外交や安全保障で、安倍晋三元首相の功績の大きさは言うまでもない。日米同盟は格段に強まった。彼が打ち出したインド太平洋構想は広い支持を集め、いまや主要国の対外戦略の合言葉になっている。こうしてみると、安倍氏は果敢に「攻めの外交」に走り、成果を残したように映る。だが、内幕はそう単純ではない。安倍氏を駆り立てたのは、このままでは日米同盟が崩壊しかねないという、恐れと切迫感だった。元側近らによると、
ヨーロッパから見た「アジア」とは、どこから先のことを指すのでしょうか。そもそも「アジア」とはどういう意味なのかということです。 狭義では、ユーラシア大陸とその周辺のうち、西欧という典型的な国民国家、民主国家、資本主義国家以外、これらはすべてアジアです。東欧も含めてアジアと言えます。たとえば、フランスの社会学者エマニュエル・トッド(1951–)は家族構造から見たヨーロッパの相違を描いています。権威主義的な直系型家族と自由な絶対的核家族に分け、主として東欧地域が前者になることを明らかにしました。 東欧はアジア的な権威主義に近い そう考えると、東欧の人々は外見は西欧であっても、実際にはアジア的な権威主義に近い。そのドイツでの分かれ目が、宗教改革の起こったプロテスタント地域であるプロイセン地区であるとすれば、そこにアジアとヨーロッパを分ける一つの有力な分断線があるのかもしれません。 かつて私は、ユ
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