米上院は2日、証券取引委員会(SEC)の委員長に弁護士のジェイ・クレイトン氏を充てることを賛成61、反対37で承認した。トランプ政権が金融規制の緩和を進める中で、ウォール街を規制する主要監督機関の最初のトップ人事となった。 クレイトン氏(50)はゴールドマン・サックス・グループなどを顧客とする法律事務所サリバン・アンド・クロムウェルのパートナー。トランプ政権が見直しを進めている金融規制改革法(ドッド・フランク法)について、クレイトン氏は指名承認公聴会で、ドット・フランク法に関連した規則がその目的を達成しているかどうかを判断したいと述べていた。 原題:SEC Chief Confirmed in Boost for Trump’s Wall Street Agenda (1)(抜粋)