38歳で外資系コンサルティング会社社長に就任、40代ではカルチュア・コンビニエンス・クラブ代表取締役COOなどを歴任した柴田励司氏。柴田氏は、ビジネスマンにとって必要なスキルは大きく分けて3種類あり、40代以上ではそのうち2つを磨くべきだと話す。詳しくうかがった。 《取材・構成=塚田有香、写真撮影=吉田朱里》 38歳の若さで、外資系コンサルティング会社の日本法人社長に就任した柴田励司氏。その立場のまま迎えた40代は、自身の働き方や生き方を大きく転換した時期だったと振り返る。 「私は四十歳のとき、過労で倒れました。30代で社長になったため、自分より年上の人や経験が長い人からも認めてもらうには誰よりもたくさん働くしかないと考え、過剰なハードワークを続けたことが原因でした。 幸い後遺症もなく、仕事に復帰することができましたが、この経験から『若い頃のように勢いだけで突っ走っていてはダメだ』と痛感し