トランスジェンダーの「自動車保険料」 男性より高い?安い? 多様性尊重の社会における「真の公平性」とは何か 米国最新事例で考える これまで男性、女性だけについて見てきたが、いまの時代、簡単には男女で分けられないようになってきている。米国ではどのように対応しているのだろうか。 独立非営利のシンクタンク「ムーブメント・アドバンスメント・プロジェクト(Movement Advancement Project)」によれば、現在、22の州とコロンビア特別区において、運転免許証の性別の選択肢が ・男性 ・女性 ・ノンバイナリー になっているという(2024年1月18日付、米サイト『Investopedia』)。 ノンバイナリーは、「第三の性」で、男性や女性という分類にあてはまらない、もしくはあてはめたくないと考えている人の性を指す。 現状では、トランスジェンダーやノンバイナリーの人の保険料が、男性、女