外側のディスプレイは2.14型(480×480ピクセル)の正方形で、ウィジェットや通知など必要最小限のコンテンツ表示が可能です。また、バーチャルペットを飼うこともできるようですが、これは他社のフリップモデルも同様です。スマホを閉じた時にペットと遊ぶ、これを流行らせようとしているのでしょうか。
縦折りスタイルの折りたたみ型スマートフォンはコンパクトな大きさが魅力で、日本でも7月にサムスンから「Galaxy Z Flip6」が発売されています。一方、海外ではファーウェイから「nova Flip」が8月に発売、従来の折りたたみスマートフォンに比べてパステルカラーを基調とした本体のカラバリや、正方形の外画面で使えるウィジェットが人気になっています。 ファーウェイの「nova Flip」 nova Flipは開くと6.94インチの画面が現れるフリップ型スマートフォンです。バッテリーはフリップ式としては大型の4,400mAhを搭載し、66Wの急速充電にも対応。バッテリーゼロから満充電までに要する時間は40分です。 6.94インチ画面を搭載 フリップ型スマートフォンは本体を閉じたままでも外側の画面である程度のことができます。nova Flipの外画面サイズは2.14インチの正方形。アプリを動
制裁中なのに5G対応 謎多きスマホ「HUAWEI Mate 60」はどのように製造されたのか:山根康宏の中国携帯最新事情(2/2 ページ) “綱渡り”でのプロセッサ製造 Kirin 9000Sを安定供給ができるかが鍵 この手法を使うことで、Huaweiは今後ハイスペックな5Gスマートフォンを市場に送り出すことが可能になる。だが、実情はかなり綱渡りの状態でプロセッサの供給を受けているとみられている。まず、DUVを使ったKirin 9000Sの製造はEUVよりも高いコストがかかる。またプロセッサの歩留まりも悪く、不良品の発生率が高い。つまりKirin 9000Sの製造コストは過去の製品にくらべて大幅に高い上に、安定した供給量を確保することが難しいのだ。 また、ASMLのDUV装置が輸出規制に入ったことで、SMICは今後工場の規模拡大も難しく、既存の同装置を使い続けていくにも限界が来る。例えばメ
Huaweiがこの秋中国で販売したスマートフォンが業界でも話題になっている。8月末から順次販売を開始した「HUAWEI Mate 60」シリーズだ。基本スペックの一部を非公開として発売しながらも、中国では話題の製品となり売れまくっているという。 →5G対応かも不明、異例だらけのスマホ「HUAWEI Mate 60 Pro」レビュー 力業で制裁を回避した驚異のモデル 大々的に発表されなかったにもかかわらず、iPhone 15人気を上回るMate 60 HuaweiのMate 60シリーズは「Mate 60」「Mate 60 Pro」「Mate 60 Pro+」「Mate 60 RS ULTIMATE DESIGN」の4モデルが販売されている。この4モデルはプロセッサと通信規格は同一だが、いずれもスペックが非公開のまま発売となった。フラグシップクラスのスマートフォンにもかかわらず、基本性能が公
Huaweiの「nova」シリーズはインカメラの性能を高めたセルフィー特化モデルですが、バリエーションを拡大するためにコストを抑えた低価格モデルもラインアップに加えています。Huaweiのスマートフォンは現在「Pura」と「Mate」、そしてnovaを展開していますが、novaはシリーズの中でハイエンドからエントリーまで幅広いモデル展開を行っています。 nova 12iはプロセッサにSnapdragon 680 4Gを採用したミドルレンジ機です。インカメラは800万画素で、セルフィーに強いというわけではありません。一方でアウトカメラは1億800万画素を搭載します。サブカメラは200万画素の深度測定用なので、実質この1億画素カメラ1つで全てをカバーすると考えるのがいいでしょう。
海外では毎月のように折りたたみスマートフォンの新製品が登場している。カウンターポイントの最新の調査によると、2024年第1四半期、世界の折りたたみスマートフォン市場でファーウェイがトップに躍り出た。好調なファーウェイをけん引するのが2024年2月に発売された縦折り式、フリップスタイルの「Pocket 2」だ。 中国では7499元(約16万3000円)と高価ながら、実際に高い人気を誇っている。グーグルサービス非搭載ながらアジアや中東などでも販売中だ。 上品かつ持ちやすいボディーデザイン Pocket 2の本体サイズは閉じたときが約75.5×87.8×15.3mm、重量は199g。円形のガラス窓は片方がアウトディスプレー、もう片方がカメラだ。アウトディスプレーのサイズは1.15型(340×340ドット)と、スマートウォッチより1回り小さい大きさだ。 カメラは4眼構成で、5000万画素、1200
