「相手を説得し、積極的に賛同させる」ことがテーマなのだ。さらに、一人ふたりではなく、大衆レベルで実現

    わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 悪用厳禁!「プロパガンダ」
  • 形而上学(スタンフォード哲学事典) - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    ヴァン・インヴァーゲン「形而上学」 http://plato.stanford.edu/entries/metaphysics/ スタンフォード哲学事典の記事を、勉強のために読んでまとめる。今回は、ヴァン・インヴァーゲンさんによる「形而上学」の項目。 インヴァーゲンさんの論文は確か、『現代形而上学論文集 (双書現代哲学2)』にも入っている。 うろおぼえだが、↑に収録されていたのは「なぜそもそも何かがあるのか」というすごいテーマの論文で、しかも内容は、「世界の可能なあり方のうち、物が1つも存在しない世界は1つしかなく、それ以外の世界は無限にある。よって、ものが存在しない世界が現実化する確率は0だから」というハイデガーが聞いたら卒倒しそうな確率論を使った議論で、「ちからわざww」と思った記憶がある。 次は、 「計算機科学の哲学」の項目を読んでまとめる予定。 The Philosophy of

  • 様相虚構主義の主張は、必然的か、偶然的か? 〜Hale's Dilemma〜 - あなたのkugyoを埋葬する

    (訂正しました 2009/1/29) 可能世界の実在についての虚構主義(様相虚構主義modal fictionalism)の難点を指摘した、Bob Haleの議論(Hale, 1995b)を紹介する。 様相虚構主義は、可能世界論the story of possible worldsが偽であると主張している。Haleの議論は、可能世界論を必然的に偽であると考えても、偶然的に偽であると考えても、様相虚構主義による文の読み換えは理解できないものになる、ということを述べている。 可能世界論が必然的に偽であるとすると 可能世界論が必然的に偽であるとしよう。ここで、様相虚構主義者による、 (1a) 可能世界論によれば、x という接頭辞をつけた、文の読み換えを考える。もし、この読み換えを (1b) 可能世界論が真ならば、xは真であろう。 と解釈するなら、(1b)は、xがどのような命題であっても、トリヴ

    様相虚構主義の主張は、必然的か、偶然的か? 〜Hale's Dilemma〜 - あなたのkugyoを埋葬する
  • Cian Dorr講演 - Perduranceな日々

    しばらく体調を崩してたせいで更新が遅くなった。実は、その原因もこの日に遡る話だったりする。 ふだんの火曜日はNYUへKit Fineのセミナーを受けに行ってるが、この日ばかりはさぼらなくてはいけなかった。なにしろ、Cian DorrがRutgersで講演するから。講演の内容は量子力学絡みの、まあ彼らしいと言うか、Pitsらしいと言うか、あれなんだけれど、Dorrは6月の基礎論での発表で取り上げたし、今もそれに基づいた論文を書いているので、できれば直接いろいろ聞いてみたいと思っていた。彼の英語は結構分かりにくいんだが(この日記を参照)、結果的には、勇気を振り絞ってチャレンジした価値があった。 さて、講演。タイトルは「Rationality, Self-locating Belief and Many-Worlds Interpretation of Quantum Mechanics」。これ

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  • ページからページへ:加地大介『穴と境界』(2008 春秋社)/感想 - livedoor Blog(ブログ)

    2008年04月08日 加地大介『穴と境界』(2008 春秋社)/感想 加地大介『穴と境界―存在論的探究』(現代哲学への招待 Japanese Philosophers)2008/3 春秋社 (*4/9に加筆、修正) 加地先生ひさびさの単著を楽しく読む。 ontology研究に熱心な先生という印象があったのだがメイントピックスが「穴」と「境界」。いまどきのontologyはずいぶんとうろんな対象も扱うようだ。ほかにも「影」や「音」が主題の中に顔をのぞかせる。これらの話題に至ってはもう完全に初耳だ。知らないことが多すぎて非常に勉強になったのだが、普段の不勉強ぶりが身にしみる。まあそれはともかくメインに関してはsurvey半分、argument半分のオーソドックスな段取り。何かが存在しないことを積極的に語るのはなかなか骨の折れる仕事のようで面白い。 どうせならと無いものねだりをしたくな

  • http://www.jri.co.jp/consul/column/data/200-azuma.html

  • Kousyoublog | ソーシャル・ベンチャー(社会貢献を目的としたベンチャー)は何故、自己啓発・ロハスなどニューエイジ系に傾倒するのか

    このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネットグループ(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※表示価格は、全て税込です。 ※サービス品質維持のため、一時的に対象となる料金へ一定割合の「サービス維持調整費」を加算させていただきます。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 日のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 レジストラ「GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 2023年5月時点の調査。

  • Global COE Hi-Stat

    世界経済の危機は、経済学者にとって課題でありまた好機でもある。このコラムでは、経済学者の中でも特に創造的な論者であるダロン・アシモグル氏が、これまでの経済学では今回の危機の到来を予見できなかった背景や理由について論じている。また、危機に対処する政府に向けて経済学者が出すべき処方箋や、将来の危機を回避するために若い経済学者が取り組むべき課題について考察している。 世界危機は、経済学という学問にとって非常に重要な好機 ― 経済学で簡単に容認すべきでなかったアイデアを取捨する機会 ― でもある。市場を無条件で規制緩和すべきだという考えや、経済全体の景気変動を無視する考えは、軽薄で一時的な流行だったことが分かりつつある。そして、市場の制度的基盤を理論的に抽象化した分析は単純すぎるように思う。こうした限界点は、経済学者の自省と再考の必要性を意味している。また希望的であるが、若い経済学者による新しい研

  • 埴淵研究室

    ある現象が「なぜそこで」起こるのかを考えています。

    埴淵研究室
  • Metaphysics (Stanford Encyclopedia of Philosophy)

    First published Mon Sep 10, 2007; substantive revision Thu May 4, 2023 It is not easy to say what metaphysics is. Ancient and Medieval philosophers might have said that metaphysics was, like chemistry or astrology, to be defined by its subject-matter: metaphysics was the “science” that studied “being as such” or “the first causes of things” or “things that do not change”. It is no longer possible

  • これから美学を学ぼうと思う人へ、そして自らのためにも―美学主要文献(第1回) - 死に舞

    人と会話していて「美学に関する入門書はない?」とか「芸術の存在論に関する入門書はない?」とか聞かれる機会が多いので、この際、自分のためにもこのようなエントリーをまとめてみます。 まず断っておくこととして、以下にあげる「美学」とは主に英米系の美学です。一般的に「分析美学」という呼称を用いられていることはありますが、私はこの名称に違和感を持っています。というのは、たしかに現在の英米哲学は分析哲学の伝統の元に成り立っていますが、今では分析哲学という言葉はあまり使わないです。それぞれの分野に特化したこともあり、言語哲学、科学哲学、心の哲学、分析形而上学といった呼称を使うようになってます。美学もそれは同じで、音楽の哲学、芸術の哲学、環境美学、日常の美学などさまざまな領域があり、それらを「分析美学」と呼ぶのはためらってしまいます。もちろん、なんらかの具体的な対象を設定しない、それこそ美学、とでも呼ぶも

    これから美学を学ぼうと思う人へ、そして自らのためにも―美学主要文献(第1回) - 死に舞
  • ドナルド・デイヴィドソン『合理性の諸問題』(続) - shinichiroinaba's blog

    書がどうして「デイヴィドソン自身によるデイヴィドソン入門書」なのかというと、普通「デイヴィドソン哲学」というと行為論と意味論との二系列からなるものとして理解されているのだが、書収録の諸論文においては、その両者をより大きな「心の哲学」体系へと統合した「統一理論」が素描されているからである。 その際キーになっているのは「欲求」の概念であり、信念に対する欲求の先行性、根底性が主張されている。その理論構築に際しては、、彼自身もキャリアの初期において共同研究に参加していた意思決定理論のアイディア、ことに期待効用理論が重要な意味を持っている。非常に大雑把に言えば、フォン=ノイマン・モルゲンシュテルン効用関数にしたがっているという意味で合理的な主体が、将来の不確実な事象に対して割り当てる主観確率を、まさに命題的態度としての「信念」と見なすわけである。 もちろん現実の人間を含めた行為主体が、文字通りに

    ドナルド・デイヴィドソン『合理性の諸問題』(続) - shinichiroinaba's blog
  • 勁草書房「現代哲学 総合ブックガイド」[pdf]

    現代哲学の見取図 総合ブックガイド 分析哲学の全体像 (入門・概論) 勁草書房 (08年12月版)  ・分析哲学は20世紀の英語圏で主流となった哲学動向の総称。19世紀後半から20世紀はじめにかけての実証主義や論理分析の発展を背景にヨーロッパに登場し、のちに舞台をイギリスやアメリカへ移して20世紀を代表する 哲学潮流のひとつになった。数学や論理学、言語分析、自然科学の方法論を議論に用いる点に明確な特徴を見出すことができる。 ・分析哲学の歴史的形成や哲学的立場としては、以下の点を挙げることができる。  1) 厳密に言えば哲学的真理などは存在せず、哲学の目的はただ思考の論理的明晰化を図ることであるという、実証主義の伝統。  2) 思考の論理的な明確化こそが、哲学的命題の論理形式を分析する過程で達成できる唯一のことであるという考え。  3) 哲学体系の研究に重点を置かない。 ・分析哲学は1

  • サービス終了のお知らせ

    サービス終了のお知らせ いつもYahoo! JAPANのサービスをご利用いただき誠にありがとうございます。 お客様がアクセスされたサービスは日までにサービスを終了いたしました。 今後ともYahoo! JAPANのサービスをご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。

  • 唯名論(Nominalism)と実在論(Realism)

    D. M. Armstrong, Nominalism & Realism: Universals & Scientific Realism, Part I, IIを中心に 予備的事項 言語的存在者としての述語 主語と述語 述語は文のどの部分なのか 文(sentences)と命題(propositions) 述語の同一性条件 Quineの議論への対処 述語唯名論(Predicate Nominalism) 唯名論と実在論 さまざまな唯名論 述語唯名論(Predicate Nominalism) 概念唯名論(Concept Nominalism) 集合唯名論(Class Nominalism) 部分論唯名論(Mereological Nominalism) 類似性唯名論(Resemblance Nominalism) その他の唯名論 述語は属性を決定できるか ひとつの思考実験 述語唯名論と二

  • 『文学の哲学』抄訳 第13章「文学」その1 - あなたのkugyoを埋葬する

    さ、それでは、ぼちぼちと、Philosophy of Literatureの興味のある章を訳していこうか。 The Philosophy of Literature: Contemporary and Classic Readings - An Anthology (Blackwell Philosophy Anthologies) 作者: Eileen John,Dominic McIver Lopes出版社/メーカー: Wiley-Blackwell発売日: 2004/02/13メディア: ペーパーバック購入: 1人 クリック: 24回この商品を含むブログ (17件) を見る まずは13章、J.O.Urmson,"Literature" (pp.88-92.)を扱う。初出情報をあげておくとこんな感じ。 J. O. Urmson, "Literature" from George Dic

    『文学の哲学』抄訳 第13章「文学」その1 - あなたのkugyoを埋葬する
  • 知識の積み木 - 楽天ブログ(Blog)

    ブログのテーマは設定していません。ノート、メモ代わりです。もくじ 古代哲学 古代哲学史#1 古代ギリシャ自然哲学 古代哲学史#2 自然哲学から人間あり方へ 古代哲学史#3 ヘレニズム プラトン「メノン―徳について―」考察 プラトン「メノン」におけるメノンのパラドックスと想起説 プラトン「エウテュプロン―敬虔について―」考察 プラトン「ラケス―勇気について―」198a-199cにおける議論 プラトン「国家」#1-1正義について(ケパロスとポレマルコスとの問答) プラトン「国家」#1-2正義について(トラシュマコスとの問答) プラトン「国家」#1-3正義について(ソクラテスの正義) プラトン「国家」#2 哲人政治 プラトン「国家」#3 太陽の比喩・線分の比喩・洞窟の比喩 アリストテレス#1 形而上学 アリストテレス#2 論理学 ア

  • スワンプマン - Wikipedia

    スワンプマン(Swampman)とは、1987年にアメリカの哲学者ドナルド・デイヴィッドソンが考案した思考実験。思考などの心の状態や発話の内容を主体がその時とっている内的な状態だけでなく、来歴にも依存するものとして捉える彼の理論への可能な反論として提唱された[1]。ルース・ミリカンの目的論的意味論などの同じく歴史主義的・外在主義的な志向性や内容の理論への反例としても論じられる[2]。スワンプマンとは「沼 (Swamp) 」の「男 (man) 」という意味の英語。 思考実験の詳細[編集] ある男がハイキングに出かける。道中、この男は不運にも沼のそばで、突然雷に打たれて死んでしまう。その時、もうひとつ別の雷が、すぐそばの沼へと落ちた。なんという偶然か、この落雷は沼の汚泥と化学反応を引き起こし、死んだ男と全く同一、同質形状の生成物を生み出してしまう。 この落雷によって生まれた新しい存在のことを、

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  • クワイン『論理的観点から』 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    クワイン 『論理的観点から―論理と哲学をめぐる九章』 W.V.O. クワイン(著), Willard Van Orman Quine(原著), 飯田隆(訳) 勁草書房、1992 読むには読んだが、むずかしすぎてほとんど解説できない。 教科書的には、書所収の「経験主義の2つのドグマ」で、クワインは論理実証主義にとどめを刺したということになっている。しかし2つのドグマを読んでも、なぜこれで実証主義が破綻するのかはよくわからない。 一方、『哲学の歴史 11 20世紀 2 (11)』所収の飯田隆論文によれば、クワインの批判によって概念分析という哲学の試み (少なくとも、経験科学と無関係な概念分析が可能であるというタイプの立場) も破綻するのだそうだ。こっちはわからないでもない。というかそもそも「経験的でない概念分析が可能だ」という態度の方が私にはよくわからない。 2つのドグマとは、 「分析的な、

  • クワイン『真理を追って』 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    『真理を追って』 W.V. クワイン (著), 伊藤 春樹 (翻訳), 清塚 邦彦 (翻訳) 産業図書、1999 自然言語処理とか人工知能って、人間の思考や言語に対する考え方しだいで2種類のアプローチがあると思うんだ。 1つには人間の思考や言語などというものは、まったくのカオスであり、あたかも気象の動きみたいなものであって、気象の変動を予測するように統計的手法に頼るしかないというもの。 もう1つは人間の思考や言語は一定の合理的なルールや論理に貫かれているのだから、形式言語を使ってその動きをシミュレートすることも可能であるというもの。 人工無能などは前者かなあ。つきつめれば行動科学。一方対照的に、ボトムアップに人間の思考をエミュレートしようという人工知能的なアプローチがある。 たとえば文書を大量に読み込んで単語同士の関連性を抽出できたとしても、人間が実際に言葉を話すときには、おそらくそういう

  • 分析哲学が分かる人だけにしかお勧めしない記事です - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~

    いきなり追記:内容に自信がなくて書いてから公開をしばらくためらっていたのですが、思い切って出しちゃいます。適当に割り引いて読んでください さらに追記:勘違いと思えるところを一部削除(横棒の入った部分)しました(08/10/11) 注 こちらのブログのコメント欄に書こうとしたコメントを、長大で難解な文章になったので、別にしてそのままこっちに転用(文体が滅茶苦茶なのはそのせい)。一切分かりやすく書いてないので、理解できなくても全く心配ありません(むしろ矛盾や論理の破綻がないか心配なくらい)。 理解するコツは「様相命題→普通命題→モデル」の三段階であることを考慮することです。来のモデル論的論証は「普通命題→モデル」レベルの話だが、モデル論的論証による批判が強烈になるのは様相命題を持ってきたときである(なぜなら可能世界意味論が指示の因果説や選り抜きの集合に頼っているからだ)。ちなみに、この文章で

    分析哲学が分かる人だけにしかお勧めしない記事です - 蒼龍のタワゴト~認知科学とか哲学とか~
  • 翻訳『意味の全体論』のあとがきと解説:

    書は、Jerry Fodor and Ernest Lepore, Holism, A Shopper's Guide, Basil Blackwell, 1992 の全訳である(翻訳はその初版によっている)。書は、「お買い物ガイド」というそのソフトな副題にも関わらず、意味の全体論に対するきわめて論争的で挑戦的なその姿勢で世界的な反応(賛同/反撃)を惹き起こした。ルポア教授によれば、1996年5月の時点で、およそ20のシンポジウムと、多くの論文と、そして『全体論:最新の消費者』 Holism: A Consumer Updated, Grazar Philosophishe Studien, Rodopi, vol.46, 1993 という、同じ著者たちが編んだ批判論文集までもがこの結果として出現した(ちなみにこの中には、クリプキ『名指しと必然性』の訳者の一人、カリフォルニア州立大

  • 雑記2008年3月29日(土) - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    ■ 生活 スーパーのなかをぼけーと歩いていたらワインの瓶をひっかけて割ってしまった。 そのあとも、レンタルビデオ店で (こりずにまたDVDを借りに行った) 会員カードがみつからずパニくっていたら、スーパーの袋を落してひっくりがえした。 こういう行動を、うまいこと萌え要素としてアピールできないものか...。 あとスーパーの店員さんが、こぼれたワインの上に糠をふりかけ、ほうきで糠をかきあつめるという掃除技法を駆使していてすごいと思った。糠ってそんなことにも使えるんだすげー。 ■ 読書 萌える日文学 堀越 英美 (著) 幻冬舎、2008 名著でした。 では、宮沢賢治は妹にハァハァすることはなかったのでしょうか。宮沢賢治と妹の兄妹相姦的な関係性についてはさまざまな評論家が触れていますが、なかでも中沢新一『哲学の東北』に収められている賢治論は、すがすがしいほどに妹エロス全肯定です。母性から閉鎖性と

  • デヴィッド・ルイス『反事実的条件法』 - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    『反事実的条件法 (双書現代哲学 6) (双書現代哲学 6)』 デイヴィッド・ルイス (著), 吉満 昭宏 (翻訳) 勁草書房、2007 このずっとトイレに置いていて半年くらいかけて少しずつ読んでいたんだけど、少しずつ読んでたら途中でついていけなくなってしまった。それから少し戻って読んだりパラパラめくったりしてたんだけど、これ以上内容を把握できずにパラパラめくって読む行為に意味を見出せなくなってきたのでいったん感想を投げてけりをつける。世界の集合を使った理論の概要は何となくわかったので、また体力のあるときにでも挑戦してみることにする。 基的には、数学的理論をつくって「反事実的条件法(もしもカンガルーに羽があれば、みたいな)」を分析するです。 ルイス自身について言えば、『形而上学論文集』に入っていた「普遍者の理論のための新しい仕事」がわりと自分のなかでのターニングポイントになっていて、

  • グッドマンの記号主義

    グッドマンの記号主義 書〔菅野盾樹『恣意性の神話』〕で筆者は機会あるごとにグッドマン(1906-1998)の業績に言及してきた。特に第七章で藝術を記号機能の面から考察するにあたり、文中でも言明したように、理論枠組の一つの重要な柱として、グッドマンの記号理論を採り上げた。この豊穣な可能性を秘めた記号理論を、彼はほとんど独力で作り上げた。しかし、残念なことに、我が国ではグッドマンに関する十分な紹介がなされてはいないし、また彼に関する研究の蓄積もほとんど無きにひとしい。翻訳された著作は現時点では二冊にすぎず[エルギンとの共著『記号主義』を含め現時点では三冊]、主著の翻訳はいまだに陽の目を見ないでいる。 グッドマン哲学の全体像は、一般読者の前にはまだ姿を現していない。部分的にさえ、彼の哲学に関する一般的な理解はきわめて貧弱である、というのが偽らざる実状であろう。そこで、グッドマンに関する読者

