「性の多様性」教育禁止 潮流逆行、中絶も厳罰化―グアテマラ 2022年03月10日14時28分 9日、グアテマラ市で、「性の多様性」を訴えるトランスジェンダー女性ら(AFP時事) 【サンパウロ時事】中米グアテマラの国会は8日、「性の多様性」に関する教育や同性婚を禁じるとともに、人工中絶を厳罰化する法案を圧倒的賛成多数で可決した。カトリック教徒が多く元来保守的な中南米諸国でも近年増えている容認の流れに逆行する形となる。 性教育禁止法案取り下げ 批判噴出で再考―グアテマラ国会 地元メディアによると、法案は性教育について、学校ではなく親に委ねられると明文化した上で、「教育機関は性の多様性やジェンダー思想に関する考えを広めてはならない」と規定。また、原則として違法な人工中絶に対する最高刑を禁錮25年に引き上げ、「同性婚ははっきりと禁じる」とうたっている。 国際 コメントをする