速水健朗さんの『都市と消費とディズニーの夢』をお盆休みの飛行機の中で読みました。そのせいもあって、ショッピングモール化・テーマパーク化する空港の現実を目の当たりに感じながら、今後の都市の在り方、Web上で起きていることとの類似性についてぐるぐると考えることができました。 無視できない存在なのに軽んじられている「ショッピングモール」の歴史・現状・競争原理などが書かれている本です。新書のため文章量も多くはないのですが、都市好きやコミュニケーション・消費などに関しての仕事をしている人には、多くのアイデアを与えてくれる本だと思います。 以下、僕が考えさせられた部分のメモを箇条書きに列挙しておきます。 1:目的型から滞留型へ。Webとの類似性 検索エンジン主導線から、滞留型サイトからの導線が主流に変わってきたwebとの類似性がショッピングモールでもとっくにたどった道だった。人間中心に考えた場合、顕在