いま、「1」「2」「3」「4」「5」の5枚のカードがあるとします。 この5枚のカードについて、2種類の問題を考えてみましょう。 ①:「この中から2枚を使って2ケタの数字を作る場合、作れる数字は何通りあるか?」 ②:「この中から2枚のカードを選ぶ場合、選び方は何通りあるか?」 この2種類の問題では、それぞれ答えが変わってきます。 ①は順列で、答えは 5P2=5×4=20通り ②は組み合わせで、答えは 5C2=5×4÷2=10通りになります。 今回は、そんな順列と組み合わせの数の考え方についてです。 photo credit:William Warby ①順列異なるn個の中から k 個を順番をつけて並べる場合の並べ方は nPk で表され、順列の公式から求められます。 「!」は階乗(かいじょう)と言って、n から 1 までのすべての整数をかけ算した値のことを n! と表記します。(ただし、0!=