東京都豊島区の雑居ビルオーナーでゲームセンター経営者の鈴木明さん(75)が殺害された事件で、強盗殺人容疑で逮捕された田中勇気(21)と平田智大(22)の両容疑者を名乗る人物が、インターネット上で自分の“非行歴”を自慢し、「犯罪できる方、大歓迎」などと書き込んでいたことが2日、分かった。過去に事件を起こした経歴があり、警視庁目白署捜査本部は冗談交じりで書き込んだとみている。「遊び場」を狙い、鈴木さんを殺害し現金を奪う姿からは残忍さと短絡さが浮かぶ。 ■「たなかっちに刺激を」 《一緒に犯罪できる方大歓迎です最近刺激を求めてるんで誰かたなかっちに刺激のあることを教ええください薬物も大歓迎》(原文ママ) 事件前、会員制交流サイトに「田中勇気」を名乗る人物が、こう書き込んだ。自分のことを「たなかっち」と呼び、連絡先も記した上、過去に事件を起こして少年院に入ったり、有罪判決を受けたりした「経歴」も隠す