  • Miura Toshihiko's page: 知の先端18人:ソール・クリプキ

    三浦俊彦「(知の先端の18人)ソール・クリプキ」 『大航海』1999年6月号 pp.132-137. *ソール・クリプキ(Saul A. Kripke, 1940〜 ) クリプキの代表作(邦訳) ・『名指しと必然性』(八木沢敬・野家啓一共訳: 産業図書、1985年) ・『ウィトゲンシュタインのパラドクス』(黒崎宏訳: 産業図書、1983年) ・「話し手の指示と意味論的指示」(『現代思想』1995年4月号所収) 様相論理学と可能世界 二十世紀の全哲学者について、その思想内容の深遠さを分子に、思想表現の難解さを分母にとったいわば「思想的価値係数」を算出したならば、ソール・クリプキはまず間違いなく、第一位かその近辺にくるのではなかろうか。少なくとも英語圏に限ってみると、クリプキの論説のわかりやすさは群を抜いている。文章が流麗なだけでなく、論証過程も定理の証明さながら整然とし、いかな

  • ソール・クリプキ『名指しと必然性』 - logical cypher scape

    名前の「指示」と同一性について、クリプキの講義を書籍化したもの。 もとが講義であるために、厳密な論証が続くというわけではなく、口語体での説明が書かれている。それ故の読みやすさと読みにくさがある。 フレーゲ−ラッセルから続く「記述説」に対する反論がなされていくわけだが、それに先だって、まず「アプリオリ」「アポステリオリ」と「必然的」「偶然的」といった概念の整理がなされる。 クリプキは、ともすると同義語と使われがちな「アプリオリ」と「必然的」という言葉は区別されなければならないという。「アプリオリ」とは認識に関わり、「必然的」とは一種の形而上学に関わる語である。アプリオリに知られる偶然的な知識もあれば、アポステリオリに知られる必然的な知識もある。後者の代表的なものは数学についての知識である。数学の定理の証明などは、アプリオリに知られることはない。計算などを通じて、アポステリオリに知られる。例え

    ソール・クリプキ『名指しと必然性』 - logical cypher scape
  • 2008-09-18

    どうもありがとうございます。 分散する身体―エスノメソドロジー的相互行為分析の展開 作者:西阪 仰勁草書房Amazon 勁草書房:分散する身体 - 株式会社 勁草書房 はじめに 断片に用いられている記号 序章 相互行為分析のプログラム――「暗黙知」という考えの危うさについて 第1章 何の学習か――環境の構造・言葉・身振り 第2章 分散する身体I――道具と連接する身体 第3章 分散する身体II――モデル身体、または身体に連接される身振り 第4章 分散する身体III――想像の空間 終章 相互行為的オブジェクト――物・表象・身体 文のなかで言及した文献一覧 索引 再訪。ぱらぱらと。2002年刊行 「存在論なき実在論」てすごいキャッチコピーだな。そうまでして言いたいか実在論。 事実/価値二分法の崩壊 (叢書・ウニベルシタス) 作者: ヒラリーパトナム,Hilary Putnam,藤田晋吾,中村正

    2008-09-18
  • ガーダマー『真理と方法』第二部要旨

    第I章 歴史的準備 第1節 ロマン主義解釈学およびその歴史学への適用における問題点 a 啓蒙主義とロマン主義のあいだに起きた解釈学の質変化 α ロマン主義解釈学の前史 解釈学の歴史は過去の再構成を目指すディルタイの立場ではなく、現在への過去の媒介に解釈学の課題を見る立場から記述し直すならば、まったく違ったものとなる。 プロテスタント神学は聖書を伝統に拠らずに、字義通りの意味で理解しようとしたが、聖書の意味はかならずしも明瞭ではないので、解釈学的循環という古い原理を適用した。しかしながら、これは聖書の統一性を前提することであった。一八世紀になると、聖書は複数の著者によって異なる時期に書かれたことが明らかにされ、こうした教義的な前提が崩れた。文書はそれが書かれた生活連関から理解されるべきなのである。こうして、文献学は古典古代を模範とすることをやめ、歴史学の方法となった。

  • パトナムによるタルスキ真理対応説のまとめの引用 - retrosectionblog

    昨日の整理で、引き合いに出したパトナムによるタルスキの真理対応説の整理を引用しておこう。 メモ:『科学的認識の構造』H.パットナム(藤川吉美訳) 序文 「現時点では真理の見解は二種類に分けられる。すなわち、真理を事実とのある種の対応として解釈する「実在論者」の見解と、それら真理をたとえば理想的な研究状況のもとで検証されることと解釈する「検証論者」の見解である」 「(その(20世紀初頭の真理という概念全体を形而上学的案ものとして排除した哲学者)一例はジョン・デューイであって、彼は常に「真理」についてではなく、「保証付主張可能性」について語った)。特に、ウィーン実証主義者たちの多くはアルフレッド・タルスキーの仕事が公表されるまで真理概念に対して嫌疑的敵対的の態度をとり続けたのである」 「タルスキーの仕事は、形式化された言語の文脈において、ただ対象言語の概念と、純粋数学の概念とを用いて

  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    恋人と別れて30年が過ぎ、その元恋人の娘と出逢う夜 古い友人であるShellyからメッセージが届いた。「私の娘のAdrienneが日に行くのだけれど、時間取って彼女と会ってくれるかしら?」 Shellyはアメリカ在住の白人女性だ。Shellyと俺との関わり合いは、過去に書いた。こちらを参照のこと。25歳に戻れた夜~ブライアン・…

    はてなブログ | 無料ブログを作成しよう
  • MONEYzine:サービス終了

    MONEYzine サイトサービス終了のお知らせ 2022年4月20日をもってMONEYzineは終了しました。 長い間、MONEYzineをご利用およびご購読いただき、ありがとうございました。 翔泳社では複数のデジタルメディアを運営しております。よろしければご覧ください。 翔泳社のメディア:https://www.shoeisha.co.jp/media

  • うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    すごく今さらですが、Movable Typeって更新面倒だなと思ったので、移転します。 http://d.hatena.ne.jp/at_akada/ ここはとりあえず残しておきますが、新しい記事ははてなダイアリーに書くと思います。 最近の記事で、比較的ましなもの一覧にリンクをはっておきます。 つくろう!ゲティアケース http://www.at-akada.org/blog/2011/06/post-307.html 「ゲティアケースのつくり方」というのはそれはもう知識の哲学を学ぶ人が全員知っていてよいことであるかと思うんですが、この記事以外に日語で解説してるものを見たことがないというのはよくない状況ですね。 美的価値と倫理的価値 http://www.at-akada.org/blog/2011/05/post-306.html 害の哲学 http://www.at-akada.or

  • shinichiroinaba's blog

    増補 経済学という教養 (ちくま文庫) 作者:稲葉振一郎筑摩書房Amazon増補 経済学という教養電子書籍】[ 稲葉振一郎 ] 価格: 825 円楽天で詳細を見る 「資」論 ――取引する身体/取引される身体 (ちくま新書) 作者:稲葉振一郎筑摩書房Amazonモダンのクールダウン 作者:稲葉振一郎NTT出版Amazonモダンのクールダウン【電子書籍】[ 稲葉振一郎 ] 価格: 1936 円楽天で詳細を見るオタクの遺伝子 長谷川裕一・SFまんがの世界 作者:稲葉 振一郎太田出版Amazon「公共性」論 作者:稲葉振一郎NTT出版Amazon「公共性」論【電子書籍】[ 稲葉振一郎 ] 価格: 2464 円楽天で詳細を見る 『「公共性」論』honto電子書籍 社会学入門 〈多元化する時代〉をどう捉えるか (NHKブックス) 作者:稲葉 振一郎NHK出版Amazon社会学入門 <多元化する時代

    shinichiroinaba's blog
  • ホワット・ア・ワンダフル・ワールド

    Author:あろは (alohakun) デバッガ開発者見習い(予定) 連絡先 : alohakun ___at___ gmail.com mixi : http://mixi.jp/show_friend.pl?id=182927 twitter : http://twitter.com/alohakun このページはインラインフレームを使用しています ※ 当然のことながら,僕は大企業で働いた経験が無いので以下は全て想像です はてなブックマークのコメントで,マイクロソフトなどの選択肢(他の,名の知れた優良大企業という意味だと思う) は無かったのだろうか ?というようなコメントをいただいた. まぁ,もちろん,自分が MicroSoft 社とか google 社のような大企業(?)に入ろうとしても入れないだろう (し,受ける気もない) という現実はあるのだけど. 大学院の研究室の同期は,

  • NO NAME

    オンラインで飲み会をしたり、授業やったり、また学会に参加することが非常に最近は多い。今まで、何の問題もなくやっていたのだけど、日あるオンライン学会でコメンテーターを務めることになり、いざそれをやろうとしたら、自分の声が音割れで他の人にまともに聞こえないというアクシデントが突然起こった。すぐに適切な対処方法が分からなかったので(マイクやビデオをオンオフにしてみたくらい)、事前に配っていたハンドアウトを他の参加者に読んでもらうだけになってしまった。 せっかく準備して、発表者と議論するのも楽しみにしていたので残念だった。しかも、当日は、朝からSkype、Jitsi Meetで他の会議にも参加し、学会主催者ともZoomで環境チェックをやった上に、学会の最初にまだ参加者が少ない段階であいさつなどをしたときも問題はなかった。 なので、ネット回線やパソコンの状態によって、突然こういう問題が起こるという

  • あなたのkugyoを埋葬する

    「ネタバレの美学」ワークショップの感想 2018年11月23日(金祝)に,公開ワークショップ「ネタバレの美学」で話題提供した.発表スライドはresearchmap上ですでに公開しており,年度明けぐらいの時期で論文化の予定もあるが,ここでは,次の問いに答えを与えたい:この発表はどうやってできたのか? 話は2010年にさかのぼる.時系列を追って見ていこう. 続きを読む 9月末に発売になった「フィルカル」という雑誌の最新号に,「文化的盗用」と呼ばれる現象(「文化的盗用」と呼ばれる現象をめぐる争い)について,哲学者はどんなことを考えているのか,紹介した論考を寄稿しました.雑誌とのご縁じたいは,友人の紹介によるものです. この雑誌は,若手の哲学者が,(ポップ)カルチャーと最近の哲学研究とを関連づけて論じたいろんな文章を毎号掲載してます.この手の批評誌はネット・同人界隈でも最近また元気がいいんですが,

    あなたのkugyoを埋葬する
  • 社会学しよう!

    私たちはすでに、家族療法において、「ナラティヴ・セラピー」という動きが盛んになったのをみました。ナラティヴというのは「物語り」のことです。心理の問題を抱えた人の多くが、自分を虐げるような物語の中に自分を置いていることが多い。そういう人が生き生きと自分を解放できるようなのびやかな物語を、話し合いながら一緒に編み出していこう、あるいはクライエントが生み出すのを手伝っていこうというのが、「ナラティヴ・セラピー」でした。 )。 だがその新たな物語形成において、問題となってくるのは、そうした新しい物語はどんな風に生まれてくるのか、そのきっかけ、契機は、どういうものなのか、という問題であす。

    社会学しよう!
  • 永井俊哉ドットコム

    This domain may be for sale!

  • 三浦俊彦の世界(分析哲学,論理学,可能世界,人間原理,美学,小説,環境音楽):[WebMaster/松下彰良]

    Miura Toshihiko's space-time 三 浦 俊 彦 の 時 空 間 1+1+1=1 不可能?

  • Roscellinus Compendiensis

    人生という修羅場では、いつも危機がやってきます。こんなこと敢えていわずとも、誰もが知るところです。 しかし、危機に対して常に冷静に対処するのは、並大抵のことではありません。とても難しいことです。 危機に接すると混乱、恐れ、不安と数えきれないくらいのネガティヴワードが並びます。 それらを眺めつつ冷静でいられる人を私は尊敬してやみません。自分ができないという裏返しです。 危機もあれば救いの方法もあるのが人生だと理解していても、逆境に勝ち切るのは至難の業。 最後まで諦めない。 どうも世間では飽きっぽい人が多い気がします。 口調や行動をみると極めた人のそれなのに、極めたフリをしているだけなのです。こういうタイプの人は、揃って飽き性。落ち着きもなければ、耐久性もありません。 人間なにかを気ですることは極めることです。とても心身ともに疲れます。でも、やるんです。なぜ?他人を説得するためです。認めても

  • 忘却からの帰還

    Tweets by @kumicit ■東芝がウェスチングハウスをコントロールできないことが勝利の決め手だった?(04/09) ■人生に意味を与えるUFO(03/14) ■UFO統計(03/14) ■2011年9月20日(01/30) ■180年くらい歴史がありそうな都市伝説「ブアメードの血」(08/06) ■143年の歴史を誇る都市伝説「ブアメードの血」Update 2016/08/05(08/05) ■メモ「人種偏見と発砲判断」(07/24) ■ハーブレメディは見過ごされている世界的健康被害(05/30) ■メモ「メスメリズムで死人が蘇生すると書いてたHahnemann」(05/08) ■メモ「ホメオパシーとデュナミスの関連調査中...」(05/05) ■メモ「危機的状況化での非難の政治力学」(04/24) ■メモ「災害後の人々の行動」(04/21) ■東芝がウェスチングハウスをコント

    忘却からの帰還
  • アンドロイドはしあわせか

    残念ながら、家族を養うためしばらく研究とは違った仕事に就くことになりました。このblogもお休みします。 また再開できる日が来れば。 釘を刺してみる。 http://blog.livedoor.jp/khideaki/archives/50846818.html http://d.hatena.ne.jp/Kow/20070109 詳しくは、拙著「当の科学ガイド」に書いているので、其方をご覧いただきたい。 ここでは、かいつまんでだけおくと、 現代科学の基的な存在論としては、因果関係は事実の範疇とされている(実在論)。 それを否定することは、確立されている科学理論の多くを否定することになる。あなたの日常生活を日々助けているそれら(糧生産とか医療とか建築とか電気機器とかありとあらゆる諸々)も含めて。 否定してはいけないとは言わないが、代償が大きすぎることを踏まえてほしい。 混乱のポイント

    アンドロイドはしあわせか
  • たんつぼ系

    なんだかどうしても絵が垢抜けずモッサリ仕上がってしまうので、絵が上手い人のキャラクターイラストを観察して、上手く見えるポイントを探してみました。これらの点をしっかり抑えれば、一皮剥けられるかもしれません。 1)主線のキレイさどうやら上手い人は主線がとてもきれいに仕上げられているようです。逆に主線が雑だと、とてもキタナく見えてしまうようです。 イリとヌキ、線の閉じ方が重要なのでしょう。また、ガタガタ震えたりしない滑らかな線であることはもちろん、線のはみ出し、突き抜けを丁寧に消してあり、線を重ねるときは規則的にきれいに並んでいます。 個人的に、線の丁寧さで印象に残っているのは「はじめの一歩」です。例えばキャラクターの顔の下マブタの影などを見れば、その丁寧さが良く分かります。また逆の例えとしてベ●セ●クはそうではないので、パッと見で「きれいな画面」という印象はあまり抱かないのではないでしょうか。

  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…

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  • The Black Swan - 池田信夫 blog

    ふつう自然科学や経済学で確率を考える場合、ほとんど正規分布を仮定している。しかし実際に世界を動かしているのは、そういう伝統的な確率論で予測できない極端な出来事――Black Swanである。 たとえば9・11の前に、今のように厳重なセキュリティ・チェックが提案されても通らなかっただろう。飛行機ごとビルに突っ込むという行動は、人々の確率論的なリスク評価の枠外にあったからだ。このように、いわばメタレベルで人々の予想を裏切る現象がBlack Swanである。ここでは母集団が未知なので、その確率分布もわからない。圧倒的多数の出来事はごくまれにしか起こらないので、その分布は非常に長いロングテール(ベキ分布)になる。 著者がBlack Swanを理解していた唯一の経済学者として挙げるのがハイエクだが、実は彼より前にこの問題をテーマにしたがある。Frank Knightの"Risk, Uncert

  • An Inlet of Thoughts

    エドワード・サイード(中野真紀子訳)『ペンと剣』(ちくま学芸文庫)。実は去年のクリスマス頃に読み終えてたんだけど、こちらにアップする暇がなくてほったらかしてた。 98年に単行として出版されたの文庫化。このはインタヴューということで、サイードの「肉声」が聞ける。それがとてもいい。インタヴュアーのデーヴィッド・バーサミアンもかなりスゴイ人で、イクバール・アフマド、ノーム・チョムスキーへのそれと合わせて、インタヴュー三部作を物した人物。この3人にインタヴューしてるってのもスゴイ。表紙のサイードの写真がめちゃんこカッコイイ。 文学の政治理論といったらいいのだろうか、『オリエンタリズム』による大転回をもたらした理論家であり、同時にパレスチナ問題にコミットし続け、かつ希望を語り続けた不屈の知識人でもあった。次の部分は、そんなサイードの質と言っていいやり取り。 「──あなたの好きなグラムシは、自

    An Inlet of Thoughts
  • 読書生活

    もうアップル関連のは読みすぎてしまったので、もういいかなと思ってたんだけど、テククランチで薦められてたので気になってた。 どうしようかなあと思ったけど、iOSアプリを毎日作っている自分として一応は読んでおくか、なにか新しい発見があるかもしれんと思い読んでみた。 このに期待していたのは、ジョブズ以後でアップルの社内でイノベーションが起きなくなっているという主旨の裏付けとなる社内情報だったり、ネットで読んだ事がないゴタゴタです。 どこかで読んだ事がない情報というところがポイント。 個人的にはまだまだAndroidよりiOSのほうが開発の手間に比べて費用対効果が高いのでiOSオンリーだけど、このを読んだ後だと、この前少しやり始めたAndroidのやる気がもっと出てくるかも。 前半はジョブスが死去するまでの話 前半はジョブズがどんどん弱っていくところで、アップル社内がどういう様子だったかの

    読書生活
  • 不定期更新 思索日記(時々戯れ)

    2024-03 « 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 » 超~久々の更新です… もはやまえがきを書くのもおこがましいな… 世間を賑わす小保方問題… 正直、「NHK7時のニュースのトップでやるようなニュースか?」という疑問は拭えない。 「もっと報じるべきニュースはいくらでもあるだろう?」的な… 今さら「論文不正疑惑」を論じたいわけではない(少しネットを検索するだけで、筋とは無関係のスキャンダラスな噂話まで含めていくらでもヒットするだろう) ここで僕が論じたいのは、小保方論文は”全否定”しなければならないというブログエントリーで述べられている次のような考え方である。 以下引用 一言で言えば会見で小保方氏は論点のすり換えを行っている印象を受けました。 問題になっているのはこの論文に剽窃や改ざんがあったのかどうかという点で

  • 現象学 便所の落書き

    「自分はノンフィクションライターではないのか」という自覚?疑念?がうまれ、ノンフィクションを意識して読んだ。結果、あたりまえといえばあたりまえだが、現象学的な質的研究とノンフィクション文学との違いは意識できるようになった笑。とはいえもしも良質のドキュメンタリーが書けるのであればそれはそれで望だし、現象学はまだドキュメンタリーの高さと重層性に届いていない。 西成区にきがつくとほぼ毎週通っていることから、差別を生き抜いてきた人たちの歴史を勉強したくなってきた。加えて、西成では支援者の皆さんからはいろいろなことを学んでいるが、もともと研究上のテーマとしていることとは別に、「歴史」ということをリアルに感じることが初めてできている。いままで歴史学や歴史哲学が語る「歴史」を自分の生活とリンクさせることができなかったのだ。以下は読んだ順番にあげる。 上原 善広(2009/2012)、『日の路地を旅す

    現象学 便所の落書き
  • ハイパーテキスト版 論理哲学論考 (Tractatus Logico-Philosophicus)

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  • 独学ノート

    独学ノート † 引っ越し予定…というか、全面改定予定。pukiwikiからmediawikiへの移行を思案中。 ↑ ここは? † 理系バカが「生涯学習」的発想ではじめた勉強ノート。というか、雑多なメモ・寄せ集め・コピペ。かなり、てきとーであり、修正しないとまずい記述も多々あります。 内容の正確性については、まったく保証しません。 すべてのページへのリンクを許可しています。報告義務はありません。 パソコン/携帯・モバイルのどちらでも、同じURL( http://note.masm.jp/ )から閲覧できる…はず。 連絡先 : 意見・質問などありましたら、こちらのフォームから。

