JR北海道は、出火や発煙トラブルなどが相次いだ、ディーゼル型の特急列車の車種を、将来的に現在の4種類から2種類に絞り込む方針を固めた。 車種を減らすことで車両の整備にかかる負担を軽くし、トラブルを減らすことが狙いという。比較的新しい261系を中心に車種を絞ることで、同じ部品を大量に調達することも可能になり、コスト削減につながると期待されている。 同社では現在、電車が走るのに必要な設備がない非電化区間を走るディーゼル型の特急は183系、281系、283系、261系の4種類を運行させている。将来的に261系と、研究開発中の新型特急列車の2種類に集約するという。 手始めとして、261系を2015年度に24両、16年度に4両購入する。11年度から独立行政法人「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」に支援を受ける計600億円の助成金や、無利子貸付金の一部などを充てる。新型特急はディーゼルエンジンと電気で回