11月26日は語呂合わせで「いい風呂の日」。ところが、入浴中に溺れて亡くなった高齢者はおととしは4800人余りと、ここ10年で最も多くなっていて、消費者庁はそれぞれの家庭で事故防止につとめるよう呼びかけています。 溺れた原因としては、急な温度差で心臓などに負担がかかる「ヒートショック」によって気を失ったり、お湯につかったあと、立とうとして貧血を起こしたりするケースが指摘されています。 消費者庁は入浴前に脱衣所や浴室を暖め、お湯の温度は41度以下に設定したうえで10分以上つからないよう心がけるとともに、家族と同居している人は入浴する前に一声かけて見回ってもらうなど、それぞれの家庭で事故防止につとめるよう呼びかけています。 消費者庁の岡村和美長官は「自分は元気だから大丈夫などと過信せず、本人だけでなく家族や周囲の人も一緒に注意するようにしてほしい」と話しています。
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