体育を見学している児童が、自宅学習をする友達のためにタブレット端末で授業の様子を撮影していた=大阪市港区の市立磯路小学校 新型コロナの感染急拡大で、近畿各地では休校が相次ぐ。神戸市や京都市は中学校の部活動を2月中旬まで原則中止。授業を続ける小学校でも、感染の不安などから登校を控える児童が目立っている。 【グラフ】「はい論破」すさむ学級チャット ネットいじめの件数は過去最多に 「感染が不安なので、自宅学習にさせてください」 「きょうだいの保育園が休園になったので、休ませます」 25日午前8時ごろ、大阪市立磯路小学校(港区)では、保護者からのこんな電話が鳴りやまなかった。児童の家族が通う学校や保育園の休校・休園が相次いでいるためだ。各クラスで10人弱が自宅学習をしているという。 糸井利則校長(60)は「感染の波がひたひたと押し寄せている。明日、休校になってもおかしくない」と険しい表情で話す。