戦時中に長崎市にあった捕虜収容所に収容されて被爆した元オランダ兵捕虜のルディ・ホンソンさん=カナダ在住=が今年9月、同市から被爆者健康手帳を交付されたことが支援団体への取材で分かった。92歳だった2015年8月、米国側に後遺症の治療を求める手紙を送っていたと毎日新聞が報じ、それがきっかけで支援団体が後押ししたことが手帳取得につながった。 ホンソンさんは1942年にインドネシアで捕虜になり、長崎市にあった福岡俘虜(ふりょ)収容所第14分所に移送された。45年8月9日、爆心地から約1.7キロにあった14分所近くで被爆。その後、遺体の片付けなどに従事した。
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