悲運の海軍戦闘機、雄姿再び=実物大模型完成-兵庫県加西市〔地域〕 2019年06月06日10時26分 兵庫県加西市が製作した局地戦闘機「紫電改」の実物大模型=5日、同市の鶉野飛行場跡地 兵庫県加西市が製作していた旧日本海軍の局地戦闘機「紫電改」の実物大模型が完成し、報道関係者に公開された。市内の鶉野飛行場跡地に新設した倉庫に展示し、9日から一般無料公開を始める。 【特集】日本の海軍機 紫電改は実用化が遅れ、高い性能を十分に発揮することなく終戦を迎えた「悲運の戦闘機」。市内で操業していた川西航空機(現・新明和工業)鶉野工場で46機が組み立てられ、隣接する専用滑走路で試験飛行していた。 市は、2016年に防衛省が所有していた飛行場跡地について、観光や平和教育を目的に払い下げを受けた。これらの取り組みの象徴として、紫電改の復元を決定。同省に保管されている設計図などを基に、水戸市の業者が2年をかけ