Huawei待望のカメラフォン「Pura 70 Ultra」に注目 20万円超えでも「欲しい」と思える仕上がり:山根康宏の海外モバイル探訪記 Huaweiのスマートフォンはこの1~2年で復活が始まっており、2023年8月に発表した「Mate 60」シリーズは中国国内で大ヒット、iPhoneの売り上げに大きな影響を与えたといわれています。カメラ性能に優れている一方、米国政府からの制裁の影響からか、プロセッサは不明のままで発売されました。 しかし2024年4月に発表された「Pura 70」シリーズは堂々と「Kirin 9010」搭載の名機。Huawei子会社HiSilicon開発のプロセッサ、Kirinシリーズの最新モデルが採用されています。 Pura 70シリーズは「Pura 70」「Pura 70 Pro」「Pura 70 Pro+」「Pura 70 Ultra」の4モデルが登場。しかもグ
アプリでは多くのパートナーとの協業を進めている ―― 以前はGMSが使えるようになれば、GMSを使うという方針は変わっていないのでしょうか。 楊氏 今やっていることは変えません。HMSとHMSエコシステムは、これからも継続的に広めていきたいと考えています。協業ができればしていきますが、消費者に対しては、新しい選択肢をご用意していく方針です。 ―― HMSやAppGalleryを受け入れるにはまだ時間がかかるとおっしゃいましたが、どのぐらいのスパンを見ているのでしょうか。 楊氏 これについては、2つに分けて考えています。1つ目は、習慣という観点で、消費者の方々はいろいろなアプリをGoogle Playからダウンロードしていましたが、これがAppGalleryに変わります。クラウドサービスや、IDも関わってくることです。使い始めの初期段階として、こういった大きな差分があるため、いかに簡単にでき
パートナー戦略で“Googleの穴”を埋めるHuawei P40シリーズは「予想を超える売れ行き」:SIMロックフリースマホメーカーに聞く(1/2 ページ) 米国との関係悪化によって、Android上に「GMS(Google Mobile Service)」を搭載できなくなったHuaweiだが、独自のエコシステムである「HMS(Huawei Mobile Services)」を着々と進化させている。当初は「Mate 30 Pro 5G」だけだったHMS端末だが、6月になって、P40シリーズを一挙に3機種発売。フラグシップモデルの「P40 Pro 5G」だけでなく、ミドルレンジモデルの「P40 lite 5G」や「P40 lite E」まで、バリエーションを取りそろえた。 HMSということで、今までのAndroidと同じように使うのはなかなかハードルが高い一方で、同社の端末の持ち味であるコス
Mi Note 10にも廉価モデルが登場、SIMフリースマホ市場は乱戦模様に Redmi Note 9Sほどではないが、同時に発表されたMi Note 10 Liteも、コストパフォーマンスは高い。メインカメラの画素数が6400万画素になったことで、1億800万画素のカメラを搭載したMi Note 10やMi Note 10 Proのような独自性は薄れた一方で、価格は3万9800円と、ミドルレンジ端末のボリュームゾーンとなる3万円台にギリギリ収めることができた。 カメラこそスペックダウンしているものの、プロセッサは上位モデルと同じ「Snapdragon 730G」で処理能力が高く、ディスプレイも3D曲面有機ELで、しかも指紋センサーはディスプレイ内蔵型だ。5260mAhの大容量バッテリーも搭載しており、この価格帯のスマートフォンとしては申し分ない性能といえる。参入当初はMi Note 10
