<気になる> 「尾張名古屋(おわりなごや)は城でもつ」とうたわれ、日本を代表する名城として知られる名古屋城(名古屋市)。耐震性(たいしんせい)の不足などから建(た)て替(か)え工事を実施(じっし)し、木造で復元することになりましたが、計画は大幅(おおはば)に遅(おく)れています。5層の屋根に金のシャチホコが輝(かがや)く天守閣の閉館から5年半。東京オリンピックまでに完成するはずだった工事は、実はまだ始まっていません。どうなっているのでしょう。
<気になる> 「尾張名古屋(おわりなごや)は城でもつ」とうたわれ、日本を代表する名城として知られる名古屋城(名古屋市)。耐震性(たいしんせい)の不足などから建(た)て替(か)え工事を実施(じっし)し、木造で復元することになりましたが、計画は大幅(おおはば)に遅(おく)れています。5層の屋根に金のシャチホコが輝(かがや)く天守閣の閉館から5年半。東京オリンピックまでに完成するはずだった工事は、実はまだ始まっていません。どうなっているのでしょう。
名古屋城を木造で建て替える計画があることは、全国的にもよく知られている。しかしその計画をめぐり、名古屋市が住民から訴えられていたことまで知っている人は少ないはずだ。 名古屋城の木造復元計画はなぜ行き詰まっているのか? その背景については後述するが、約2年にわたる争いの結果、11月5日に名古屋地裁(名古屋城正門の目の前にある)は「建て替え計画の業務委託料約8億5000万円の支払いは不当で、事業は停止するべきだ」とする原告である住民側の訴えを棄却。名古屋市の主張を全面的に認め、名古屋城天守の整備は「木造復元が相当」とのお墨付きまで与えた。 歴史ライターの筆者にとっては不満と不安が残る判決である。そして、名古屋市もこの判決を喜んで受け取って、名古屋城天守の建て替えをサッサと進めていく…とはいかない状況なのだ。 これまでの経緯を含め、混迷する名古屋城の今を解説してみたい。 「8億5000万円の支払
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く