集団で飛ぶ際、混信を防ぐ 実験で裏付けは初 同志社大生命医科学部と科学技術振興機構の研究グループは、コウモリが集団で飛ぶ際、発する超音波の周波数を調節して混信を防いでいることを確認したと発表した。互いに衝突を避ける巧みな工夫とみられ、実験で裏付けたのは初めてという。成果は3日、英科学誌「コミュニケーションズ・バイオロジー」電子版に掲載された。 コウモリは飛行時、超音波を出し、目標物からはね返る反響(エコー)で自分の位置や大きさ、速度などを把握。レーダーと同じ原理で、夜間でも物にぶつからず飛ぶことができる。