新潟県の佐渡島に生息しているツチガエルに似たカエルが、これまで確認されていなかった新種であることが広島大学などの調査で分かり、「サドガエル」と命名されました。 佐渡島に生息しているこのカエルは、日本に広く分布しているツチガエルと似ていますが、腹の部分が黄色く、あごに斑点がほとんどないなど、外見に異なる点があります。 また、鳴き声もツチガエルより長くて穏やかです。 このカエルについて、広島大学や新潟大学などで作る研究グループが調査したところ、ツチガエルとは遺伝子の配列に明確な違いがあったほか、ツチガエルと交配しても子孫をうまく残せないことが分かりました。 このため、研究グループは、このカエルが新種であると判断し「サドガエル」と命名しました。 研究グループによりますと、国内で新種のカエルが見つかったのは、鹿児島県から沖縄県にかけての南西諸島以外では、22年ぶりだということです。 広島大学の三浦