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  • 初心者のための記号論:目次

    <訳者より> テキストは英国のウエールズ大学のダニエル・チャンドラー博士による記号論への入門書のオンライン版であり、インターネット上で公開されているものです。このオンライン・テキストは評判が良く、1995年公開以来のアクセス回数は56万回(2004年2月時点)にもなっています。 訳者は2002年4月まで35年間、企業の研究所に勤務していたシステム分析が専門の技術者ですが、記号論のの中に、「システム」という言葉がたびたび出てくることから記号論に興味を覚え、インターネット上で調べていたところテキストと出会いました。記号論の主要トピックスをソシュールの記号学および構造主義をベースに、丁寧に説明しており具体的な例も多く観念的でないことから、記号論を勉強してみたいと思っている人、記号論の勉強を始めたがよく分からず挫折した人にとって良い参考書になるのではないかと感じました(残念ながら、日では、

  • M&A日記

    偶発債務は、日企業によるM&Aにおいて、軽視しがち・でも重要な要素の一つです。今は債務ではないけれど将来には債務になる可能性があるもののことを指します。 典型例としては係争中の事件における賠償金が挙げられます。近年の訴訟では賠償金の金額は時に何十億という単位になりますからM&Aの際には注意が必要です。格安だと思って買収した企業が実は多くの訴訟に巻き込まれていたとあっては大損ですからね。 会計士が毎年偶発債務の存在を監査しているので、一から偶発債務を探す必要はありません。問題は、会計士の処理に主観が大きく入っているということです。売り手と買い手の意識に齟齬があるような偶発債務に関しては買収の際には以下のような対策を考慮する必要があります。 ① 買収価格を下げさせる(契約書、クロージングのいずれかの時点) ② 売り手に表明・保証をさせる ③ 偶発債務を引き取らない(資産買収の場合) こう書く

    M&A日記
  •  R・ローティ「偶然性・アイロニー・連帯 リベラル・ユートピアの可能性」 その1 序論 - jmiyazaの日記(日々平安録2)

    岩波書店 2000年 このは東浩紀氏の「文学環境論集L」の「新しい批評のための20冊」の中の一冊として紹介されているので知った。東氏によれば、ポストモダンの質である「自分が信じていることをひとに伝えるときに、それを皆が信じるべきだと言えなくなること」の葛藤についてもっとも簡単に書いているということである。この葛藤と折り合いをつける強さのことをローティはアイロニーを読んでいるとp107にもある。それで読んでみたのだが、とてもそんな簡単なでではない。実はそのあと同じくローティの「アメリカ 未完のプロジェクト」を読み、それも大変面白かったが、同じ著者のだろうかと思うくらい「偶然性・・・」とは肌合いの違ったであり、さらその後に入手した「哲学と自然の鏡」にいたっては難しくて全然ついていけそうもないであった(ローティが議論の相手としている相手の説をこちらはまったく知らないのであるから、議

     R・ローティ「偶然性・アイロニー・連帯 リベラル・ユートピアの可能性」 その1 序論 - jmiyazaの日記(日々平安録2)
  • 事実と価値 | 科学的世界観のblog

    世界はどういうものかということを考える場合、nbは価値を徹底的に排除したいと考えています。物質の動きに限らず、人間や生物界についてもです。その通りです。 で、ここからがnbの釈明なんです。でも、これから述べる釈明というものは、nbの”XとY”という例の話の焼き直しみたいなもんですから、もうそんなの聞き飽きた!という方は、読んでもつまんないですから、とっととすっ飛ばしてくださいませ。 私は、「事実」について、次のように考えています。 ・ 世界とはどういうものかということについては、客観的な事実がある、あるいは、客観的な事実がありうる。 ・ 誰もがみんな常に受け容れているわけではいないとしても、受け容れなければならない、受け容れないのが誤謬であるような、普遍的な事実がある、あるいは、普遍的な事実がありうる。 ・ 事実について、複数の事実が最終的にトレードオフの関係になることはない。AかBのどち

    事実と価値 | 科学的世界観のblog
  • やる夫で学ぶ個人事業開業と古物商免許取得

    1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/12/26(金) 19:29:56.16 ID:EHle6d0i0 ____ /      \ / ─    ─ \   こないだ買ったゲームが糞ゲーだったお。 /   (●)  (●)   \ 面白いと評判だったから期待していたのに…… |      (__人__)    | \     ` ⌒´     / ____ /⌒  ⌒\ ホジホジ /( ●)  (●)\     まぁ割と新しいゲームだし、 /::::::⌒(__人__)⌒::::: \    売ればそこそこの金になるはずだお。 |    mj |ー'´      |   売りたかった漫画やCDもあるし、 \  〈__ノ       /    近くのブックショップ「VIP」まで売りに行くかお。 ノ  ノ 3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りし

  • 文学理論:富山英俊

    文学理論の事の次第(下) 富山 英俊 この一文の前回は、文学理論の事の次第の若干を語ったわけだが、その骨子は、(一)いわゆる 「(ポスト)構造主義」の教えの中心は「主体の脱中心化」説と、「諸対象は構成されたものである」という説であったこと、(二)だが問題はそこでどんな諸 構造(主体の統御の外にあるはずの)が措定され、有効な分析の枠組みとして機能するかであり、期待はずれの「構造」の一例がヤコブソン的な「メタファー/ メトニミー」概念であったこと、(三)そもそも「文学批評」という実践は必ずしも「文学」や「批評」についての「理論的」理解を要求する種類のものでな く、(まさに「(ポスト)構造主義」が教えるとおりに)主体の意識を多くは経由しない種々雑多な言語ゲームの集合体であること、(四)そしてその一部は人 間の自然史に属すると言ってよい卑近・日常的なものであり、「メタファー」、「

  • 避けながら手探りで歩く - Essais d'herméneutique

    ケノーベルからリンクのご案内(2014/09/26 08:44) (ケノーベル エージェント) <集団的自衛権> 閣議決定で「集団的自衛権」は容認されたのか (みつよしのプロダクションノート)  米国:「安倍首相、強硬なナショナリスト」 議会報告書で懸念 (自分なりの判断のご紹介) ケノーベルからリンクのご案内(2013/01/07 10:24) (ケノーベル エージェント) お笑いの話 (笑うミント箱) ケノーベルからリンクのご案内(2012/12/24 10:33) (ケノーベル エージェント) 酒井法子の性器ピアスの動画と画像がネットでアクセス集中! (【復帰】酒井法子の疑惑AV動画!) ビジネス 投資で成功する方法 (ビジネス 投資で成功する方法) 武井咲のヤンキー写真、元彼画像が流出か?!放送事故も! (【新着】武井咲のお宝映像!) ウォーレンパートナー制度 (ウォーレンパート

    避けながら手探りで歩く - Essais d'herméneutique
  • 詭弁 - Wikipedia

    この記事には複数の問題があります。改善やノートページでの議論にご協力ください。 出典は脚注などを用いて記述と関連付けてください。(2012年11月) 信頼性について検証が求められています。確認のための情報源が必要です。(2010年7月) 独自研究が含まれているおそれがあります。(2010年7月) 詭弁(詭辯、きべん、希: σοφιστική)とは、主に説得を目的として、命題の証明の際に実際には誤っている論理の展開が用いられている「推論」である。誤っていることを正しいと思わせるように仕向けた議論。奇弁、危弁とも。意図的ではない「誤謬」とは異なる概念である。 意味[編集] 日語で日常的に使われる「詭弁」とは、「故意に行われる虚偽の議論」[1]「道理に合わないことを強引に正当化しようとする弁論、論理学で外見・形式をもっともらしく見せかけた虚偽の論法」[2]「実質において論理上虚偽あるいは誤謬で

  • ポパー哲学への手引き

    ---------------------------------------------------------------------------- 書は、カール・ポパー (Karl Raimund Popper, 1902~1994)の哲学の全貌について、一般 読者向けに簡潔・明快に紹介するものである。 ポパーは、今までの我が国では少数の哲学専門家以外の人々には名前さえ知られていなか った哲学者であるが、ヘッジ・ファンドで有名なG・ソロスが自著でポパーの方法論や「開かれ た社会」論にしばしばふれているので、近年は経済界その他の人々にも知られるようになっ た。しかしながら、知られたのはポパーという名前と彼の片言隻語だけで、彼の哲学の正確な 内容と意味は未だにあまり知られていないといってもよいであろう。 ところで、哲学というと、「何やらわけのわからぬことを、できるだけわけのわからぬよう

  • 大学の変貌と哲学の転回

    [目次] I 裁かれるソクラテスと現代の大学 liberal educationとソクラテス ソクラテスと教授たち 現代のソクラテスの条件 II アメリカ哲学の半世紀 論理実証主義の命運 科学的実在論 表象説の解体と知識観の転換 真理と価値 III 哲学の先生アゴラへ行く I 裁かれるソクラテスと現代の大学 最近、いわゆる「大学改革」とのかかわりで、大学における哲学の居場所と、哲学の存在意義について考えさせられることが多い。その場合、私の直接の関心の対象になるのは、当然日の大学のことなのだが、ここでは、現在のアメリカの状況について検討してみようと思う。というのは、日の現状では、大学における哲学の位置を検討するときの議論の軸が、まだきちんと設定されていないと思われるからである。確かに、日哲学会などで、日の大学における哲学の研究と教育のあり方が、議論の対象となりはじめてはいる。しかし、

  • 詭弁論理学

    【詭弁論理学】 ものみの塔の何月号でもいいんですが、なにげに手に取って、 適当なページをぱっと開いて、すらすら内容を読めますか? もしすらすら読めるならあなたは絶対に変です。 でも、ちゃんと読んでも、斜めに読んでも、特に何も変だと思わないからこそ、 ものみの塔をすらすら読めるわけでしょ。 そういう素直な性格の人は「詭弁」の基礎を知っておいた方がいいと思いますよ。 JWの主張を聞いて首を傾げる人は多いですが、彼らはちゃんと筋が通ってい ると思っています。しかし、その間違いを判断するのは聞いている人達1人1 人であって、JWの主張のジャッジをする公的な機関はどこにもありません。 世の中にはいろいろな意見や主張があります。それを他人に説明するときに、 その意見や主張を相手が全部丸飲みすれば別ですが、そうではないときには 議論が始まります。 そして、世の中にはいろいろな種類の議論ありますが、 その

  • 沢田善太郎のページ

    授業や講演では、かなりくわしい資料をつくるのが習性になっています。 「はじめてのホームページ」ですが、少しずつ、その内容を公開していこうと 思っています。 最近、私は、学生の皆さんのレポートで、出典も記さずに、Wikipedia など の記事を《選択→コピー→張り付け》しただけのレポートがあるのに悩まされ ています。主なサイトはチェックし、丸写しが判明したレポートは不合格にし ていますが、私が気づかなかったサイトから盗用したレポートを見すごしてい ることも多いのではないかと思います。私のホームページも、テーマによって は、社会学関係の安直なレポート作成のために、無断引用されやすいもののひ とつになるのではないかと危惧しています。 というわけで、レポート等にコンテンツを引用をされるときは、 「沢田善太郎のホームページ」(http://www.hkg.ac.jp/~sawada/)で あること

  • 仮想制度研究所 VCASI

    ■フェローの著作を掲載しました 2017年05月31日 現代経済学のヘーゲル的転回:社会科学の制度論的基礎 (Carsten Herrmann-Pillath and Ivan Boldyrev(岡裕一朗・瀧澤弘和訳)) ■フェローの著作を掲載しました 2016年08月23日 比較制度分析のフロンティア (青木昌彦/岡崎哲二/神取道宏 監修) ■コラムを掲載しました 2015年07月17日 主宰 青木昌彦の逝去についてのお知らせ

  • ロボット-トップページ

    概略 ロボットは、生まれつき備わっているプログラムが、動作および観測値を継続的に得ることで、意識、知識を保持するようになると主張します。生まれつき備わっているプログラムは、現在の観測と動作から規則性を見出します。 そして、生まれつき備わっているプログラムは、現在の観測と動作が、過去の観測と動作における規則性と一貫していることを確認します。一貫していなければ、規則性を変更・拡張します。 一度作成した規則性を変更しようとするとき、ロボットは、自身を意識します。なぜなら、観測と動作に見出した規則性は、”この場合にはこうする、するとこうなる”という自身の動作を記しています。そして、記している自身の動作を、いわば参照して、現在の動作を見るからです。 ロボットは、人工知能の分野で研究されてきた推論を用いません。むしろ、推論機構は、生まれつき備わっているプログラムが、経験を取り込むことで、生成す

  • 【インフォシーク】Infoseek : 楽天が運営するポータルサイト

    日頃より楽天のサービスをご利用いただきましてありがとうございます。 サービスをご利用いただいておりますところ大変申し訳ございませんが、現在、緊急メンテナンスを行わせていただいております。 お客様には、緊急のメンテナンスにより、ご迷惑をおかけしており、誠に申し訳ございません。 メンテナンスが終了次第、サービスを復旧いたしますので、 今しばらくお待ちいただけますよう、お願い申し上げます。

  • KODAMA FOREST  『デカルトの誤り』(Descartes' Error)での三つの観点 by Damasio

    « 2024.03/ 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 » 心はどこから生まれるのか、脳が傷つくと人格変化が起きるのはなぜか、自分はなぜ自分なのか。現代の唯脳主義を根底から揺すぶり脳と意識と自己を。 人間の心的活動は、間断なく状態が変化する「身体」と「脳」との「ダイナミックな相互作用」をとおしてのことであり、身体を考慮せずに、「情動」も「感情」も合理的意志決定も、自己も意識も説明で きない──「訳者まえがき」より Damasio著『デカルトの誤り』(Descartes' Error)での三つの観点 ・情動(emotions)と感情(feeling)の定義 ・身体(body)の重要性 ・「前頭前皮質」の役割と「ソマティック・マーカー仮説」 [情動と感情] それらは「生命調節」という、有機体の最も重要な、そして最も基

  • KODAMA FOREST  システム論

    「システムは他の学問と同じ範疇に入れる事のできない学問 である。システムはメタ(超越)的学問で、それの研究内容は 実質的に他の全ての学問に適用可能である。」 「システムアプローチは、視野を広くとり、全ての側面を考 慮し、問題内の色々の部分間の相互作用に焦点を合わせて 問題に対処するアプローチである。」 ※時系列→ [一般システム論] 1940年に、生物学者の L.V.Bertalanffy は、単一の要素を調べるだけでは生命現象についての完全な理解に到達できないとして、すなわりシステムとして認識する事を提唱した。更に、異なる領域における個々のシステムがもつ諸概念をシステム思考の名の下で一般化できると主張し、一般システム理論(GST; general systems theory)を提唱した。 [システム内部] 相互関係のある複数の要素(部分)から構成された一つの組織化 された統一体。 [シ

  • 03. メルロ=ポンティ『知覚の現象学』を読む(前半のみ) | 山竹伸二の心理学サイト

    ■メニュー 精神分析研究 ・精神分析の基礎(2) ・精神分析を読む(15) ・『精神分析入門』完全読解(2) ・フロイト「自己を語る」(6) 精神病理学と心理療法研究 ・神経症・精神病を知るために(4) ・心理的治療を知るために(6) 哲学研究 ・哲学書を読むために(5) オリジナル論文・著作など ・発表著作と論文(4) ・書評とエッセイ(17) ・インタビュー(1) 著者プロフィール 公開講座のお知らせ 関連リンク集 以下の内容は、『知覚の現象学』の前半のみをレジュメにしたものであるが、少し内容が煩雑であるため、レジュメの後に解説をつけておいた。フッサールの現象学に大きな影響を受けたメルロ=ポンティの哲学は、優れた身体の現象学として極めて高い水準に達している。『知覚の現象学』における身体の分析は、まさにこのの白眉であろう。しかし、メルロ=ポンティの哲学的立場を最も明確に示している「序文

  • http://www7a.biglobe.ne.jp/~yasui_yutaka/gendaishisou/pragmatism.htm

  • 503 error

    2022年2月16日 0:00〜15:00(予定) メンテナンス時間の終了後にアクセス可能となります。

  • サービス終了のお知らせ

    サービス終了のお知らせ いつもYahoo! JAPANのサービスをご利用いただき誠にありがとうございます。 お客様がアクセスされたサービスは日までにサービスを終了いたしました。 今後ともYahoo! JAPANのサービスをご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。

  • charisの美学日誌

    [今日の絵] 3月前半 1 de Vinci : ラ・ベル・フェロニエール1490 「フェロニエール」とは、額に着けられている金細工の飾り、ミラノのルドヴィコ・スフォルザ公の恋人であるルクレツィア・クリベリか、若々しくて生き生きとしており、とりわけ眼差しが美しい 2 Dürer : 若いヴェネチアの女性の肖像 1505 デューラーの二回目のイタリア旅行で描かれた、上流階級の若い女性と思われるが、上品な顔立ちといい、昨日のダ・ヴィンチの「ラ・ベル・フェロニール」と同様に眼差しの美しさなど、古典的で模範的な肖像画 3 Raffaello : ヴェールをかぶる女1516 モデルは、ラファエロの晩年の愛人「フォルナリーナ(パン屋の女)」といわれている、彼女には品位ある豊穣さがあり、そこが特に美しい 4 Tiziano  : 美しき女1537 代表作「ウルビーノのヴィーナス」と同一女性らしく、彼は何

    charisの美学日誌
  • 九州大学学術情報リポジトリ : Kyushu University Institutional Repository (QIR)

    「九州大学学術情報リポジトリ(QIR)」は、学内で生産された知的生産物を保存・公開することを目的とした、学術情報資源管理システムです。九州大学に在籍する教員及び大学院生の皆様は「九州大学学術情報リポジトリ」に著作物を登録できます(詳しくはこちら)。お問い合わせ->附属図書館コンテンツ整備課電子化係Kyushu University Institutional Repository (QIR) aims to contribute to the development of our university's academic research as well as to the society by collecting, storing, preserving and then distributing the works of faculties and graduate student

  • 多元的世界における寛容性についての研究:第12回研究会レジュメ1

    現在日には約二万人のホームレスがいるとされるが、筆者がフィールドワークを行なっている「釜ヶ崎」は日で最もホームレスが集住している寄せ場である。現在、釜ヶ崎を見渡すと、ホームレスの多さも然ることながら、ホームレスを支援するキリスト教グループの多さにも目を見張るものがある。 釜ヶ崎で活動するキリスト教は大きく二つの傾向に分類することができる。一つは、ホームレスに至った要因を社会構造にみるリベラルなキリスト教グループ。そしてもう一つが、ホームレスに至った要因を個人にみる保守的なキリスト教グループである。 前者はカトリックとプロテスタントの垣根を超えたエキュメニカルな運動で1970年に分野の異なる複数のグループから成る「釜ヶ崎キリスト教協友会」が結成された。以来、「釜ヶ崎キリスト教協友会」はグループ間のみならず、新左翼運動にルーツをもつ釜ヶ崎の労働運動ともゆるやかに連携している。そして最大の特

  • 猫だっていろいろ考えているんです

    12/17(土)、18(日)に立正大学品川キャンパス9号館B2階1番教室にて以下のシンポジウムを開催いたします。 ご多忙とは存じますが、ご参加いただけると幸いです。 会場アクセスなど詳細は添付のポスターをご覧ください。 九州大学QRプログラム・シンポジウム 「現在」という謎〜時間の空間化とその批判〜 (共催: 山口大学時間学研究所、立正大学仏教学部、日時間学会) 概要 現代物理学において、時間は「時空間」として空間と同等とみなされ、 そこに特別な「現在」の居場所はないように思える。 一方、私たちの日常には「現在だけがあり、過去はすでになく未来はまだない」 というありありとした実感がともなっていて、「現在」は特別な地位をもつように感じる。 シンポジウムでは、哲学者と物理学者がそれぞれの視点から 時間の空間化について論じ、「現在」という謎に挑む プログラム 12/17、14:00〜17:3

    猫だっていろいろ考えているんです
  • 心の哲学と科学 7.機能主義 2008/05/22

    http://www.geocities.jp/s3aoki/2008Mind_07_functionalism.pdfHTMLバージョンです。 G o o g l eではファイルを自動的にHTMLに変換して保存しています。

