選挙が行われることが決まったので、ここのところの選挙の結果や争点についてつらつらと考えてみました。 政治経済に関心があればあるほど、個別の選挙の結果について政策論で語ってしまう癖があるように思うのですが、私も例に漏れずちっとも変っていない安倍氏 - 常夏島日記のようなエントリを書いてしまうのですが、よくよく考えると、有権者の行動はもう少しシンプルで、次のような考えによっているのではないかと仮説を立てると、結構うまく説明できてしまうのです。 有権者は、政治家が自己の権力を守るために権力を行使することが何より嫌い。 前回の衆議院選挙が一つの典型です。あの選挙の前には、自民党が、定額給付金のようなあからさまなばらまきを行う一方で、参議院民主党の抵抗に手を焼いて強行採決を繰り返していました。自民党は、そのころは、長年続いた自民党政権を維持するためだけに存在しているような振る舞いをしていると、有権者