宮城県は10日、盛岡市在住の観光バス会社の女性ガイド(22)が新型の豚インフルエンザに感染した、と発表した。同県内で確認されたのは初めて。千葉県や福岡県などでも新たな感染者が確認され、朝日新聞の10日午後8時までの集計で国内の感染者は19都府県の累計503人となった。 国内で初めて確認された5月9日から約1カ月間で500人を突破した。6月に入って、感染者が当初集中した兵庫県と大阪府以外に、福岡県や千葉県でも学校での集団感染が広がっており、厚生労働省は注意を呼びかけている。 宮城県によると、女性は、すでに感染が判明している千葉県船橋市の市立中学校の生徒が3日と5日、修学旅行で岩手県を訪れた際に同行した。仙台市内の病院に入院しているが、症状は安定しているという。修学旅行先の岩手県でも、生徒らが食事をした飲食店の店員の感染が確認されている。 船橋市では、10日に新たに中学生5人、感染した中