  • Social Brain Hypothesis

    The Social Brain Hypothesis Robin I. M. Dunbar Evolutionary Anthropology, 6(5), 178-190, 1998 ・稿の目的 社会脳仮説(マキャベリ的知能仮説)とは,生態学的環境ではなく,集団内における複雑な社会的環境が脳を急速に進化させたという仮説である.だが,この仮説に関する実証的データは得られていない.研究では霊長類間における「脳のサイズの予測」という観点から,この仮説の妥当性を吟味していきたい. ・ 対立仮説について 脳のサイズに関し,社会脳仮説を含め,4つの仮説が考えられる(Tale1).epiphenomenal仮説は,脳のサイズは身体サイズの進化の副産物という考えである.すなわち,身体サイズと脳のサイズは比例するとする.また,発達仮説(developmental hypothesis)は

  • 外在主義のテーゼ1 - retrosectionblog

    現象学の強みは、その徹底した内在主義を方法論として採用していることにあるように思う。内在主義とここで名指しているのは、大雑把には、この世界に存在するものについて何かを明らかにするとき、その前提としてその存在するものはまずはそれを把握する私との関係においてのみ把握されるのだから、それを把握する私がどうなっているのかを知らない限りは、私以外のものがどうなっているのか、どのようにして存在しているのかを知ることはできないという立場である。僕がこのような大枠に含めることができると考えているのは、カント哲学およびカントの体系に依存した哲学とフッサールの超越論的現象学である。 僕がとりたいのは外在主義だ。その前に中庸的な立場について言及しておこう。中庸的な立場は、例えば一般的な分析哲学の多くが含まれるかもしれない。少なくとも発話者や言語行為者、あるいは信念や主張、主観性に関する前提が、通常の生活の中で

  • 全体論解説

    書は、Jerry Fodor and Ernest Lepore, Holism, A Shopper's Guide, Basil Blackwell, 1992 の全訳である(翻訳はその初版によっている)。書は、「お買い物ガイド」というそのソフトな副題にも関わらず、意味の全体論に対するきわめて論争的で挑戦的なその姿勢で世界的な反応(賛同/反撃)を惹き起こした。ルポア教授によれば、1996年5月の時点で、およそ20のシンポジウムと、多くの論文と、そして『全体論:最新の消費者』 Holism: A Consumer Updated, Grazar Philosophishe Studien, Rodopi, vol.46, 1993 という、同じ著者たちが編んだ批判論文集までもがこの結果として出現した(ちなみにこの中には、クリプキ『名指しと必然性』の訳者の一人、カリフォルニア州立大学の

  • http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/~tiseda/works/ugthesis.html

    㱨瑭氾㱨敡搾㱴楴汥㹵湤敲杲慤畡瑥⁴桥獩猼⽴楴汥㸼⽨敡搾㱢潤礠执捯汯爽੷桩瑥㸊㱨ㄾਛ⑂║╃╈╊╠⑎さ䰣佀⑋␪␱⑫㭘䤸䀭⑋⑄␤⑆ᬨ䨼⽨ㄾ਼栲㸛⑂乑䵽⌴㉳䀸℡か䀪䕄䔯㰣ᬨ䨼⽨㈾਼栳㸛⑂䱜㰡ᬨ䨊㱵氾਼汩㸛⑂䉨ぬ㹏℡䕁䕽䔪さ䰣佀⑈␽⑎䡣䠽ᬨ䨊㱵氾਼汩㹡⸛⑂䕁䕽䔪さ䰣佀ᬨ䨊㱬椾戮ᬤ䈥儥䌥䠥䨥怤䬤栤歈捈㴛⡊㰯畬㸊㱢爾਼汩㸛⑂䉨䙳㹏℡║╃╈╊╠⑎さ䰣佀ᬨ䨊㱵氾㱬椾愮‛⑂㡀㡬䔪䨬㙈ᬨ䨊㱬椾戮‛⑂䙾䱧㭶㹝ᬨ䨊㱬椾挮ᬤ䈵ⰳ䨷㼛⡊਼汩㹤⸛⑂さ䰣佀䔪╞ℼ┫ℼᬨ䨼⽵氾਼扲㸊㱬椾ᬤ䉂栻〾伡℻塉㡀ⴛ⡊਼畬㸼汩㹡⸛⑂㭘䤸䀭⑎㌵䜰ᬨ䨊㱬椾戮ᬤ䈻塉㡀ⴤ堤么㽏䀛⡊਼汩㹣⸛⑂㭘䤸䀭⑈㼿䵽ᬨ䨼⽵氾਼扲㸊㱬椾ᬤ䉂栻䴾伡℥⼥樥圥ⴤ丰啌⍏䀤䠤么昳匛⡊㰯畬㸊㰯栳㸊㱦潮琠捯汯爽牥搾ᬤ䈡䩆繎似吤栤模✰䨲㰤严䘥ⴥ㤥䠤䬤⨤␤䘤伡≌䀤椤⬤䨸活穃☻稛⡊ਛ⑂⑏㉾②⑆␢⑫℣㙧䙉䕀™㉾㥔⑊⑉③™␢⑞⑪⑋䥔䔬䕶⑈㭗⑯⑬⑫③⑎⑏㉾②⑆␢ᬨ䨊ᬤ䈤次⌤㴤乂㸤久䀡䨴䄻

  • ダロン・アセモグル「2008年危機」

    A Wealth of Information at Your Fingertips Store and Bookmark Documents Share Documents Privately Reach Millions of People

  • 機械仕掛けのこころ ブレインワイズ

    ブレインワイズ 目次 ブレインワイズの目次です。 1章 序 1部 形而上学 2章 形而上学とは 3章 自分とは何か(前半) (後半) 4章 意識(前半)(後半) 5章 自由意志 2部 認識論 6章 認識論とは 7章 表象する脳 8章 学習する脳 ブレインワイズを読み終えて ブレインワイズを読み終えて率直に言ってブレインワイズは一読の価値ありです。とくに神経科学を志している(私みたいな)学生は読んでおいて損はないでしょう。 著者パトリシア・チャーチランドは消去主義を主張する哲学者の一人ですが、このでは哲学的な話は多くなく、どちらかというと神経科学のレビューをしています。レビューしている内容の中には、一般向けの脳科学のではあまり取り扱われないけれども重要と思われるものがあります。例えば、Wolpertのエミュレーターの話とかSchultzの報酬予測の神経細胞の話とか、個人的には幾分馴染みの

  • 認知記憶の大脳メカニズム -イメージと想像力の起源 -

    今回受賞の対象になりました「認知記憶の大脳メカニズム」の研究に関して、その背景と研究の現状、並びに将来の展望についてご紹介させていただきたいと存じます。 私の研究は「記憶について」の研究です。記憶というのは頭のなかにしまっておくものと思われがちですが、しまっておくだけでは意味がありません。しまっておいた記憶をどのように引き出して使うかが肝心です。記憶を引き出す、つまり思い出すことは、実は記憶を造ること、覚えることと表裏一体です。しかし、脳のメカニズムという点では区別して考えることができますので、記憶をつくるメカニズムについては明日のシンポジウムでお話することにして、日は主に「どうやって記憶を思い出すのか」ということについてお話させていただきたいと思います。 想像力の起源 問題の切り口は次のようになります。実際に眼の前にあるものを見るときと、眼の前にないものを想像する、イメージする――こ

  • マルチン・ハイデッガー『存在と時間』解説の目次

    『存在と時間』解説、目次 序文 序論 存在の意味の問いの解明 第一章 存在問題の必要性、構造、優位 s1存在の問いをくり返す明確な必要性 s2存在の問いの形式的な構造 s3存在問題の存在論的優位 s4存在問題の存在的優位 第一部 時間性へと向かう現存在の解釈と、存在への問いの超越論的地平としての時間の説明 第一篇 現存在の下ごしらえ的な根分析 第一章 現存在の下ごしらえ的な分析の課題の提示 s9現存在の分析論の主題 s10人間学、心理学、および生物学に対して、現存在の分析論を区別すること s11実存論的分析と未開の現存在の学的解釈 「自然的な世界概念」を獲得することの難しさ 第二章 現存在の根機構としての世界-内-存在一般 s12内-存在そのものに方向を定めることによる世界-内-存在の下書き s13一つの基礎づけられた様態で

  • プロジェクト杉田玄白/Project Sugita Genpaku

     *プロジェクト杉田玄白* リンクやコピーは黙ってどうぞ。詳細はこちら。 プロジェクト杉田玄白というのは、いろんな文章を勝手に翻訳して公開しちゃうプロジェクトなのだ。プロジェクトグーテンベルグや、青空文庫の翻訳版だと思って欲しい。日は翻訳文化だといわれるけれど、それならいろんな翻訳が手軽に入手できるようにすることで、もっともっと文化的な発展ができるようになるだろう。もっとくわしい能書きは、以下にある。 ■□■□ テキストのありかとそれぞれの新着! ■□■□ 各種テキスト むちゃくちゃに間が開きましたが、ラフカディオ・ハーン『怪談』、ドストエフスキー『鰐』、カントール、オーウェル、ウィトゲンシュタイン、ライヘンバッハ、モリス、カンディンスキー、ロース、シェーンベルクを登録。半年以上間が開きまして申し訳ありませんでした。 (2008/3/9, 正式作品) ストールマン『 「知的財産」だって

  • 仔猫の遊び場-心理学

    ここは、わたしの専門である心理学のコーナーです。 わたしが大学院入試で使った心理学のノートを公開していきたいと思います。 心理系大学院や公務員の心理職を目指す人、また、大学の授業の復習などに利用してください。 (このページで使用した引用文献・参考文献は「心理学参考書」を参照してください。) ご意見・ご質問等ございましたら、掲示板もしくはメールフォーム、 またはxkana@oak.dti.ne.jpまでお願いいたします。 ("@"は半角に直してください)

  • 知覚・感性・その他 - 1 (うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ)

    大黒合評会に参加したいと申し出たところ、ならばルーマンにおける「言語的なもの/非言語的なもの」について考えてこいと。 それとはまったく別個にid:shinimaiさんにいただいた発表原稿が、「美的な記述」と「非美的な記述」を巡るものであったと。 というわけで、しばらく知覚や感性などといったものたちについて考えてみようかと思った。 『社会の芸術』 ニクラス・ルーマン(著), Niklas Luhmann(原著), 馬場靖雄(訳) 法政大学出版局、2004 ひさびさの再読。一章前半。 再読の印象。昔読んだときは、「知覚」は心的で私秘的で認知的なものとして扱われていると思ったが、よく読むと事態はそれほど単純ではないかもしれない。 だらだら気づいたことをまとめてみる。 ■「知覚」って何よ まず「知覚」というのがなんだかよくわからない。『センスとセンシビリア』を読んだら余計にわからなくなった。 ふ

  • 知覚・感性・その他 - 2 (うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ)

    知覚・感性・その他 - 2 『社会の芸術』 ニクラス・ルーマン(著), Niklas Luhmann(原著), 馬場靖雄(訳) 法政大学出版局、2004 前回: http://www.at-akada.org/blog/2007/04/_1_1.html 1章後半。 同じ話を現象学に依拠してすることもできると言いながら(注92)、なぜかスペンサー=ブラウンに依拠するルーマン。 きわめて一般的な話ばかりで頭が痛い。 ■もの/形式 電波系の記述を差し引いて読むと以下のような感じか。 ものとは何か :Ⅵ節 ルーマンは、「もの」(書では「形式/かたち」と呼ばれる)の定義をきわめてゆるくとっている。未規定なものから区別され、さしあたり規定されたものとしてあるようなもの一般を「もの」と考える。この辺りの方針は、現象学に依拠してやっていた前期ルーマンとまったくかわらない。なぜスペンサー=ブラウンに依拠

  • ルーマンメモ - たけみたの脱社会学日記

    http://d.hatena.ne.jp/takemita/20061016/p1#c1161074402 contractioさんにもご同意いただいたところで、ルーマンの論文の書き方を見ると、 (1)既存理論の問題点を具体的に指摘 (2)それが既存理論の思考前提における問題に由来することを指摘 (3)その問題をクリアした代替理論を提唱 (4)その理論代替の意義をちょっとだけ示唆(←これが最終節) というのがスタンダードプラン。問題点は、(2)と(3)の内容がいつも一緒。(4)が薄すぎ。(2)がいつも同じなので、(1)と(2)の間の関係に「それほんとかよ」という疑問を禁じえない。(1)と(2)(3)の間のスケール(議論の一般性の水準)の違いが大きすぎる。(4)がいつまでたっても示唆の域を出ない。

    ルーマンメモ - たけみたの脱社会学日記
  • 言葉遊びに他ならぬ、か? - 認知科学Wiki始めました

    「まだまだ発展途上」というよりも、「まだはじめてまもない」Wikiですが、「知」の科学的解明にご興味のある方はぜひご利用、ご参加下さい。よろしくお願い致します。 http://ja.cognitivesciences.wikia.com/wiki/認知科学ウィキ_こぐまにあ なお、同サイトを立ち上げた都合、大した認知情報も載せてなかったわけですが、認知科学の話は同サイトに譲るとして、今後は余り認知科学に関係ない話をしてこうかなと(管理日記なんかも含めてですね)。サイトを認知縛りから開放した方が色々と(愚痴を!?)書きやすいので(笑)。ということで現在はリンクなどの引越し作業をしたりなんたらかんたらです。 あとですね、最近のコメントが四方山サイトへのリンクものばかりなので(あれはあれで面白いのですが、)余りサボってると見た目がエライことになりますから、コメントやトラックバックは基的に承認後

  • スピノザ・エチカ

    『エチカ』 はじめに 念のために言っておくと、私・Argonauta(Priapus 改め)は、 スピノザ主義者でも、 スピノザの信奉者でも、スピノザの研究者でもない。また、決して、 汎神論者でも、形而上学者でもない。哲学的には、一応、「論理主義的・ 観念論者」を自称している。 その Argonauta(Priapus 改め)が、スピノザを読もうと思った動機は、 もとを正せばやはり、 ラテン語の勉強のためであった。山書店刊の羅和対訳判は、哲学ラテン語の 学習者にとって貴重であった。また、当時(1991.5.1.)、スコラ学に興味のあった Argonauta(Priapus 改め)にとっても、 スピノザの用語法がスコラ学に多くを依存していることは、 好都合ではあった。そのようなわけで、以来、時折・少しずつではあるが、 読んでいるうちに、今では、それなりに「スピノザ愛好家」である。 Arg

  • 進化心理学についてのまとめ

    こころの適応と心理学〜進化心理学入門 「進化心理学とは人間の精神活動の遺伝的な構造(architecture)が 進化的な産物であるという事実に立脚する心理学である」 読みやすいWord文書版はこちら(57kb) 【目次】 1. 進化の理論とその誤解 (1) 進化とは (2) 進化理論に多い誤解 2. 進化心理学とは (1) 基的コンセプト (2) その特徴 (3) 心理学で受け入れてこられなかった要因 3. 進化心理学に関するトピック (1) 協力行動(�T)〜囚人のジレンマゲームを通して (2) 協力行動(�U)〜4枚カード問題 (3) 恋愛,嫉妬,性的魅力〜人は匂いで恋人を選ぶ? (4) 臨床からみる進化心理学〜抑うつ,フロイト,殺人,性役割 注:文中の(別表)というのは都合により掲載していません。欲しい方はメールを下さい。 1. 進化の理論とその誤解

  • 簿記2,3級を独学で同時に3週間で受かる方法

    http://d.hatena.ne.jp/Hash/20081219/1229690768 というエントリが盛況らしく、実際に非常に分かりやすく書かれていており、すばらしいと思う。 ただ、分析をしっかりしすぎた結果、簿記ちょっと難しくね?という印象を持たれかねないと思ったので、 シンプルにこれだけやれば受かりますよという間口として分かりやすさが必要と思い、別のものを書かせてもらった。 これをみて難しいと思うかそうと思わないかは個人次第。基は時間かければ誰でも受かる(受かっている)。 日商簿記検定2,3級のために勉強する意味会社で取らされるから、あるいは会計のさわりを知りたい人。 2級を取ったから財務諸表を読みこなせるとかないから(笑)あくまで入り口。そして、その入り口が大事。 たとえば、新聞読もうにも、日銀行って何?赤字国債と建設国債の違いって何?だったら話にならないでしょってこと

    簿記2,3級を独学で同時に3週間で受かる方法
  • らいおんの隠れ家 - ポール・グレアム「就職なんてもう古い」

    ハリイカの焼売と中華炒め ハリイカをよく、見かけるようになりましたよ。生け簀で、泳いでいたものを一杯購入しました 立派な大きな墨袋や肝は冷凍保存して 柔らかな身は季節のお豆、お野菜と合わせて中華の炒めものに。新鮮なにんにくの茎は刻み、香り高く欲そそられますね 下足はミンチにし…

    らいおんの隠れ家 - ポール・グレアム「就職なんてもう古い」
  • 自分で設立するNPO法人

    このサイトは、ボランティア団体等あまり資産を持たないけれども社会的存在意義の高い団体がNPO法人になるための情報を集めたものです。 NPO法人になれば、これまで代表者の所有で活動していたものが、全て法人名義にできたりと様々なメリットがある反面、設立となると専門家に頼むかがんばって調べながら 時間をかけながら各都道府県庁に申請をしている団体がほとんどでした。 そんな団体のために、様々な方からのアドバイスを踏まえ、実際の申請書類を中心に解説しております。是非NPO設立の助けにしてください。 NPO法人証明スタート 「そちらは当に認証されたNPO法人ですか?」という疑問を解消できるNPO法人であることを証明する無料ホームページツールがスタートしました。 ↓表示される画像サンプル ←自動切換え→  NPO法人証明ご利用はこちらをクリック 左NPO設立メニュー 【NPO法人の知識】 まずはN

  • 長岡克行『ルーマン/社会の理論の革命』合評会(馬場靖雄 評) - ルーマン・フォーラム

    2007年1月28日(日)に東京経済大学にておこなわれた、長岡克行著『ルーマン/社会の理論の革命』合評会 の配布資料です。 評者は 馬場靖雄、三谷武司のお二人でした。 この頁には馬場靖雄さんの配布資料を掲載しています。 はじめに 第一部 改訂と補足 【1】フッサールとデリダ 【2】sozial / gesellschaftlichの区別について 【3】(1997)読書会で「意味不明」との声があがった箇所 【4】「コミュニケーションは観察できない」は何を意味するか 第二部:「社会の理論の革命」とは何か はじめに 凡例:[166]は、「書166頁」を指すものとする。ルーマンの著作は同書文献表に従って(1984:78=84)というように指示する。また敬称はすべて省略する。註は各節ごとに(1)というように番号を振り、節の最後に掲載する。 最初に書の位置づけ・意義を確認しておこう。馬場(以下「評

  • 馬場靖雄論文書庫 - BABA, Yasuo Archive

    new! 馬場靖雄ゼミナール:ニクラス・ルーマン講読 [講 義:2017] ニクラス・ルーマン著『社会の道徳』 [翻 訳:2015] 長岡克行著『ルーマン/社会の理論の革命』評 [書 評:2007] ニクラス・ルーマン著『社会の芸術』 [翻 訳:2004] ニクラス・ルーマン著『社会の法』 [翻 訳:2003] ニクラス・ルーマン著『近代の観察』 [翻 訳:2003] 機能分化と「主体性」 [報 告:2001] 『ルーマンの社会理論』 [著 書:2001] 『反=理論のアクチュアリティ』 [編 著:2001] ルーマンの〈68年〉 [報 告:2001] 社会学的に観察する/社会学を観察する [報 告:2000] 法のオートポイエーシスと正義[報 告:2000] 『社会学のおしえ』 [著 書:1997] 正義の門前:法のオートポイエーシスと脱構築 [論 文:1996] 社会システムの複雑性と

  • 西阪仰『相互行為分析という視点』(オートポイエーシス/ルーマン/エスノメソドロジー) - 日曜社会学

    いろいろなものが私の処理能力を超えていてヤバい。とりあえずひとつづつ片付けつつ夜。 Rewriting the Soul: Multiple Personality and the Sciences of Memory 作者: Ian Hacking出版社/メーカー: Princeton University Press発売日: 1998/08/03メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログ (14件) を見る記憶を書きかえる―多重人格と心のメカニズム 作者: イアンハッキング,Ian Hacking,北沢格出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1998/04メディア: 単行購入: 5人 クリック: 22回この商品を含むブログ (36件) を見る4章と10章における転回点について再考: http://d.hatena.ne.jp/contractio/20041005 http:/

