国会答弁を軽視するような発言で野党の追及を受けていた柳田稔法相が22日、辞任に追い込まれた。検察改革、死刑制度の見直しなど、法務行政の根幹にかかわる議論は緒に就いたばかり。法務省内には驚きが広がり、同僚議員は「残念」とかばったが、能力や熱意を惜しむ声は聞こえてこない。発言の軽さ、大臣のいすの軽さに対する冷めた落胆の空気が漂った。「検察改革をやりたかった」「拉致被害者の家族会の人たちにも申し訳な
国会答弁を軽視するような発言で野党の追及を受けていた柳田稔法相が22日、辞任に追い込まれた。検察改革、死刑制度の見直しなど、法務行政の根幹にかかわる議論は緒に就いたばかり。法務省内には驚きが広がり、同僚議員は「残念」とかばったが、能力や熱意を惜しむ声は聞こえてこない。発言の軽さ、大臣のいすの軽さに対する冷めた落胆の空気が漂った。「検察改革をやりたかった」「拉致被害者の家族会の人たちにも申し訳な
16日午前の衆院法務委員会で、国会答弁を軽視するような柳田稔法相の地元会合での発言をめぐり審議がストップ、柳田氏が「おわびを申し上げる」と陳謝する場面があった。 柳田氏は14日、広島市での国政報告会で、大阪地検特捜部の証拠改ざん隠ぺい事件などに言及。「個別の事案については答えを差し控える」「法と証拠に基づいて適切にやっている」とのフレーズを挙げた上で「法相はいい。二つ覚えておけばいい。分からなかったらこれを言う」と発言した。さらに「法相が法を犯して話すことはできない。『政治家だからもっとしゃべれ』といわれてもしゃべれない」などと述べた。 同委員会で、自民党の河井克行氏がこれを取り上げ「法相という職を汚している発言」として謝罪と撤回を要求。審議が止まったため柳田氏が「委員会の審議では真(しん)摯(し)な答弁を心掛けたい」と陳謝し再開した。
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