東京都の小池百合子知事は12日の会見で、11日の副大臣会議で、自身が生み出した夏の軽装政策「クールビズ」をめぐり、冷房使用時の室温が28度に設定されていることの見直しが議論になったのを受け、科学的&法的根拠を引き合いに、正当性を主張した。都政とは直接関係ない話題だが、「たぶん聞かれると思って作った」と、「クールビズのコンセプト」と題した資料まで報道陣に配布する、念の入れよう。生みの親として、もの申した。 【写真】小池都知事ラジオ体操でストレッチ 小池氏は28度とした科学的根拠について、適温を17~28度と定めた労働安全衛生法や、いわゆるビル管理法を紹介。また、当時の企業のアンケートで平均室温が26度で、襟元を開けて上着を取ると体感温度が2度下がるとの報告を受けたとして、「単純計算でも(28度になり)この法律の中に入る。科学的、法的にも制度設計は行っている」と強調した。「エアコンの設定温度