    西阪仰『相互行為分析という視点』(オートポイエーシス/ルーマン/エスノメソドロジー) - 日曜社会学
  • なぜルーマンを読むか。- 日曜社会学

    tamadareaoi>20050829#c 会長曰く: ホはるーまんが何者なのかよく知らんので、「るーまんという人は或る人々にとっては大事な人らしいがどのように大事なのだらう」とずっと気になっていたのです。 葵さん曰く: さかいさんがどのようにしてルーマンの方へ向かわれるのかについては、一見かなり断片的に思えるblogも備に拝読していると、(知りうる範囲での)ごく穏当な理解が得られるように思われます。さかいさんご人に質問してみるのもよろしいかもしれません。──そこで突然「俺の実存とルーマン」とかいうテーマで熱弁が始まったとしたら、わたしはおそらく多少の驚きを禁じえないと思いますが。 ルーマンは、前世紀における偉い社会学者(だとされているひと)のひとりです。 このシンプルな点を確認することをもって、「どのように大事なのか」という問への──私としての──シンプルな答えとさせていただきましょ

    なぜルーマンを読むか。- 日曜社会学
  • 日曜社会学 - ルーマンで救われてみる。

    こんなのみつけちゃった.... # Britty 『ルーマソで救われている?人々はid:contractioさんとか(ほんとか?)』 # ueyamakzk 『その救われた極意を聞きたいなー。』 http://fine.jugem.cc/?eid=452 んなわけねーだろw。

    日曜社会学 - ルーマンで救われてみる。
  • 井庭崇研究室 2004年度秋学期 研究会論文一覧

    井庭崇研究室 2004年度秋学期 研究会論文一覧 研究プロジェクト1「新しい社会システム論の探究」 「オートポイエティック・システムとしての災害復興システムの検証:コミュニケーションはいかにして連鎖するのか」(国友 美千留) 「ルーマン信頼論の解題と北朝鮮問題への援用」(西田 亮介) 「戦後日教育システム:「児童理解」を中心として」(生田目 啓) 「日の法システム:法システムと政治システムの構造的カップリングの視点から」(小堤 音彦) 「社会問題を扱う新たなメディアについて:地雷除去活動支援の活動をもとに」(柏木 愛) 「経営戦略・組織の新解釈に向けて:オートポイエティック・システムの視点から」(清水 たくみ) 「歴史との「連累」とニクラス・ルーマンの時間論:単線的発展論への疑念から」(笠井 賢紀) 「ルーマンの社会システム理論 用語集」 (井庭研究室 編著) 研究プロジェクト

  • 大学一年生のためのニクラス・ルーマン理論入門 - 呂律 / a mode distinction

    というのを書いているのだが(なぜ)、まぁ「伝えたいこと」なんてないわけですけども、ともかくも ちょっと書いてみたところまでアップしておきますよ。 だいたい俺、学生時代から、社会学科に進学する/したような奴とは折り合い悪かったしな。なお、このネタについては 「一週間で読むルーマン」 宴の告知 も参照のこと。 ところで、あらためて「ルーマン理論の全体像」を振り返ってみて思うのは、どんな提案をしているのかまではわかっても、その帰結が何かというのがわからないことがたいへん多い、ということ。 これは俺のせいじゃない。半分はルーマン自身が悪く、あとの半分は要するに、研究がちっとも進んでいないということによる。研究者のみなさんには頑張っていただきたいものであります。(←ひとごと まぁいちおう、書いたところまでアップしておく。続きはいつか書くかもしれない。 この文書の目的 この文書は、ルーマンの30年にわ

    大学一年生のためのニクラス・ルーマン理論入門 - 呂律 / a mode distinction
  • 一週間で読むルーマン - 日曜社会学

    ついさっき『社会研究の哲学』読書会MLに送ったメール。からのコピペ。 なお、このネタについては「大学一年生のためのニクラス・ルーマン理論入門」(のためのメモ)も参照のこと。 読書会夜の部で、 「一週間でわかるルーマン」リストを──ルーマンの翻訳については非常に悪い評判を聞くことが多いが、その点についても配慮したうえで──作れ(大意) というリクエストに接したわけです。その場で「あなたは一週間で何冊を読めますか?」という前提的な質問をするのを忘れたわけですが、ともかくも、【二つの途】を考えてみました。 ひとつの途 80年代以降[=後期]のルーマンの主要な仕事が、「A)社会の理論」と「B)社会構造とゼマンティク」という2シリーズの形で行われたことに着目した場合のリスト: 【1】A&Bの仕事の最中にリリースされた講演集:『近代の観察』 http://socio-logic.jp/baba/pr

    一週間で読むルーマン - 日曜社会学
  • ニクラス・ルーマン『信頼』 - a mode distinction - Physica Nova

    引っ越しして大量のを捨てた。で、これが出てきた。 信頼―社会的な複雑性の縮減メカニズム 作者: ニクラス・ルーマン,大庭健,正村俊之出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 1990/12/10メディア: 単行購入: 2人 クリック: 30回この商品を含むブログ (74件) を見るひさびさにちらっと読んだけど、難しいねこれ。 こちら↓の話についても、そのうち続きを書かないとなぁ: http://d.hatena.ne.jp/contractio/20040214 / http://d.hatena.ne.jp/contractio/20040215 前書きでは、日常的・道徳的概念に対して社会学的分析はどのような態度を取るべきか、ということについて、とってもいいことを言っている。 でも、それを実行に移そうとするときにルーマンは、「複雑性」という、およそ身分のはっきりしない*概念に訴えてしまう

    ニクラス・ルーマン『信頼』 - a mode distinction - Physica Nova
  • システム理論 Systems Theory

    ●学会報告 1996年社会・経済システム学会大会報告要旨 「システム理論の構成主義的意味論」 1997年社会・経済システム学会大会報告要旨 「グローバリゼーションの中の意味構成の多元化 ──機能的分化と多元的文化──」 1997年国際公共経済学会大会報告要旨 「公共性の社会経済システム──国際公共政策と国民国家──」 1998年社会・経済システム学会大会報告要旨 「中間単位のシステム論的考察」 ●ルーマン ルーマンの思い出 ルーマンのカードボックス(Der Spiegelの記事から) ルーマンのカードボックス(係争の顛末) ルーマンのインタビュー(YouTubeの画像から) 自宅の書斎とカードボックス、大学の研究室、インタビュー映像など 80年代頃のものと思われる その1 その2 その3 その4

  • ルーマン『社会の法』正義・決定の一貫性・冗長性 - 2009-05-18 - 呂律 / a mode distinction

    つづき。 asin:458800767X / ISBN:9784588007682 / http://socio-logic.jp/baba/preview/recht.php 承前 http://d.hatena.ne.jp/contractio/20090507#p2 第8章「論証」 《法解釈学》登場箇所 http://d.hatena.ne.jp/contractio/20090508#p1 第8章「論証」 VI節 術語のまとめ http://d.hatena.ne.jp/contractio/20090509#p1 第8章「論証」 インデクス http://d.hatena.ne.jp/contractio/20090515 第5章「正義」 http://d.hatena.ne.jp/contractio/20090517 [p.12f.] 第1章「法理論はどこから出発すべきか」

    ルーマン『社会の法』正義・決定の一貫性・冗長性 - 2009-05-18 - 呂律 / a mode distinction
  • 対戦型哲学史

    「対戦型哲学史」は、哲学者たちの間の対立や相関をノードとしたネットワークによりその思想を浮かび上がらせた、新しい方法の「哲学史」です。+url:kuru/PHILOFIGHTに続けてキーワードを入力すると、対戦型哲学史のみの検索が可能。 哲学史には、《新奇さ》を縮減する機能があります。 「目新しい思想」は、常に何ものかの繰り返しであり、コピーであり、焼き直しです。そのことはその思想の価値を(そんなものがあるとしたら、ですが)いささかも減じるものではありません。むしろその思想に「存在理由」のようなものがあるとしたら、それは「再び出現した」ことにこそ、求められるでしょう。 「対戦型哲学史」は、哲学者・思想家たちの間の「対戦」、すなわち対立、相関をノードとしたネットワークにより、思想家とその思想を浮かび上がらせた、新しい方法の「哲学史」です。 「対戦」とは、哲学史上の著名な「論争」であり、

  • ときにはとまって、ときにはうごいて

    ときにはとまって、ときにはうごいて
  • retrosectionblog

    retrosectionのblogですこの著作はバトラー氏による2002年のアムステルダム大学哲学科のスピノザ・レクチャーの機会に氏が発表したものを文章に直してまとめたものだそうだ。 内容を、ざっくりと要約すれば、フーコーの1981年から84年にかけての著作および発言の氏による独自の解釈を展開したものであるだろう。いわゆる1981年から84年の時期というと、フーコーの最後の研究計画の中で実行された『性の歴史』の二巻と三巻が出版され、さらに四巻目が準備されていた時期である。これらの著作に関する読解および注釈は、さまざまな人によって既に試みられてきた。したがって、このようなまとめ方をしてしまうのはやはりちょっともったいない感じがする。というのも、上のようなまとめかただと、バトラー氏が行ったこともその一つの変装に過ぎないかのようにみえてしまうからである。 率直に言って、ここでのバトラー氏のま

  • pooneilの脳科学論文コメント

    ■ 「石狩灯台、ぼざろ、例のドレス」(さうして、このごろ2022年11月-12月) (2022/11/25) 今年まだ一度も海に行ったことがないぞと気がついたので、石狩灯台まで行ってきた。海岸なのに奇跡的なまでに無風で、この季節にしてはありえないくらい温かい砂浜を歩いてきた。 石狩灯台前の海岸。動画版。 ぼざろでのぼっちちゃんはいじめられているわけではなくて空気系ボッチという意味で、ワタモテと同じなのな。どちらも凄惨ないじめ描写があったりとかはしなくて、優しい世界で、主人公が空回りしてボッチ化する。たぶんバランス的にそのくらいがちょうどよいのだろうな。(もしネガティブ思考の主人公と悪意のある世界だと、描写がしんどすぎることになるので。) 「ぼっち・ざ・ろっく」8話観た。原作読んでるんで話は知ってたはずだけど、音が付いたら感涙した。 第5回のオーディション曲も良かったけど、それでもひとつ不

  • http://www.cis.twcu.ac.jp/~asakawa/

  • ことば - 雑記帳

    ことばはどのように理解されるのか。北田暁大のハーバーマスとルーマンのコミュニケーション確立モデルの検証を参考にちょっと考えてみた。 ……言語行為論(あるいはハーバーマス)や社会学的なメッセージ伝達モデルが前提とするような、《意図(メッセージ)→理解》図式は根において転倒しているといわなくてはならない。精確なコミュニケーションの図式は、実に奇妙ではあるが、意図の所有者としての「送り手」を図式から削除し、世界の観察者としての受け手/聞き手のみが「意図的行為」の「理解」を提示しあう《理解→理解》図式とでも呼ぶべきものである。コミュニケーション当事者は、互換可能な立場として「話し手」「聞き手」に割り当てられるものではなく、基的には相手の意図的行為を観察=記述する観察者として捉えられなくてはならない。(責任と正義―リベラリズムの居場所 p21) ハーバーマスの《意図(メッセージ)→理解》図式の場

  • 村のホームページ

    村のホームページ 村の案内 このページは、主として、大学の授業で使う資料(その他)を公開する目的で、上村芳郎という人物が作っている個人のホームページです。 いかなる農協のホームページでもありません。 将来的には、学生以外の皆さんにも楽しんで見てもらえるようなページにする方向で努力したいと思っています。 →村の詳しい案内 →村の案内図(索引) 時候の挨拶 もう一月も終わり。私の正月は年末から持ち越した試験の採点だけで終わったような気がします。 日の思想、あちこち書いています(「資料集」から入れます)。 (2024/1/8) カフカについて書きました。いちばん大事なことをまだ書いてない気がしますが、 何かの参考になるかもしれないので出しておきます。(→カフカ) (2024/1/25)

  • 純丘曜彰アネックス哲学研究室

    美術博士(東京藝術大学)、文学修士(東京大学)、グーテンベルク大学客員教授、大阪芸術大学客員教授、東海大学准教授。専門は表象文化論(映像文法・物語分析・企画戦略)。ドイツ・マインツ市在住。

  • MangaHelpers.com

    Upload any funny or thought-provoking manga panel/quote that resonates with you. Whether it's a scene that had you bursting into laughter or one that left a lasting impression, feel free to share it with the community. Here's how it works: Every week, one of our admins will kick-start the game by posting a manga panel to set the mood. It can be funny, intense, heartwarming, or anything that captur

  • 哲学的な何か、あと科学とか

    飲茶な日々 (3日に1度は更新予定の哲学日記) 2008年10月11日 僕の中二病告白 中二病という言葉があるそうです。 ―――――――――――――――――――――― 中二病(ちゅうにびょう)とは日の俗語、スラング。 思春期にありがちな微妙にズレた自意識過剰、 それから転じて起こる数々の「中学二年生くらいの頃に ありがちな言動」を「症状」として比喩したもの。 子供が大人になろうとして、 「大人が好みそうな(と子供が考える)格好いいもの」に興味を持ち、 子供に好かれるようなもの、幼少の頃に好きだった幼稚なものを 否定したりなどする。「もう子供じゃない」「(汚い)大人になりたくない」 という自己矛盾が、実際の大人から見ると非常に「ズレて」おり、 滑稽に見えることが大きな特徴である。 さらに、生死や宇宙について思い悩んでみたり、 政治や社会の汚さを批判してみたり

    哲学的な何か、あと科学とか
  • Acemoglu公式翻訳:『人的資本政策と所得分布』:もくじ

    アブストラクト[] OECD諸国の多くで所得と賃金の格差が急速に大きくなっている.レポートでは,賃金・所得の格差の決定要因に関する研究をサーベイし,政策分析のフレームワークを提示する.焦点をおくのは人的資政策だが,所得格差を減少させるこれ以外の政策も考察する. レポートの結論は,OECD諸国で拡大した所得格差はより大きな賃金格差とより高度な技能プレミアムを反映したものであるということ,そして,技能プレミアムを上昇させた原因としてもっとも蓋然性の高いのは技能と教育への需要を増大させた技術変化であるということ,この2点である.ただし,たとえば最低賃金を定める法や労働組合による交渉の重要性といった労働市場制度の変化もまたなんらかの役割を果たしているらしい.たしかに技能の供給には有益な効果があるものの,格差を縮めるもっとも有効な政策は,賃金分配の頂点と底辺の間に横たわる技能のギャップをせばめ

    Acemoglu公式翻訳:『人的資本政策と所得分布』:もくじ
  • 備忘録

    Data Visualization | Kaggle 続きを読む ケインズ 説得論集 作者:ジョン・メイナード・ケインズ日経済新聞出版Amazon ケインズの『孫の世代の経済的可能性』では、「技術的失業」という概念が取り上げられる。これは、省力化のペース速過ぎ、労働力の新たな用途を見つけ出すことができないことで発生する失業のことである。近年、AIの活用が進むことで雇用が失われることを懸念する議論があるが、これも技術的失業に対する懸念とみることができる。 一方、ケインズは人間のニーズを絶対的/相対的に二分割し、前者についは、それが満たされる時点がくる、さらに当時から百年後、すなわち2030年において経済的にみた生活水準が8倍になると仮定した場合、人間生存のためのあらゆる経済的な課題*1は解決されると指摘する。しかしその場合、問題となるのは時間の過多(聴くことはできても、歌う側に回ることは

    備忘録
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    Rachel Dolezal事件と社会的性質としての人種概念に関するメモ Rachel Dolezal and race: Blurred lines http://www.economist.com/blogs/democracyinamerica/2015/06/rachel-dolezal-and-race Rachel Dolezal事件、個人的に非常に気になっていたところ上の記事が概ね言いたいポイントを説明してくれていた。 が、自分で考えていたことをここで一応書き留めておきたいと思う。 不謹慎だが、このニュースを聞いたとき、人種の定義やアイデンティティについて考えさせられるケースになると思ってしまった。彼女自身はあくまで自分を「黒人」blackだと自認し続けているけれども、その自認は社会的、倫理的に許容しがたいものと受け止められている。そしてその反応もまったくもって当然であるよう

  • 雑誌『フッサール研究』                Husserl Studies in Japan

    当ブログの内容も少しずつ上のページに移していきますので、リンクの貼りかえなど、よろしくお願いいたします。 メルロ=ポンティの主著を引き合いに出すまでもなく、フッサールにおけるその端緒から、知覚の分析は現象学において中心的な役割を果たして来た。直観における明証にその最終審級を求める方法論的態度と、直観による充実化との相関において個々の作用の志向的内容を特徴づける志向性理論のアイデアは、初期の現象学において既に知覚にある特権的位置を与えていたものである。無論のこと、認識論的な哲学の体系の中で知覚に何らかの中心的な位置を与えること自体はさほど珍しいものではない。しかしながらそれ以前の哲学の伝統における知覚の扱いに対して現象学におけるそれを特徴づけるものがあるとすれば、それはフッサールやメルロ=ポンティといった人々による知覚の分析が、まさに個々の具体的な知覚という現象の様々な奥行きと多様性に寄り添

    雑誌『フッサール研究』                Husserl Studies in Japan
  • 知識、確実性、世界像

    ■前提■ 世界像として何を考えるか自体、自明ではないが、この議論ではさしあたり、 「大地は私の誕生のはるか以前から存在していた」 「僕の名前は平井靖史である」 「ここに二つの手がある」を念頭に置いた。なぜか、については論を参照。 ■1■ 「知っている」ということ <知識>:(知識の条件ではなく)知識の主張の条件 ?世界像は知識と呼べるんでしょうか? 知識主張の<正しさ>(←→知識内容の<真>)は、当該知識の獲得過程の呈示可能性にある。 ×「真なる信念」←「知識」(←→○「真なる信念」→「知識」) :「真なる信念」は、「知識」の十分条件であって必要条件ではない。ところが世界像は、獲得過程の無知を特徴とする。→だから「知識」とは言えない。 ■2■ 確実性の度合いと絶対的確実性 <主観的確実性>: ?では、確実性でしょうか? 確実性の度合い 絶対的確実性   →どちらも結局所詮は「主観的」。だ

  • 永井俊哉ドットコム/システム論研究序説

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  • land and ground

    仕事を後任に引き継ぎ、ニャチャンを離れることになった。 2年以上暮らしたホー・スン・フン通り31番地の家も引き払った。 思えば、ここが社会人になって一番長く住んだ家だったかもしれない。 今日、昼前のフライトでニャチャンを発ち、サイゴンへ。 明朝、福岡に到着予定である。 2006年7月、はじめてベトナムに足を踏み入れた日に始めたこの日記も、区切りのよい日をもってひとまず終了としたい。 *** すこしあとがきめいたことを記しておこう。 私は以前、パレスチナ・ガザ自治区で仕事をしていたときにも日記をつけていたことがある。 このブログはその続編のつもりで書いてきたものである。 パレスチナでは、常にエドワード・サイードを意識していたが、ベトナムではそれがチャン・デュク・タオであった。 彼らのように徹底して理論的に考えながら、否応なく<土地>に巻き込まれていった思想家たちに、私は興味を覚える。 ある

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  • 世界史講義録

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  • 英語圏の哲学系ブログ - うつし世はゆめ / 夜のゆめもゆめ

    最近英語の勉強と趣味で、英語圏の哲学ブログを読むようにしている。日で分析哲学に触れるブログは決して多くないが、さすがに英語圏のブログは数も豊富でなかなか盛り上がっている様子。ブログ上でもいかれた思考実験がくりひろげられてて楽しいです。 最新の話題に触れることができるし、ブログ記事だからそれほど長くもないし、英語圏のブログを読むのはおすすめです。 ■ for English people I want to introduce for Japanese people English philosophy blogs by this post. ■ どうやって哲学ブログを見つけるか 著名な哲学者のデイヴィッド・チャーマーズが哲学ブログのリンク集をつくっています。 これを見ながら適当におもしろそうなブログを見つけて、さらにそのブログのリンクなどをたどっていくといろいろ見つけられます。ただしリン

