仕事で現場に向かう途中のカーラジオでNHKが流れていた。 夏休み子供電話相談室的なやつで、「何で地球は回っているのか」(小二)みたいな質問におそらく偉くて、人当たりのいい真摯な先生が優しく、極力言葉を砕いて説明していた。 ・ その番組の最後、「妖怪って本当にいるんですか」(小三)。 聞くとはなしに聞いていたのだが、僕は呻いてしまった。 あれだけ妖怪ウォッチのオープニングで「妖怪の仕業」と言っているのだ。 更に言えば、「妖怪なんていません」と断言するのも非科学的である。 山間部を走っていて、途切れ途切れのラジオで聞こえたところによると、およそ次の通りの回答だった。 ・ ①暗闇など、想像力で擬人化してしまう。「幽霊の正体見たり枯れ尾花てしってますか」 ②燐の暗闇での発光など、科学現象にも人格を付けてしまう。 ③この番組は科学相談なので、こういう回答になってしまう。 ・ 誠実だ。