発売前や登場したばかりのインディーゲームから、まだ誰も見たこと無いような最前線の作品を紹介してゆく「Indie Pick」。第663回は『水瓶上のフェルマータ』を紹介する。 『水瓶上のフェルマータ』は、クリエイターである休符氏が開発中の、水没した街の水位を下げる3Dアドベンチャーゲームだ。舞台になるのは、見渡す限りが水に覆われた街。上部を水面に覗かせる4棟の団地、一部が赤く変色した建物、崩れ落ちた構造物の残骸。水に飲まれ一変した景色には、かつての文明の残滓がはっきりと残されており、世界の状況を想像させる。水没した団地や水面下にある巨大な人工洞を探索し、街の水位を下げることが本作の目的であるようだ。