  • 認知科学

    『認知科学』(Cognitive Studies)は,日認知科学会(Japanese Cognitive Science Society)が刊行する学術雑誌です。1994年度から刊行を始め,年4号発行しています。日認知科学会は,「知」の総合的な科学を構築するための学際的な研究交流の場として,1983年に設立されました。心理学,人工知能言語学,脳神経科学,哲学,社会学など,さまざまな背景を持つ会員が知の総合科学を目指して,活発な研究活動を行なっています。

  • 信頼・不安・無気味 ――ルーマンの〈信頼〉概念と〈生活世界〉概念―― 斉藤日出夫

    http://www.geocities.jp/hidex7777/papers/trust_angst_2004.pdfHTMLバージョンです。 G o o g l eではファイルを自動的にHTMLに変換して保存しています。

  • 村山航のホームページ

    Department of Clinical & Social Sciences in Psychology, University of Rochester

  • エチカI あらゆる悩みを自力で解決するための方法

    by Benedict de Spinoza (1677), Translated from the Latin by R.H.M. Elwes (1883), Transannotated from English by Ore.Kanegon (2002), MTSU Philosophy WebWorks Hypertext Edition 1997 XML(sdoc)版エチカ英語版エチカ 「悪用厳禁」「映像化禁止」 これから、少々幾何学っぽく見えないこともないような方法を使って説明を行なう。以下の5つの章に分かれている。 第一部 : 神についての悩みをすべて解決する 言葉の決めごと (この決めごとにはいちいち疑問を持たないことにする) 「ひとり立ち(self-caused)」とは、どんなものにも頼っていないという状態を指す。そういうことにする。さしあたって、そいつの中にもともと「存

  • ナレッジサイエンス

    「ナレッジサイエンス、すなわち知識科学とは何であるか、何を目指すべきであるか」に関しては、さまざまな観点や要請があり、時代の変化にも柔軟に対応していく必要もあるため、統一的な答えが用意されているわけではありません。われわれは知識科学の定義として、「自然、個人、組織および社会の営みである〈知識創造〉という切り口によって、物質科学・生命科学・認知科学、情報科学、システム科学、社会学、経営学、経済学に至るまでの自然科学分野や社会科学分野の学問を再編、融合した教育研究体制を整備し、知識創造のメカニズムを探求すること」を掲げています。 知識科学が目指す目標としては、「将来の知識社会を担う問題発見・解決型人材、すなわち経営の分かるエンジニア、科学技術の分かるマネジャーのような、知識社会が必要としている人材を育てること」を掲げています。このためには複雑系、組織ダイナミクス、意思決定メカニズム、研究開発プ

  • 「信頼」に関する学際的研究の一動向

    COESOFTLAW-2004-8 1 trust 10 1 2 3 Luhmann Gidenns 4 1968 5 6 a priori t r r r r 1 212 1996 2 Harold Garfinkel, A Conception of, and Experiments with, “Trust” as Condition of Stable Concerted Actions, in: O. J. Harvey (ed.), Motivation and Social Interaction: Cognitive De e minants, 1963 3 Dean G. Pruitt and Melvin J. Kimmel, Twenty Years of Experimental Gaming: Critique, Synthesis, and Suggestion

  • 「啓蒙の運命」共同研究班 - プログラム

    2008 12/19 第七一回 桑瀬章二郎  未定 12/5 第七十回  Francois Hartog(ゲスト) 未定 11/7 第六九回  斉藤渉 「世界の脱弁証法化――ハーバーマスの『コミュニケーション行為の理論』を中心に」 10/24 第六八回  李永睦(ゲスト)  《Diderot et la double ecriture》 10/10 第六七回 向井直己 「欠如の経験をめぐって:19世紀ユダヤの知の理論から」 9/26 第六六回 市田良彦  「〈啓蒙〉と〈パレーシア〉あるいは主体化の交差と遍歴――フーコー晩年の講義を読む」 7/18 第六五回 佐藤淳二 「終わりある<啓蒙>と終わりなき<啓蒙>:スピノザ/ルソーとその後」 7/4 第六四回 松下 洋 「トクヴィル、サルミエントとラテンアメリカの非民主主義」 6/27 第六三回 多賀 茂 「永遠平和の運命 ――アベ・ド・サン=ピ

  • http://www10.ocn.ne.jp/~fstyle/index.htm

    atman56
    atman56 2009/07/04
  • http://homepage.mac.com/WebObjects/FileSharing.woa/wa/default?user=izumisz&templatefn=FileSharing7.html&xmlfn=TKDocument.7.xml&sitefn=RootSite.xml&aff=consumer&cty=JP&lang=ja

  • 講演「世界の中に人を位置づける」に行ってきた - あなたのkugyoを埋葬する

    世界の中に人を位置づける―人についての四次元主義的捉え方に対する批判的検討― | Events | University of Tokyo Center for Philosophy*1 おれもワームになって脱皮してクロックアップしたいな、と思っていたが、じつはおれらワームだったらしいぜ! と、これは、ネタバレである。 さて上記の講演に行ってきた。講師はなんと『四次元主義の哲学―持続と時間の存在論 (現代哲学への招待―Great Works)』の共訳者のひとり、鈴木生郎さんである。 講演は、通説の難点を指摘するもの。「人」の通時的数的同一性*2の判定基準として心理説を選択し、その難点を指摘し、それを四次元主義で克服し、その克服には難点があるという議論を展開する。 入場無料ということがあってか、かなり基礎的な点から確認が進んでいき、安心した。『四次元主義の哲学―持続と時間の存在論 (現代哲学

    講演「世界の中に人を位置づける」に行ってきた - あなたのkugyoを埋葬する
  • オントロジー工学入門

    オントロジーを知識モデリングの根幹としてとらえるオントロジー工学の考え方と研究の仕方を学んでいただくために日語で書かれた1997年以降の解説と主な論文を集めました.参考にしていただければ幸いです. 溝口理一郎 形式と内容―内容指向 AI 研究の勧め 人工知能学会誌 Vol. 11,No. 1, pp. 50-59, 1996 Article (PDF file, 48KB) オントロジー工学序説-内容指向研究の基盤技術と理論の確立を目指して 人工知能学会誌, Vol. 12,No. 4, pp. 559-569, 1997. Article (PDF file, 56KB) (HTML file) オントロジーと知識処理 Bit,Vol. No. pp. 1999. Article (PDF file, 40KB) オントロジー工学基礎論 -意味リンク,クラス,関係,ロールのオントロジー

  • 穴と境界とスイミーと - あなたのkugyoを埋葬する

    2ちゃんねるでもオススメの『穴と境界―存在論的探究 (現代哲学への招待)』読了。各章とも、議論が煮詰まってくる*1手前ぐらいまでは非常に読みやすい。著者の自説の検討に入ると少し読ませる速度が落ちるけど、予備知識が必要で投げ出さざるをえないタイプの文章ではない。私なんぞが言うのもおこがましいけど、よい研究者さんであると思う。 しかし、うーん、こんなに簡単に、中くらいのものの存在論にコミットしていいのだろうか。 以前に学会にもぐりこんで存在者に関する不用意な発言をしたことは、古い記事に書いたとおりだけど(講演「世界の中に人を位置づける」に行ってきた - kugyoを埋葬する)、このとき、“静けさ”は存在者ではなく性質であろう、と考えていた。たぶん、穴や静寂といったものは、何か別の存在者に依存するものである以上、少なくともまともな存在者とはいえないはず、と軽く考えていたはずだ。ところでこういう考

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  • TSUZUKI'S HOME PAGE / 徳倫理学の文献紹介

    AN INTRODUCTION TO VIRTUE ETHICS; BEING An Attempt to Review the Books and Papers on Virtue Ethics. By TSUZUKI TAKAHIRO AND further, the Ideas of Beauty and Harmony, like other sensible Ideas, are necessarily pleasant to us, as well as immediately so; neither can any Resolution of our own, nor any Prospect of Advantage or Disadvantage, vary the Beauty or Deformity of an Object. Francis H

  • ETHICS / TSUZUKI'S HOME PAGE

    ETHICS / TSUZUKI'S HOME PAGE   このサイトについて  プロフィール 都築貴博の略歴、業績、研究生活など。近況報告。 徳倫理学 文献紹介 Anscombe, Williams, Stocker, Cottingham, Baier, Hursthouse, Slote. 文献表 Social Psychology, Rightness of Action, Imapartiality and Partiality. リンク集 Stanford Encyclopedia of Philosophy ほか。 メタ倫理学の文献紹介 自然主義的誤謬。 レジュメ集 Hare and Critics. 報告  日倫理学会第58回大会で自由課題発表をしました。 表題 「ウィリアムズにおける全一性と道徳的行為者性」(PDF)

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  • 東京大学大学院総合文化研究科・教養学部附属 共生のための国際哲学研究センター(UTCP)

    > イベント一覧ページへ UTCPのイベントは特に断りのない限り、どなたでも参加できます。とりわけ学部・修士課程学生の参加も歓迎します。

  • ぶらソフィア

    備忘録

    ぶらソフィア
  • jk25-meta4

    69 1 ( ) content skepticism motivational skepticism 1 Christine Korsgaard, ‘Skepticism about Practical Reason’ from Stephen Darwall et. al., Moral Discourse & Practice: Some Philosophical Approaches, Oxford: Oxford University Press, 1997, pp. 373-387. Journal of Philosophy 83 (1986): pp. 5-25. Moral Discourse & Practice 70 2 ( ) J.S. 2 Bernard Williams Bernard Williams, ‘Internal and External Reas

    atman56
    atman56 2009/07/04
    コスガード
  • モノクロ珈琲 : ゲティア問題のためのウォーミングアップ

    珈琲とモノクロ写真たまたまゲティアという人について知り、その人が面白い問題を提起しているらしい。ふーん、認識論かあ…。個人的な好みとしては存在論の方が何となくハードコアでカッチョイイ気がしているのですが、認識論もそれなりに面白そう。哲学というのは未解決パズルの集まりと、その暫定的な解答集みたいなイメージが今のところ僕にはあります。そこで、その暫定的な解答を見る前に自分なりのイニシャルな解答をあらかじめ記録しておくと、後で見返したときに赤面ものながら、それはそれで面白いので、つらつら書いてみる次第です。 認識論は、ネットで雑駁に見た感じだと、自分が単に思っている信念(ドクサ)と知識(エピステーメー)を如何にして峻別するか、という問題のようです。古典的な知識の定義は「正当化された真なる信念」というもの。つまり、その信念が単なる思い込みではなく、実際に真であること、そしてそれが真であることの正当

  • モノクロ珈琲

    珈琲とモノクロ写真

    モノクロ珈琲
  • Todayama "Chishiki" Notes

    戸田山「知識の哲学」ノート 2002/08/04original 2002/08/09last update テキスト 戸田山和久 (2002) 「知識の哲学」(産業図書) 目次 第 I 部 知識の哲学が生まれる現場(1) 伝統的な知識の哲学がどういうものであるかを説明する。伝統的に、 知識は正当化された信念であると考えられた。しかし、正当化の問題は、 内在主義においては無限退行を引き起こす。そこで、外在主義的に 知識を定義する道を探る。その結果、外在主義を徹底すると、 正当化を知識の要件としない立場を取るべきだということが示される。 第 II 部 知識の哲学が生まれる現場(2) 伝統的に、知識の問題が正当化の問題として捉えられ、正当化が心の中の 問題として捉えられたのはなぜか?それは懐疑論との対決が背景にある。 そこで、懐疑論の解説をして、その論破の仕方の一つを紹介する。 第 III

    atman56
    atman56 2009/07/04
    戸田山「知識の哲学」ノート
  • Keith DeRose – Allison Foundation Professor of Philosophy, Yale University

    Keith DeRose Allison Foundation Professor of Philosophy, Yale University Yale University Department of Philosophy Yale University P.O. Box 208306 New Haven, CT 06520-8306 E-mail: keith.derose@yale.edu Dept. phone: 432-1686 Allison Foundation Professor of Philosophy, Yale University office: 451 College St., room 302 (203) 432-1674 keith.derose@yale.edu I’ve been a member of the Yale Philosophy depa

  • Keith DeRose – Allison Foundation Professor of Philosophy, Yale University

    Keith DeRose Allison Foundation Professor of Philosophy, Yale University Yale University Department of Philosophy Yale University P.O. Box 208306 New Haven, CT 06520-8306 E-mail: keith.derose@yale.edu Dept. phone: 432-1686 Allison Foundation Professor of Philosophy, Yale University office: 451 College St., room 302 (203) 432-1674 keith.derose@yale.edu I’ve been a member of the Yale Philosophy depa

  • ぶらソフィア

    Hegel, Vorlesungen uber die Geschichte der Philosophieについて説明してください "Lectures on the History of Philosophy" by Georg Wilhelm Friedrich Hegel is a comprehensive survey of Western philosophical thought from the ancient Greeks to Hegel's own time. The lecture series covers major figures and movements in the history of philosophy, including Plato, Aristotle, the Stoics, the Epicureans, the Neo-Platonis

    ぶらソフィア
  • Franz Brentano, Vom Ursprung sittlicher Erkenntnis pt. 1

    倫理学風研究 / index フランツ・ブレンターノ 『道徳的認識の源泉について』覚書 ・幸い、この授業はレポートが出なかったんだけど、(翻訳で)最後まで読 んだのでついでに簡単にまとめておきます。ベンタム先生と比較しながら書こ う。 ・え~と、日にはブレンターノ先生を知っている人よりも知らない人の 方が1億3000万人ほど多いと思うので、まず簡単に紹介しておきます。 ブレンターノ先生って誰? ・フランツ・ブレンターノ先生は1838年にドイツのマリエンベルクで生ま れました。名門の生まれだったらしいです。ちなみにベンタム先生は1748年に ロンドンで生まれて1832年に死んでます。 ・ブレンターノ先生の博士論文はアリストテレスに関するもので、その後 ヴュルツブルク大学やウィーン大学で哲学、倫理学、心理学その他の講義をし たそうです。彼の授業は「圧倒的な人気を博し」、特にウィーン大学では、

    atman56
    atman56 2009/07/04
    ブレンターノ
  • SATOSHI KODAMA'S OFFICIAL WEBSITE

    SATOSHI KODAMA'S OFFICIAL WEBSITE Satoshi KODAMA (Ph.D) is Associate Professor of the Department of Ethics at Kyoto University Graduate School of Letters. japanese INDEX curriculum vitae and the like bentham studies ethics applied ethics some links newworld / oldworld (1997-2013) weakly news (in English) Most pages are written in Japanese. Feel free to link to any page on this site. And for those

  • http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/~tiseda/index_japanese.html

  • 「知る」は指標詞だろうか

    http://phsc.jp/dat/rsm/20080622c6.pdfHTMLバージョンです。 G o o g l eではファイルを自動的にHTMLに変換して保存しています。

    atman56
    atman56 2009/07/04
    derose 水槽の脳
  • HERMES-IR : Research & Education Resources

    従来において、英米系とされるいわゆる分析哲学と大陸系のヘーゲル哲学とは、水と油のような相容れない関係にあった。ところが最近、この対立がアメリカのヘーゲル研究を中心に急速に溶解してきた。その震源地はローティ、ブランダム、マクダウェル、ピンカードらであるが、この新傾向はドイツにおいても注目を浴びてきている。稿はこの傾向に注目し、もっとも格的に展開したヴェルシュのまとめを紹介・検討しつつ、この新ヘーゲル主義の特徴と問題点を、おもに『精神現象学』を素材に考察する。この傾向は、いわゆる言語論的転回とプラグマティズム的転回の両傾向を含むが、ヴェルシュはおもに前者を扱っている。そのさい彼は、論理実証主義や分析哲学がヘーゲル主義化していくさいの論点として、1直接的な感覚与件や原子論への依拠にたいする批判、2要素主義から全体論への転換、3意識と対象の密接な一致、という三点を取り出す。稿はとくに、1では

  • ハイデガーにおける論理学と形而上学? - 呂律 / a mode distinction

    出版準備中の、ついに「あとはほぼ あとがき だけ」というところまで来てたんだけど、たった4000字書くのにひと月かかっちゃったよ。 追記:その後、4月に発売されました:ISBN:4779503140 (紹介ページ)おかげでこの間ほとんどなにも手についてない状態。 全方位的にあれこれ滞っていてもうどうしようもない。いろんなみなさま ほんとにごめんなさい。 というわけで、そろそろあれこれ再開しようと思うんですが、まずはちょっとリハビリもかねて、蒼龍先生のこのエントリを dissってみようかな、と思います: ハイデガーにおける論理学と形而上学 http://d.hatena.ne.jp/deepbluedragon/20081115/p1 なぜこのエントリを取り上げようと思ったかというと、蒼龍先生のブログの読者は 認知科学に関心のある人たちだろうから。 認知科学に関心がある人なら その教養リス

    ハイデガーにおける論理学と形而上学? - 呂律 / a mode distinction
  • 前田修吾卒業論文「システムにとって意図とは何か」

    システムにとって意図とは何か 前田 修吾 意図と行為の関係は因果関係であるという、古くからある常識的な説明は、デイヴィドソ ンが主張するように、正しいのだろうか。車のエンジンをかけたり、散歩をしていて、ふ と空を見上げたり、といった行為すべてに、行為に先行する意図というものが存在するの だろうか。 論ではシステム論的な観点から意図と行為の関係を明らかにしたい。 伝統的な行為概念 意図と行為の関係を論じる前に、まず、後期ウィトゲンシュタイン以前の伝統的な行為概 念について触れておきたい。手を上げる、新聞を読む、ビールを飲む、などはいずれも行 為である。一方、石につまづく、寒さにふるえる、などの単なる身体的な振舞いを行為と 呼ぶことはできないだろう。では、行為と振舞いを区別するものは一体何だろうか。行為 とは一体何であるのか。 伝統的な行為概念では、振舞いに先行する意図が、その振舞いの原因を

  • Moral Skepticism (Stanford Encyclopedia of Philosophy)

    First published Fri Jun 14, 2002; substantive revision Fri May 17, 2019 “Moral Skepticism” names a diverse collection of views that deny or raise doubts about various roles of reason in morality. Different versions of moral skepticism deny or doubt moral knowledge, justified moral belief, moral truth, moral facts or properties, and reasons to be moral. Despite this diversity among the views that g

  • Microsoft Word - Nakayama.doc

    フッサール後期倫理思想における「愛」の問題1 中山 純一 1 フッサール倫理思想解釈における稿の立場 フッサールの倫理学講義群が近年刊行されてきたことで、彼の現象学的哲学の体系にお ける倫理思想の位置づけが次第に明らかになってきた。その際フッサール現象学における 倫理思想の独自性として、 「フッサール現象学の全体を『理性論』として読み解くような視 座」が提示された2 。こうした視座に対して立場を明確にすることで、稿の考察領域を確 定していこうと思う。 フッサール倫理思想における「理性論」の立場とは、ゲッティンゲン時代からフライブ ルク時代へと展開するフッサール倫理思想を、 「 『理論理性の優位』から『実践理性の優位』 への過程」として、一貫した「理性の現象学」の立場として読解することを提唱したもの である。その際にフッサール後期倫理思想の立場の解釈が問題になる。志向性に即した対 象の構

    atman56
    atman56 2009/07/04
    後期フッサールにおける倫理と愛
  • http://74.125.153.132/search?q=cache:d1dYaxF0eTcJ:www4.ocn.ne.jp/~murakou/gigerenzer.pdf+Gigerenzer&cd=16&hl=ja&ct=clnk&lr=lang_ja&client=opera

  • 利他主義は人間の中に「組み込まれて」いる(生態学と進化) / 科学ニュースあらかると - 利他主義,Altruism,協調性

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    利他主義は人間の中に「組み込まれて」いる(生態学と進化) / 科学ニュースあらかると - 利他主義,Altruism,協調性
  • 人が悪魔になる時――アブグレイブ虐待とスタンフォード監獄実験(1) | WIRED VISION

    人が悪魔になる時――アブグレイブ虐待とスタンフォード監獄実験(1) 2008年3月13日 社会 コメント: トラックバック (0) Kim Zetter カリフォルニア州モントレー発――善良な人々が一転して悪魔になるのを見てきた心理学者のPhilip Zimbardo氏は、その理由がわかるという。 Zimbardo氏が2月28日(米国時間)の午後、『TED会議』(TEDはテクノロジー、エンターテインメント、デザインの略)で公開した約3分間の動画を、Wired.comは入手した。動画には、イラクのアブグレイブ刑務所で撮影された、これまで公開されていなかった写真(英文の画像ギャラリー、残虐な内容につき閲覧注意)が多数取り上げられている。 2004年、米軍関係者によるイラク人収容者虐待の写真が世界各地で公開され、アブグレイブ刑務所は国際ニュースの見出しを飾った。軍法会議で兵士7人が有罪になり、技

