性的少数者の職場環境、初の判断 企業の取り組みに影響も―トイレ制限訴訟11日判決・最高裁 2023年07月08日14時53分配信 【図解】トイレ制限訴訟を巡る判断 戸籍上は男性だが、女性として生活するトランスジェンダーの経済産業省職員が、庁舎で女性トイレの使用を制限されるのは不当として国に処遇改善を求めた訴訟の上告審判決が11日、最高裁第3小法廷である。LGBTなど性的少数者の職場環境を巡る最高裁の判断は初めて。性的少数者への理解増進法が6月施行されたが、国の具体的指針はなく、企業などの取り組みに影響しそうだ。 「会社で学ぶ機会を」 トランスジェンダー当事者ら―トイレ制限訴訟 二審は制限を「妥当」として職員側の敗訴としたが、判断が見直される可能性がある。 一、二審によると、職員は入省後に性同一性障害と診断され、女性としての勤務を申し出た。同省は、勤務するフロアから2階以上離れた女性トイレの
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