受験の数学では、角度の問題はつきものですね。高校入試でも大学入試でも、必ずと言っていいほど、図形の角度を利用した出題があります。 「直角」「平行」などに着目すると、その周辺に便利な定理や式が適用できることが多いですね ところで、「直角は90度である」ことはみなさんご存じですが、ではなぜ90度なのでしょうか。せっかくなら「100度」を直角にしてしまったほうがキリが良いし、計算もしやすくなったのに……。 直角=90度の由来は? なぜ直角は90度なのか。まず、「度」という角度の単位の定義を辞書でみると、以下のように出てきます。 度 ど degree (1) 六十分法の角度の単位 記号は゜である。1゜は円周を 360 等分した弧に対する中心角。 出典:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 円1周が360度なので、それを4等分した直角は90度になる、という理屈のようです。 これですんなり納得した人も
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