  • 雑誌/互恵的利他主義/自生的秩序の意図的設計 - Zerobase Journal

    会社経費での雑誌購読をやめました。互恵的利他主義ができないかなと。現実社会においては「おすそわけ」「子供を預かる」などの互恵的利他主義が根付いた地域社会に暮らしたい、という人も多いでしょう。そういう環境をつくりたいのです。個人が自腹で雑誌を買って、回し読みをしている状態が理想です。学校の教室や部室における漫画雑誌のように、おおらかな共有、所有権放棄による公共財化。パブリック・ドメイン。 ■雑誌が共有されやすい理由 「雑誌」は無形の情報財に近い側面を持ちます。使用しても価値が劣化しないのが特徴です。たまたま紙媒体に印刷されて物質財化されてるだけです。質的な価値は内容(コンテンツ)にあります。 自分が買って読み終わった時点で、自分は元を取れます。そして、自分にとってはゴミ同然の物質になります。しかし、他人にとっては依然として価値がある。だから、ゴミ箱に捨てるかわりに放置する。「ただ捨てるのは

  • Wikiphilia - The New Illness 日本語訳

    以下の文章は、Mr Ed による Wikiphilia - The New Illness の日語訳である。 Wiki病(Wikiphilia):Wiki をインストールして利用することで、グループが直面するどんな問題も解決できるという不合理な信念を特徴とする精神病。この妄想症は、1995年に最初に確認されて以来、発症数を増し続けている。Wiki病は必ず二つの段階を見せる - インストール後の短い間、Wiki の可能性を熱狂的に期待する第一段階と、その期待を Wiki が実現し損ねているのを否定するように徐々に移行する第二段階である。 Wikiとは何か? Wiki は、ハイパーリンクにより接続されるテキストベースのウェブページ群をユーザが作成できるウェブアプリケーションである。Wiki の質的な特徴は以下の通り。 全体的な編集可能性 - どのユーザも Wiki のコンテンツのどの部分で

  • 道徳起源論から進化倫理学へEvolutionary Ethics, part 1

    第一部 // 第二部 // 第二部(続)// 還元ノ−ト // FINE lecture 第一部 道徳起源論と還元主義 English Abstract 1 ダーウィンの「危険な考え」 日では進化論に関心をもつ人は多いようだが、哲学の研究者で自分の研究に進化論の視点を取り入れて格的な議論を展開する人はまだ少ないようである。日の哲学論壇の「常道」として、欧米の有名な研究者が華々しい成果を発表すると、その尻馬にのって訳者や紹介者が一時的に騒ぐ、という傾向があるが、哲学と進化論との結合についても、いまその傾向が時流に「なりかけて」いるようである。わたしが念頭においているのは、認知科学の哲学ですぐれた仕事をしてきたアメリカのダニエル・デネットの最近の一連の著作である。昨年から今年にかけて、『心はどこにあるのか』(原著1996)と『解明される意識』(原著1991)という

  • 道徳性を支える認知的・進化的な5要素

    Nikon Coolpix / Shibuya / Tokyo. ハーバード大学の心理学教授、Steven Pinker(スティーブン・ピンカー)がNYTに書いた道徳の認知科学についての記事を紹介した、前回のエントリーのつづき。 ■道徳の進化的・普遍的な5要素 心理学者のJonathan Haidtや文化人類学者のRichard ShwederとAlan Fiske によれば、道徳的思考モードが喚起される(進化的に備わった普遍的な)条件は、次の5要素に集約されるそうだ。この5つが道徳性を支える進化的・認知科学的要素であり、これらの要素が犯されたときに道徳的思考モードが立ち上がり、人々は怒り狂いはじめるという。 1.Harm(他人を害するのは良くないこと/他人を助けるのは良いこと) 2.Fairness(親切にされたらお返しすべし/利他的な者を褒め、裏切り者を罰するべし) 3.Communi

    道徳性を支える認知的・進化的な5要素
  • 意外と主義に関係あるメモ

    last update 2008.2.16 A主義とは、Aについて、それ以上考えるのをやめて、 信じるという事ではないだろうか。 つまり、思考停止ポイントの表明なのではないだろうか。 目次 国家・政治・経済 社会主義/ 共産主義/ 民主主義/ 自由主義/ 資主義/ 国家主義/ … 人間・生命・芸術 個人主義/ 耽美主義/ 悪魔主義/ 印象主義/ 表現主義/ 超現実主義/ … 科学・哲学・宗教 還元主義/ 全体主義/ 構造主義/ 構成主義/ 実存主義/ 原理主義/ … 生活・性格・信念 楽観主義/ 悲観主義/ 利己主義/ 利他主義/ 権威主義/ 教条主義/ … 数学 公理主義/ 論理主義/ 直観主義/ 形式主義 ◆国家・政治・経済 ●社会主義 socialism 1. 生産手段の私有を認めず社会全体で共有させる 2. 階級対立のない社会を実現しようとする思想 3. マルクス主義で、共産主義

  • http://www.asyura.com/0401/hasan33/msg/661.html

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    atman56 2009/07/04
    帝国主義の時代を脱する経済の転換(世界的大成長を経て安定へ)
  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    思いは言葉に。 はてなブログは、あなたの思いや考えを残したり、 さまざまな人が綴った多様な価値観に触れたりできる場所です。

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    atman56
    atman56 2009/07/04
    動物からの倫理学
  • 奥野 満里子(1995)「パーフィットの人格および人格同一性の議論について」 実践哲学研究18号

  • 【PDF】法哲学レジュメ

    1 (philosophia) etc CLS What is law? What is law ? 2 / . (Austin 1790-1839) R. (Jhering 1818-1892) X X a X b b system A B C D E A-E S B E B 3 a b H L A 4 H 5 6 rule principle rule principle R. 7 ex. ex. 19 8 atomic individuals apathy 9 a b harm principle M. physis 10 Legalitaet Moralitaet 1950 1957 /internal morality 11 harm principle best Judge Hart, Positivism and the Separation of Law and Moral

  • Rorty, Richard[リチャード・ローティ]

    ■リチャード・ローティについて* リチャード・ローティは1931年10月4日、ニューヨーク市生まれ。1946年にシカゴ大学哲学部に入学するまでニューヨークとニュージャージ州で育つ。当時同学部には、カルナップ(Rudolph Carnap)やハーツホーン(Charles Hartshorne)、マッケオン(Richard McKeon)などがおり、彼らはみなローティの先生であった。1949年に卒業後も同大学大学院に留まり、ハーツホーンの指導のもとホワイトヘッドをテーマにした研究で1952年に修士号を取得。1952年から1956年にかけてイェール大学に在籍、そこで「可能性の概念 the concept of potentiality」と題された博士論文をウェイス(Paul Weiss)の指導のもと執筆。博士号取得後、2年間の軍役を経て、ウェルスリー大学に着任。その3年後の1961年、プリンスト

  • 読書会レジュメ                                       2007/2/13

    http://www.jura.niigata-u.ac.jp/~takujit/mouffe.doc のHTMLバージョンです。 G o o g l eではファイルを自動的にHTMLに変換して保存しています。 読書会レジュメ                                       2007/2/13 シャンタル・ムフ(葛西弘隆訳)『民主主義の逆説』以文社、2006年 田中拓道 ※Chantal Mouffe(1943年-)。ベルギー生まれ。現ウェストミンスター大学民主主義研究所。アルチュセール学派からポスト・マルクス主義へ。主著『ポスト・マルクス主義と政治』(原著1985年、E.Laclauと共著)、『政治的なものの再興』(原著1993年)。  序説 民主主義の逆説  ・近代民主主義の性 代議制 / 民主主義の基礎の根源的な非決定性(ルフォール) ムフ: 二つの

  • HERMES-IR : Research & Education Resources

    Number of Access this item:2,697(2024-03-06 05:32 Counts)

  • 経済への道徳的アプローチ

    http://www.webseiken.com/data/pdf/20060628.pdfHTMLバージョンです。 G o o g l eではファイルを自動的にHTMLに変換して保存しています。

  • Lewis vs. Kripkenstein : ページからページへ

    コメント一覧 1. 勝手批評 2009年04月21日 15:34 どうも。久しぶりですが。 straight/bentの区別ですが、クリプケンシュタインの見解は確かに人工的で不自然に見えるけども、ルイスの持ち出してきたこの区別についても実は何か不自然ではないですか? そもそも普通、加算演算を「真っ当」な規則だ、と言う人がいるでしょうか? 人々が足し算を「真っ当」だとも言わず、思いもしない(少なくとも僕はそうだ)ということによってこの演算は成り立っているんじゃないですか?足し算の「真っ当さ」はあくまで足し算そのものによって、即ちその実践によってしか証明できないんじゃないですかね。(その事を、クリプキは別としてウィトゲンシュタインは語っていると思うのだけど)ルイスは数学に新たに心理学の一章を付け加えようとしてるみたいだ。 だってそもそも「真っ当なstraightもの/歪んだbentもの」という

  • Toshihiko Ise / 伊勢 俊彦

    If you and/or your browser have trouble with Japanese, try one of the following. -- ENGLISH VERSION / VERSION FRANCAISE くもり、ときどき哲学伊勢俊彦のホームページ 哲学者になるのもいい。だが、哲学的思索のただ中でも、 人間であることを忘れるな。 -- ヒューム 1996/11/2 午後5時(JST)以来のアクセス数  制作者について 伊勢 俊彦 1989年より立命館大学助教授、2005年より同教授(哲学) 研究テーマ 人間の心のはたらきの自然なあり方と、規範に従った行動、たとえば他人のものに手を出さないとか、約束を守るとか、との関係。18世紀のスコットランドの哲学者ヒュームの議論の検討を中心に、現代の言語哲学や心の哲学の議論も参考にしながら考えている。 連絡先 E-Mai

  • YUKIYATTIC Home Page

    Sorry. This Homepage is Japanease only. ようこそ、竹内幸哉の屋根裏部屋 YUKIYATTIC(ユキヤティック)へ。 このサイトは現代思想・現代哲学・応用倫理学などの研究室であり、 入試現代文・小論文指導、教育仕事場であり、 ゆったりとくつろぐ生活空間である、 私の部屋からの情報発信記録です。 いったい「YUKIYATTIC」っていう変な名称は何なんだ?  ということになりますが、 これは私の名前である「幸哉 yukiya」に 「屋根裏」「屋根裏部屋」という意味の英語「attic」を足して作った造語です。 私の仕事場兼住居は、天井が低くてや物の多い部屋で、 まるで屋根裏部屋のようなところなので、 こんな名前になりました。 狭いけれども充実した空間。 何が出てくるか分からないがらくたの倉庫。 都市の喧騒から逃げ込んでいく

  • mzsmsの雑記

    やはり人間の起源はアフリカ? 世界のすべての言語は石器時代のアフリカ言語から生まれた 僕は、現行人類の起源はアフリカだと理解しているし、たぶんそこに世界のほぼすべての言語の共通祖語のようなものがあったのかもしれない、と思っている。 たしか、ピンガーが聴覚障害者のコミュニティで教えられたことのない手話が独自に発達することを報告していた。そういった手話が生き残っていれば、それは「共通祖語」から独立した言語だいうことになるかもしれない。 しかし、そういことは共通言語を持たない孤立したコミュニティで起こることであって、すでに共通言語を持っているコミュニティではそういうことは起きないだろう。また、共通のものはなくコミュニティの小集団ごとに異なる言語を持っていたとしても、それぞれの小集団が言語を持っているのなら、たぶん生まれるのはせいぜいクレオールであって、それらの「異なる言語」が共通の祖先を持ってい

    mzsmsの雑記
  • 池田信夫 blog

    When Fortune smiles, I smile to think how quickly she will frown. - Robert Southwell 今週のEconomist誌の特集のタイトルは"When fortune frowned"。これは今月出たIMFの世界経済見通し(和訳)の解説だが、大騒ぎの最中にこれだけレベルの高い分析ができる実力は、日の地底メディアとは桁違いだ。例によって、いい加減な訳に私見をまじえてメモしておく:IMFによれば、今回の金融危機による世界経済の損失は1.4兆ドル。これは4月の予想の1.5倍に達し、これまでに償却されたのは7600億ドルなので、まだ半分残っている。これによって欧米の銀行は融資残高を少なくとも10兆ドル減らし、2009年までに世界の資産は14.5%減ると予想されている。 今回の大恐慌以来の金融危機は、アメリカ中心の資

  • 地下生活者の手遊び

    1 差別の定義という話になると泥沼にはまるのは目に見えているとはいえ、一般的に差別が行われているとこういう事象が起きるという目安は確実にある。差別は特定の社会集団に対してなされ、被差別者集団は社会的経済的に不利な状況に置かれる。これは広く見られる差別の判断材料であろう。 集団が不利な状況に置かれるわけだから、統計的調査によって特定集団が社会的経済的に不利な状況にあることは可視化されやすい。まずもっとも統計的にわかりやすいのは経済的指標であろう。財産・所得・賃金などの統計を参照すれば、日においても世界においても、被差別集団が不利な状況に置かれていることは明白である。 社会的な状況もある程度は統計的な数値に落とし込める。例えば、指導的な地位にある者の性比や出身民族の比率が母集団における比率と大きく異なっている場合などは統計的に可視化されやすいだろう*1。こうした指標においても、被差別集団が不

    地下生活者の手遊び
  • lichtung ―eichenforstの研究日記―

    読書, 論文・口頭発表, 現象学 | 19:12日哲の応募論文は英語で発表したものを元にするからすぐ終わるかと思ったが、以外と時間がかかっている。日語で書いた方が議論の粗いところがよく見えて、色々気になってくるものらしい。特に純粋自我と注意(Aufmerksamkeit)の関連について書いたところが納得いかず、『論研』の第二研究と第五研究で注意について論じられている箇所を再読する。どちらも経験主義的な注意理論への批判に主眼が置かれており、注意の現象学を十分に展開することはここではできない、と断っているが、第一版だと注意を部分作用として考えようとしているのに対して、第二版だと注意はいかなる意味でも作用ではなく、作用の様態だという方向に書き換えられている。この変化が純粋自我の承認と密接な関係にあるのは間違いないが、どちらが先なのかは微妙かもしれない。この辺を詳しく調べるためにはHua XXX

  • 研究日誌

    久しぶりの更新が宣伝というのもアレですが、ここを見てくださっている方には耳寄りな情報ではないかと思うので、お伝えいたします。青土社の『現代思想』がフッサールを特集した増刊号が出ました。私も翻訳者としてお手伝いさせていただきました。二の論文を訳しています。2000年代以降のフッサール研究の動向の一部を窺い知ることができる、(私の知るかぎりでは)数少ない日語の読み物の一つです*1。しかも、この特集号のために訳されたフッサール自身のテクストや、原文でさえも古い雑誌にあたらないと読めないデリダの初期の仕事の翻訳も収録されていて、非常に充実した内容だと思います。ぜひ書店で手にとってチェックしてみてください。目次は以下の通りです。 【テクスト】 評価と行為の現象学 形式的および実質的な価値論と実践論 / エトムント・フッサール (訳=吉川孝+八重樫徹) 【フッサール現象学】 〜理性〜 〈視ること〉

    研究日誌
  • おいしい批評生活

    > (a <- matrix(1:6 , nrow = 2, byrow = T)) [,1] [,2] [,3] [1,]    1    2    3 [2,]    4    5    6 # 1行目を2倍、2行目を3倍する > diag(2:3) %*% a [,1] [,2] [,3] [1,]    2    4    6 [2,]   12   15   18 # 1列目を2倍、2列目を3倍、3列目を4倍する > a %*% diag(2:4) [,1] [,2] [,3] [1,]    2    6   12 [2,]    8   15   24 # sweep関数を使った方法 > sweep(a, 1, 2:3, FUN = "*") [,1] [,2] [,3] [1,]    2    4    6 [2,]   12   15   18 > sweep(a, 2

    おいしい批評生活
  • 21世紀の風

    以下は、欧州経済危機が深まる中、気になる記事である。 「スペイン政府は21日、銀行部門の資不足が最大で620億ユーロ(約6兆2千億円)に達すると発表」(6月23日 日経)したが、5月に決定したEUの支援額は42億ユーロ(現在の為替レートで約4200億円)でしかなく、全然足りない。また以下の記事は、資主義・帝国主義は、人種差別をなくせないし、再生産している構造的問題があることを示している。 一方では、平等や民主主義というたんなる言葉の上だけの虚しいスローガンや部分的改良があり、かれらは、それを誇大に宣伝して、人々を騙している。このようなイデオロギー空間内に置かれているわれわれが、それから頭だけでも解放されるためには、別のイデオロギー空間に入る必要がある。それは脱イデオロギーということではない。あるいは、脱イデオロギーというイデオロギー空間に入ることではない。それでは、自分はイデオロギーと

    21世紀の風
  • まとまり日記

    ChatGPTに数字の語呂合わせになる文(「いい国」→1192のようなやつ)を作ってくれるように頼んだが、全然できなさそうなことがわかった。言語系のタスクは得意だと思っていたので(また語呂合わせになる文を作るプログラムを組むのは簡単だと思うので)意外だった。 数字語呂合わせのなんたるかをわかっていないchatGPT バイデン氏やトルドー氏については書いてくれるのだが。 さて以前のエントリで述べた不満研究事件だが、このプロジェクトのメンバーのプラックローズとリンゼイが書いたが翻訳されるという(原著についてもわたしは未読)。このが話題になる理由の一つには彼らがこの事件を起こしたからだろう。しかしわたしは、少なくとも不満研究事件に関するかぎり、彼らの主張の解釈にはかなり注意が必要で、きちんとした検討なしに額面通りうけとることはできないと考えている。このエントリではそれを一つの偽論文を題材にし

    まとまり日記
  • シンガー・レヴュー

    Peter Singer : one world -the ethics of globalization-, Yale university press, 2002 瀧 将之(東京大学) 著者のシンガーは、応用倫理と呼ばれる分野で多数の著書を出しているのみならず、実際にさまざまな実践的運動(動物解放運動、発展途上国への難民の支援など)に積極的に参加していることでも知られている倫理学者である。このの著者紹介によれば、彼は現在米国のプリンストン大学で生命倫理学の教授を務めている。 さて、このの序文において著者は、その内容の核となる部分が2000年10月にイェール大学で行われた講義を基にしていると述べている。そして2001年になって、講義のときにあった議論のさまざまな溝を埋めるべく努力したあと、彼も同年の9月11日に起きた米国での同時多発テロ事件に直面する。この事件をきっかけに、一方で「文

  • エマニエル・レヴィナス『全体性と無限――外部性についての試論』

    『全体性と無限――外部性についての試論』(ポリロゴス叢書) Levinas, Emmanuel 1961 Totalite et Infini: Essai sur l'exteriorite, The Hague: Martinus Nijhoff, 284p. =198903 合田 正人 訳,国文社,544p. ■Levinas, Emmanuel 1961 Totalite et Infini: Essai sur l'exteriorite, The Hague: Martinus Nijhoff, 284p. =198903 合田 正人 訳 『全体性と無限――外部性についての試論』(ポリロゴス叢書),国文社,544p. ISBN-10: 4772001018 ISBN-13: 978-4772001014 5040 [amazon]/[kinokuniya] ※ 0e/1 *文庫

  • プラグマティズム

    プラグマティズム 真理の可謬性 過去による限定 アブダクションの論理学 自然から人間へ 実践のための手段としての真理 記号過程としての推論 道具主義とプラクシス 真実の現金価値 参考文献 プラグマティズムとは、真理を可謬的であるとし、それを実践のための手段であると考える立場である。ここでは、プラグマティズムを唱える、パース、ジェームズ、デューイ、ミード、ローティの文献を頼りつつ、私たちがプラグマティズムから学び取れることを検討していきたい。検討は、便宜的に、真理を可謬性という論点と、実践のための手段としての真理という論点を分けて論じることにするが、二つの論点は、実は細部において絡み合っている。 真理の可謬性 真理の可謬性とは、要するに「すべては仮説である」という主張に他ならないが、これはさらに二つの契機に分割することができる。それは第一に、私たちは仮説から出発しなければな

