これから間違いなく多死時代を迎えると言われるこの頃、海外の仏教がブームになりつつある。アメリカ人僧侶による講演会にも、多くの参加者が集まっていた。大企業が、「マインドフルネス」を社員の福利厚生に導入している例もあるという。 後編では筆者・佐々涼子氏がチベット仏教の僧侶バリー・カーズィン氏による合宿(リトリート)を体験し、新しい時代の幕開けについて考える。 ※「なぜアメリカ人僧侶の「瞑想」講座はビジネスマンに人気なのか」の続きです。 マインドフルネスは世界的な流行になっている ©iStock.com ◆ ◆ ◆ 一過性の流行だと思ったマインドフルネスは、むしろ深化しているのではないか。興味を持った私は、5泊6日の精進湖を望むホテルで行われた合宿に同行した。 人生は「メンドクサーイ」 参加者は約20人。参加費は14万円ほどと高額である。仏教のリトリート(合宿)だというのに、五体投地もなければ、
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