抜群のコスパを誇るRedmi Note 9Sで王者不在のSIMフリー市場を狙うXiaomi 調査会社・MM総研が5月19日に発表した2019年度のSIMロックフリースマートフォン出荷台数シェアは、Huaweiが16.4%でAppleに次ぐ2位につける。Androidスマートフォンメーカーとしては1位の座をキープした。これを、3位のシャープ(15.4%)、4位のASUS(12.4%)、5位のOPPO(11.7%)が追う構図だ。とはいえ、このデータは2020年3月までのもの。日本でHMSへの本格移行が始まったのは4月で、そのデータは反映されていない。16.4%は、GMS搭載端末によるシェアと言い換えることができる。 主力モデルが続々とHMSに切り替わっていく中、Huaweiがこのシェアを維持できるのかは未知数といえる。SIMロックフリースマートフォンメーカーの中では、ASUSもハイエンドモデル
火花散らすHuaweiとXiaomi 王者不在のSIMフリー市場で“下克上”が起きるか?:石野純也のMobile Eye(1/3 ページ) 6月2日に、HuaweiとXiaomiが日本で販売するSIMロックフリースマートフォンを発表した。HuaweiはP40シリーズを一挙に発表。フラグシップモデルの「HUAWEI P40 Pro 5G」や、ミドルレンジモデルの「HUAWEI P40 lite 5G」「HUAWEI P40 lite E」を投入する。対するXiaomiは、参入第1弾となった「Mi Note 10」「Mi Note 10 Pro」の廉価版にあたる「Mi Note 10 Lite」を発表。さらに、日本初展開のRedmiシリーズとして、コストパフォーマンスに優れた「Redmi Note 9S」を投入する。 →「HUAWEI P40 Pro 5G」が日本上陸 デュアルSIM+eSIM
米国の規制強化でプロセッサ製造の道も絶たれたHuawei 業界への影響は?:山根康宏の中国携帯最新事情(2/2 ページ) Huaweiの停滞は業界にとって大きな痛手 Huaweiのスマートフォンの出荷量が落ち込んでも、Samsung、Xiaomi、OPPO、Vivoがその分をカバーすることから世界のスマートフォンの年間総出荷台数が落ち込むことはないだろう。だがスマートフォンの技術をけん引してきたHuaweiが市場で存在感をなくすことは、業界にとって大きな痛手となる。 Huaweiはスマートフォンのカメラの高画質化やAIによるシーン判別などで業界をリードしてきた。Leica(ライカ)がHuaweiを協業先と認めるほど、Huawei製品の品質は高い。Kirinはハイパフォーマンスなだけではなく省電力にも優れ、AI機能の統合もいち早く進めてきた。さらに5Gモデムの性能も高い。そしてこのHuawe
米国の規制強化でプロセッサ製造の道も絶たれたHuawei 業界への影響は?:山根康宏の中国携帯最新事情(1/2 ページ) 新型コロナウイルスが世界の経済活動に影響を与えている中、2020年第2四半期の世界のスマートフォン出荷台数でHuaweiがついに1位となった。大手調査会社4社のうち、IDC、カナリス、カウンターポイントはいずれもHuaweiがサムスンをわずかな差で抜きさり、史上初の1位となる調査結果を発表した(ガートナーのみSamsung1位、Huawei2位)。Huaweiは前年同期比で出荷台数の伸びはマイナスとなったが、Samsungがそれ以上に落ち込んだことで追い抜いた。 しかしHuaweiが好調なのは中国国内市場のみ。カナリスのレポートを見るとHuaweiのスマートフォン出荷台数の中国とその他全世界の割合は、2019年第2四半期の64:36から2020年第2四半期は72:28と
Huaweiの秋冬フラグシップモデルとなるMateシリーズは、毎年ファッションブランドのポルシェデザインとコラボしたモデルが登場します。2020年は「Mate 40 RS Porsche Design」として、中国で既に販売されています。 高級感あふれる仕上げのMate 40 RS Porsche Designの中身は、Mate 40シリーズの上位モデル「Mate 40 Pro+」。プロセッサはKirin 9000、ディスプレイは6.76型(1344×2772ピクセル)、メモリは12GBでストレージは256GBまたは512GB。256GBモデルは定価1万1999元で日本円だと約19万円。Samsungの「Galaxy Z Fold2 Thom Browne Edition」が40万円を超える価格だっただけに、この値段を安いと感じてしまうのは感覚がマヒしているのでしょうか。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く