  • 経済成長は手段か目的か? - 書評 - 貧困の克服 : 404 Blog Not Found

    2006年11月14日13:45 カテゴリ書評/画評/品評Value 2.0 経済成長は手段か目的か? - 書評 - 貧困の克服 いいえ、違います。 貧困の克服 Amartya Sen 404 Blog Not Found:There's gotta be more than one theory to run the bazaar-山形さんのコメント あなたの最初の主張は、経済成長を求めるのがまちがっているということでした。 今の日においては、経済成長よりも先に考えるべきことがあるのではないか、と言ったのです。 また、経済成長一般が悪だと言った訳でもありません。発展途上国においてはまだ経済成長は必要です。まずパイそのものを大きくしなければ、配り切らないのですから。 しかしパイそのものが充分大きくなった世界においては、パイを大きくするよりも、どうパイを切り分けたかを考える方が重要なのでは

    経済成長は手段か目的か? - 書評 - 貧困の克服 : 404 Blog Not Found
  • 【インフォシーク】Infoseek : 楽天が運営するポータルサイト

    日頃より楽天のサービスをご利用いただきましてありがとうございます。 サービスをご利用いただいておりますところ大変申し訳ございませんが、現在、緊急メンテナンスを行わせていただいております。 お客様には、緊急のメンテナンスにより、ご迷惑をおかけしており、誠に申し訳ございません。 メンテナンスが終了次第、サービスを復旧いたしますので、 今しばらくお待ちいただけますよう、お願い申し上げます。

  • ジグムント・バウマン『コミュニティ――安全と自由の戦場』 - おいしい批評生活

    コミュニティ 安全と自由の戦場 作者: ジグムントバウマン,奥井智之出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/01/08メディア: 単行購入: 7人 クリック: 131回この商品を含むブログ (29件) を見る なぜ「コミュニティ」という言葉がよいものと感じられるか、という問いに答えるのは簡単である。人柄や言動が信頼でき、友好的で、自分に好意を寄せてくれる人々の間で暮らすことを願わない人がいるであろうか。わたしたちは、無情な時代、競い合って人に一歩でも差をつけようとする時代(中略)にたまたま行き合わせている。そんなわたしたちに、「コミュニティ」という言葉は、とりわけ甘く響く。この言葉が呼び起こすのは、ないと困るものばかりであり、それなしでは安心できず、自信がもてず、人を信頼することができないものである。 (pp.9-10) 「コミュニティの一員である」という特権には、支払うべき対価

    ジグムント・バウマン『コミュニティ――安全と自由の戦場』 - おいしい批評生活
  • パーフィットにおける人格の還元主義と配分的正義

    はじめに 道徳理論において、人格(person)は重要な概念である。一般的に、人格は道徳的責任や義務、権利などの主体である。また、道徳的問題を論じるに当たっては、利害を考慮する単位となることも多い。多くの哲学者たちが人格固有の価値や不可侵性(inviolability)について語ってきた。 だが、デレク・パーフィットは、次のような問いをわれわれに投げかける。われわれは、それほどまでに人格という概念を重視すべきなのだろうか。それはこの概念の実質を捉え損ねてはいないだろうか。人格の価値について語るとき、われわれが当に価値を置いているものは何なのか。自分自身の生にとって真に重要なものは何なのか。通念を取り払って考えてみてはどうだろうか。 稿では、パーフィットが提唱する人格の還元主義と、この人格概念が道徳理論、特に配分原理と平等論に与える影響について検討する。配分原理と平等に関する道徳的議論で

  • 「相対主義」の克服--R.ローティに即して--

  • 哲学に明晰さはどうして大切か - まとまり日記

    イギリスの哲学者Nigel Warburtonが、哲学において明晰な文章を書くのがどうして大切かについて述べている。その中の一節から。 Q: あなたのウェブサイト "the Virtual Philosopher" の最上段にはジョン・サールからの引用がありますね。「明快に言えないのなら、理解していることにならない。」 明快さとはどういうことでしょうか、そしてどうしてそれが哲学で重要なのでしょうか? NW: 明快さとは、他人が自分のいっていることを理解できるように、自分の考えを表現することです。明快さは誤読を受けるリスクを最小限にします。明快さは不明瞭さと対比されます。不明瞭さがあると、あなたの考えを理解できない人が読み手の中に少数であってもでてきます。わたしは上のサールからの引用が好きです。私はロバート・ハインラインからの次の引用も好きです:「不明瞭さは無能さが逃げ込む避難所である。」 

    哲学に明晰さはどうして大切か - まとまり日記
  • 行為の哲学史、その他: temporalia

    ◆行為の哲学史、その他 ・Stewart Candlish & Nic Damnjanovic, "Reason, Action and the Will: the fall and rise of causalism," in Beaney, M. (ed.), The Oxford Handbook of the History of Analytic Philosophy (OUP, forthcoming) [pdf] ウィトゲンシュタイン、ライル、アンスコムによる因果説批判(身体行動の原因たる意志作用の概念への批判)に対して、デイヴィドソンはきちんとした対応をついに怠ったのではないか、というような内容。 ・John M. Finnis, "Anscombe's Essays," National Catholic Bioethics Quarterly, Vol. 9 (200

  • コジェーヴ 『ヘーゲル読解入門』から - 遠方からの手紙(別館)

    学生にとって「学ぶ」ということは、なにも偉い先生が教壇から説いて聞かせるご高説を拝聴することだけではないだろう。その場に「先生」を批判する人が現れ、そこにおいて真面目な討論が行われたなら、それに耳を傾けることも「学ぶ」ということになるはず。 大学において「学ぶ」ということの目的が、ただ先生のご説を拝聴して、卒業のために「単位」を取得することだけにあるというのなら、また話は別だが。それに先生にしたって、なにも自分の小型エピゴーネンをせっせと大量に生産したいがために、わざわざ講義をしているわけでもないだろうし。 ところで、この先生が言っているらしきことをあちこちで見聞きしていて連想したのは、もとは亡命ロシア人であり、戦前のフランスで、ヘーゲル哲学、とりわけ彼の「精神現象学」について講義をしたアレクサンドル・コジェーヴという人。この人の講義には、サルトルやメルロ=ポンティ、ラカン、バタイユなど、

    コジェーヴ 『ヘーゲル読解入門』から - 遠方からの手紙(別館)
  • 認知科学と倫理

    1. 認知科学と倫理・概説(Mark JOHNSON 1998による) 1.1. なぜ認知科学は倫理(学)にたいして含意を持つのか? 道徳の伝統、道徳理論はすべて、「心のはたらき方」についての特定の見解を前提としている。それゆえ、今日において人間の認知に関する主要な知識源である認知科学は道徳哲学にとって次の2つの点で決定的な重要性を持つ。→心のはたらきに関する「である」と道徳性の「べし」をつなぐ。認知科学は個別の状況において「いかに行動するか」を明らかにするわけではないが、道徳的な理解に貢献する、すなわち人間の性はどのようなものであり、また知的、批判的な道徳判断、道徳的行動に必要なのはなにかを明らかにすることを通じて、規範的な意味合いを持つようになる。 a) まっとうな道徳の体系は概念、推論、および道徳心理moral psychologyに関する理にかなった想定に基づいていなければなら

  • オントロジー工学入門

    溝口研究室が Publish してきたオントロジー工学に関連する解説集と代表的な論文 オントロジーを知識モデリングの根幹としてとらえるオントロジー工学の考え方と研究の仕方を学ん でいただくために日語で書かれた1997年以降の解説と主な論文を集めました.参考にしていた だければ幸いです. 溝口理一郎 オントロジー工学解説・基礎論 オントロジー工学の実践論文 (a) ツール関係 (b) Engineering 関係 (c) e-Learning 関係 (d) ナレッジマネジメント関係 解説・基礎論 形式と内容―内容指向 AI 研究の勧め 人工知能学会誌 Vol. 11,No. 1, pp. 50-59, 1996 Article (PDF file, 48KB) オントロジー工学序説-内容指向研究の基盤技術と理論の確立を目指して 人工知能学会誌, Vol. 12,No. 4, pp. 559

  • left over junk

    利用するブログ・サービスを Blogger にしぼることにしました:"flip out circuits" 以後,ここ left over junk での新規投稿はしません. それにしても,ブログを利用すること自体がめっきり少なくなりました. 『言語における意味』のサポートブログの方を更新しました: 代名詞 it と that の使い分け:Kamio and Thomas (1998) ますますここの存在意義が. 昨日のエントリのおまけとして,小ネタを2つ. 続きを読む 「あまりにもブログを放置しすぎなのでちょっとはエントリを書きましょう」キャンペーン.翻訳上のコツを1つ,書いてみます. まずは,同じ英文の翻訳を2つ,ご覧いただきましょう: version A 5年以上にわたってブランドン・ブライアントが働いていた職場は,トレーラーほどの大きさの,窓1つない長方形のコンテナだった.空調は摂

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  • ジョセフ・スティグリッツ「倫理的なエコノミスト」(1) - 備忘録

    ※コメントいただいた点について、随時修正を行います。 いま、猪木武徳「戦後世界経済史」を読んでいるのですが、はしがきに次のような記述がありました。 滞っていた書の執筆に踏み切れたのは、中央公論新社の新書編集部の高橋真理子さんに「構成目次」をお渡ししてから七年の歳月が流れてしまったことにわれながら驚いたこと、昨年秋に偶然手にした米国の経済学者、ベンジャミン・フリードマン(Benjamin F.Friedman)のThe Moral Consequence of Economic Growth(Alfred A.Knopf, 2005)を読んで大きな刺激を受けたことが影響した。同書は、今時の金融危機の発生以前に書かれているが、経済成長とモラルの関係を取り上げており、経済学が、法学や倫理学、道徳哲学から枝分かれした学問であることを改めて想い起こさせてくれた。 戦後世界経済史―自由と平等の視点か

    ジョセフ・スティグリッツ「倫理的なエコノミスト」(1) - 備忘録
  • Goin' Where The Wind Blows 「公共性」を考える「哲学」について

    そろそろ気温も上がってまいりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。 当方は、だいぶエンジンがあったまってまいりました。を読むスピードは・・・中くらいでしょうか。堕落した毎日を過ごしていたつい先日よりはよっぽどマシでしょうが。 今日は気を取り直して真面目路線。「公共性」の「哲学」について考察を加えることにする。 井上達夫『他者への自由‐公共性の哲学としてのリベラリズム』(創文社) 以前紹介した現代法哲学界の雄、井上達夫氏が世に送り込んだ『共生の作法』の続編である。 前作を世に問うてすぐ、氏はハーバード大学に留学した。当時の指導教官は、「共同体論」の代表格と目され、以前このblogでも論考を検討したM.サンデルである。加えて、氏がハーバードで作成した論文に対して、J.ロールズやスキャンロンといった現代正義論を語る上では欠かせない論客がコメントを付していたという。この時代に書かれた論考は

  • クリスティーン・コースガード 『義務とアイデンティティの倫理学‐規範性の源泉』

    Christine M. Korsgaard, with G. A. Cohen, Raymond Guess, Thomas Nagel, Bernard Williams, edited by Onora O'Neill 1996 The Sources of Normativity, Cambridge University Press =20050323 寺田 俊郎・三谷 尚澄・後藤 正英・竹山 重光訳,『義務とアイデンティティの倫理学‐規範性の源泉』, 岩波書店, 404p. ISBN-10: 4000225391 ■Christine M. Korsgaard, with G. A. Cohen, Raymond Guess, Thomas Nagel, Bernard Williams, edited by Onora O'Neill, The Sources of Norm

  • 心の哲学について勉強した(『心は機械で作れるか』『心の現代哲学』『なぜ意識は実在しないのか』) - logical cypher scape2

    自分の中で心の哲学ブームが到来したので、とりあえず入門書二冊*1と、最近出たを一冊。 実は今まで、同じジャンルは入門書を一冊読むとそれで満足していたことが多くて、同ジャンルのを一度に何冊も読むのは自分としては珍しい。けど、ちゃんと勉強したいならさらにもっと読まないとダメなんだろうなあ。 大まかに感想 心の哲学はかなり面白いと思うのだが、その大部分が実際には偽の問題を巡ってぐるぐる回っていただけなのではないか、という感想もぬぐえない。とはいえ、それは結果論ともいえる。結果的には、その論争は無駄だったのではないか、というものがあるが、その無駄さが分かるためにはその論争が必要だったのかもしれないともいえる。 しかし、心の哲学の全てが無駄だとは決して思わない。 やはり重要なものや、今後も論じられるべき問題が残っているように思う。 とりあえず、1つの到達点としてはデネットなのかな、と思う。デネッ

    心の哲学について勉強した(『心は機械で作れるか』『心の現代哲学』『なぜ意識は実在しないのか』) - logical cypher scape2
  • ロバート・D・パットナム『孤独なボウリング』 - 乱読ノート ~出町柳から哲学の道へ~

    共和主義思想史研究*1に携わっていると、どうしても徳倫理学やコミュニタリアニズム(共同体主義)の研究成果を無視するわけにはゆかない。僕が書を知ったのは、遅まきながら、菊池理夫『日を甦らせる政治思想――現代コミュニタリアニズム入門――』*2を通じてである。その時点で書の邦訳はすでに公刊されていたのだが、何しろ文だけでも500ページ超、全体で700ページ近い大著だけに、直接手にとって読もうという気分になかなかなれなかった。細切れの時間を縫うようにしてはとても読み通せそうになかった。ところが、地域コミュニティの衰退を研究したいという院生M君の研究プランに後押しされて、2008年度秋学期、大学院「経済思想史研究」のテキストとして書を選び、無事に読み通すことができた。 書のキーワード「社会関係資(social capital)」とは、互酬性と信頼性という規範に基づいた人と人とのつながり

    ロバート・D・パットナム『孤独なボウリング』 - 乱読ノート ~出町柳から哲学の道へ~
  • 伊勢俊彦(1999)「書評 道徳はすべての人のために、だがこの私はこの私でしかなく─『理由と人格』を読む─」

    *『理由と人格』デレク・パーフィット著、森村進訳、勁草書房、1998 私、そして私とともに現在生きている人々がこうして存在するのは、過去の世代の人々が選択し、行なってきたことの結果である。そうした選択や行為の中には、称賛に値するものもあれば、非難に値するものもある。しかし、これらの非難に値する選択や行為をも、過去の世代の人々がなさなかったとしたなら、私も、現在生きている他の人々も存在しなかっただろう。たとえば、現在〇歳のある子供の父母が出会うことは、民主化と経済成長がもたらした教育の大衆化、とくに女性の大学進学率の向上なしには、あり得なかったことかもしれない。ところが、その子供の祖父母は、戦争の結果である彼らの世代の男性の人口の減少がなければ、出会うことがなかったかもしれない。このようにして、過去の世代の人々の行為がなければ、その人は存在していないだろうというストーリーを、各人について語る

  • サービス終了のお知らせ

    サービス終了のお知らせ いつもYahoo! JAPANのサービスをご利用いただき誠にありがとうございます。 お客様がアクセスされたサービスは日までにサービスを終了いたしました。 今後ともYahoo! JAPANのサービスをご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。

  • The Collected Works of Jeremy Bentham.

    誤解されたベンサム ジェレミ・ベンサム(1748-1832)は近代法の体系的創設者として知られている。しかし、彼の関心は、法学を中心としながらも、議会改革論や司法制度などさまざまな分野の機構改革論、経済学、倫理学、教育論、論理学、言語論、宗教論等々といった広範な領域におよんでいる。その意味で、彼はたんなる狭い意味での法律学者ではなく、何よりもまず近代功利主義の立場にたつ哲学者であり思想家であった。ベンサムの思想や理論については、従来「功利の原理」のもとに人間を物欲的な損得づくで行為するものとみなす卑俗な人間観にたつものであり、「最大多数の最大幸福」の名のもとに少数者や弱者の権利を犠牲にするものとする誤解や批判がなされてきた。しかし、そのようなベンサムの理解は、現在進められている『新ベンサム全集』の刊行を通じて大きく変えられようとしている。 ベンサムは職業につかず、84年の生涯を通じて「書か

  • Arisanのノート

    www.otsukishoten.co.jp このは7人の書き手が、それぞれ深く関わる社会問題の分野に関して、10代の人たちを対象に語りかける内容。収められた文章はいずれも、ラディカルな問いかけを含んでいて、ハッとさせられる。 例えば、障害者問題に関して、相模原事件を「自分ごと」として考えることを私たちに迫る野崎泰伸の文章。ここでは、障害児の中絶(選択的中絶)ということについて、次のように述べられている。現在では出生前診断によって生まれてくる子どもの障害のあるなしがわかるようになり、その結果、障害があると分かった胎児の中絶を選ぶ場合が極めて多い(約9割)。人々は、かつてのように国家の介入(強制)によってではなく、いわば「自由」意思によって、そういう優生学的な行動を選択しているのだ。 では、なぜ障害のある子は中絶されるのか。一般には経済的理由ということが言われるが、十分に周知されていないと

    Arisanのノート
  • 松嶋敦茂「功利主義は生き残るか 経済倫理学の構築に向けて」(1) - 備忘録

    功利主義は生き残るか―経済倫理学の構築に向けて 作者: 松嶋敦茂出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2005/05メディア: 単行購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (19件) を見る 序章 功利主義は経済倫理学の原理となりうるか? 現代経済思想の2つの潮流−(1)モラルサイエンスとしての経済学(広義の経済学、スミス、ミル、マーシャル・エッジワース、ケインズ・ハロッド)、(2)実証科学の1部門としての経済学(理論経済学・純粋経済学、リカード、ワルラス、パレート、ロビンズ)。 功利主義に関する共通の特徴(略)。シジウィックによる功利主義の定義(略)。「最大幸福」を実現する基準となる社会的効用の集計に際しては、(1)諸個人の効用の可測性と、(2)諸個人の効用の個人間の比較の可能性、の2つの条件を満たすことが必要。 ロールズは、功利主義について、(1)個人的合理性の原理を社

    松嶋敦茂「功利主義は生き残るか 経済倫理学の構築に向けて」(1) - 備忘録
  • http://www.sympologia.org/yukiyattic/transcend.html

  • なぜ日本の成果主義は失敗するのか 「責任がなく、権限もない」個人という日本の縮図 - モジログ

    日経ビジネスオンライン - それでも成果主義は止められない 「成果主義に関する読者アンケート」が示す真実 http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20090507/193988/ <1990年代に導入が始まり、今や上場企業の8割以上が何らかの形で取り入れていると言われる成果主義型の人事制度。 15年以上の年月を経てここまで普及したにもかかわらず、評判が依然として芳しくない。成果主義は日企業にはなじまないのか──。 今回は、日経ビジネス誌2009年5月11日号特集「成果主義の逆襲」の連動企画として、成果主義の是非を改めて考える。成果主義の実態と不評の原因を読者アンケートで探ったところ、意外な実情が浮かび上がった>。 この記事を読んで、「ヴォータンの独白」で書かれていた成果主義の話を思い出した。 「成果主義の10年(負の成果主義の悲惨な結末

  • トマス・ヒル・グリーンと福祉国家

    http://www.kakeiken.or.jp/jp/journal/jjrhe/pdf/69/069_09.pdfHTMLバージョンです。 G o o g l eではファイルを自動的にHTMLに変換して保存しています。

  • [B! 001 philosophy] ooooo5のブックマーク

    ◆行為の哲学史、その他 ・Stewart Candlish & Nic Damnjanovic, "Reason, Action and the Will: the fall and rise of causalism," in Beaney, M. (ed.), The Oxford Handbook of the History of Analytic Philosophy (OUP, forthcoming) [pdf] ウィトゲンシュタイン、ライル、アンスコムによる因果説批判(身体行動の原因たる意志作用の概念への批判)に対して、デイヴィドソンはきちんとした対応をついに怠ったのではないか、というような内容。 ・John M. Finnis, "Anscombe's Essays," National Catholic Bioethics Quarterly, Vol. 9 (200