人口減に悩む神奈川県横須賀市は新年度から、横浜からの距離に比べて地価が安いなど、「住みやすさ」をアピールする事業に乗り出す。 横浜駅に広告を出すなどして、「遠い」「不便」といったイメージの払拭を図り、子育て世代を中心とする転入者の増加につなげたい考えだ。市によると、こうした定住促進策で市町村が駅広告を利用するのは県内初という。 ◆転出超過 市中央部にそびえる大楠山麓にある旧市立平作小学校。児童数減少で昨年4月、市立池上小と統合して閉校し、にぎやかだった校内は閑散としている。平作小の児童数は1970年代後半のピーク時に900人を超えたが、2012年度末には146人に減少していた。近くに住む50歳代の女性は「子供たちがいなくなり、広い歩道がますます広く感じる」とため息をつく。 市の人口は1月1日現在、40万9340人。総務省が1月に発表した2013年の住民基本台帳人口移動報告によると、転出者1
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