翻訳者になろうと必死であがいている時も、幸運にも翻訳者の末席に名を連ねることができた後も、翻訳関係の勉強は時にサボりながらも何とか継続してきたつもりです。しかし同時に、勉強方法については常に悩みの種でした。この勉強法で良いのだろうか、無意味な勉強をしているのではないか、と常に疑問に付きまとわれている、そんな感じでした。 興味深い実験のお話 そんなとき、ある書籍で興味深い実験の話を読みました(書籍名を紹介したいところですが、いつどの書籍で読んだかは覚えていないのです。残念ですorz)。 その実験は、美術的教育背景を持たない学生をAとBの2つのグループに分け、粘土細工を作らせる、という内容です。その際、グループAには「できるだけ多くの粘土細工を作ってくれ。その質は問わない」との指示があり、グループBには「できるだけ質の高い粘土細工を作ってくれ。その量は問わない」という指示が出されました。両グル