LGBT打ち明ける前に暴言 上司断りなく暴露 職場の対策不十分 2019/12/13 13:43 (2019/12/23 17:33 更新) 「セクシュアルマイノリティーです。職場の上司や同僚が差別的な発言をしてきます」。関東地方の40代男性から東京新聞の「ニュースあなた発」にメールが届いた。政府は、職場でのパワハラやセクハラを防止する法律の施行に向けた指針作りを進めるが、LGBTなど性的少数者への対策は不十分だと、当事者から不満の声が出ている。 男性は同性愛者(ゲイ)で、県庁に勤務している。「働きやすい職場になるよう問題提起したい」と匿名を条件に取材に応じた。 自身がゲイであることは職場に伝えていなかった。「なんで結婚しないの」「彼女は?」。上司や同僚にしつこく聞かれた。LGBTの話題で、同僚らが「気持ち悪い」「おまえも(言い寄られないように)気を付けろよ」と話しているのも聞いた。 男性