最新のIT技術を金融サービスに取り込むフィンテックを強化しようと、大手金融機関では、世界のIT企業が集まるアメリカのシリコンバレーに拠点を設ける動きが相次いでいます。 こうした中、フィンテックと呼ばれる金融サービスの開発競争が激しくなっていることから、大手金融機関でも、シリコンバレーに拠点を設けたり、人員を増やしたりする動きが相次いでいます。 このうち、三菱UFJフィナンシャル・グループでは、3年前に拠点を設けてIT企業との関係の強化を進めているほか、みずほフィナンシャルグループは、シリコンバレーに近いサンフランシスコに拠点を設けて、現地の企業とともにAI=人工知能を使った金融サービスの実証試験を進めています。 また、三井住友フィナンシャルグループも、早ければことし4月にシリコンバレーに拠点を設けて10人程度の担当者を配置し、現地の企業との連携を図る方針で、2年以内をめどに企業への融資も始