イエレン議長、金融規制改革法批判を一蹴-米銀の安全性高まった Elizabeth Dexheimer、Jesse Hamilton イエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は14日、金融危機以降の金融当局によるウォール街の監督を擁護し、銀行の安全性が高まり融資は継続され、収益性も維持していると指摘した。金融規制が経済成長を損なったとするトランプ政権や共和党議員の主張を一蹴した形だ。 イエレン議長はこの日の議会証言で、米金融規制改革法(ドッド・フランク法)が米金融機関の競争力を低下させたとの見方に異議を唱え、米銀は欧州のライバル銀行よりもはるかに良い状態にあるとの見解を示した。銀行が深刻な不況を乗り越えられるかを見極めるため毎年実施しているストレステスト(健全性審査)については、金融の安定性向上の要となってきたとして擁護。小規模企業が融資を得られないとする共和党のドッド・フランク法をめぐる