全プログラマーが読んで楽しめる本とは何か。最良の本ということになれば、これは、そのプログラマーの信仰する言語によって、異なるであろう。 例えば、C言語厨はK&Rとか言う古書を聖書と定めている。LISP信者は全員、SICPという魔法の経文を所有しており、毎日欠かさずに読経するそうである。また、各人が確実にSICPを読んだことを確認しあう意図なのであろう。LISP信者同士の挨拶は、"Have you read your SICP today?"である。C++信者にとっては、ISOの規格書が最良の本だろう。コンパイラ屋は、銘の刻まれた剣と盾と鎧を装備した騎士が、ドラゴンと向かうあう本を、座右に置いているらしい。これにはどういう言われがあるのか分からないが、たぶんゲームの攻略本か何かであろう。 話がそれた。ここでは、プログラマーの宗教、もとい言語や専門分野に関わらず、一般に楽しめる本を紹介する。