国内初、「中容量NAS電池+太陽光」を中小ビルに導入 きんでん、BCP対策とピークシフトを自社ビルで検証 想定水害に備え「高さ3m」の架台 その後、1年かけて、太陽光発電とNAS電池を本社の構内系統に接続するためのシステム設計に取り組み、2015年6月に着工し、今年2月に竣工した。 NAS電池は、従来、出力600kW(コンテナ3基)が最小の設置規模だったが、これでは一般的な中小規模のビルには大きすぎる。そこで、製造元の日本ガイシに依頼し、ビル設置に向いた180kWの中容量タイプを初めて製品化し、その第1号品を設置した。 導入した新型NAS電池は、出力180kWで6時間充電でき、容量は約1MWh(1080kWh)になる。20フィートコンテナ1台に収めた。カタログ値では、耐久年数は15年、充放電回数4500回で、繰り返しの使い切り運転が可能になっている。 日本ガイシ製のNAS電池は2011年9