POJOとして書くことで、ビジネス・ロジックから"技術への依存"も排除できる ──CDIには、「Java EEアプリケーションの各層を相互に依存させないかたちで結び付ける」という役割のほかに、「EJBを使わずにビジネス・ロジックを実現する」という役割もあるようです。 そのとおりです。Java EE 5まではEJBでのみDI機能が使えたわけですが、Java EE 6でCDIが導入されたことにより、今後はEJBを使わずにビジネス・ロジックを実現することも可能になります。 アノテーションさえ付ければ通常のJavaクラスでも注入できるので、Java EEアプリケーションのビジネス・ロジックをPOJOとして作れるようになるわけです。これもCDIの特徴の1つであり、テスト容易性と並ぶもう1つの大きなメリットをもたらします。それは"技術依存の排除"です。 業務分野にもよりますが、一般にエンタープライズ・