ちきりんが“社会派”になったきっかけ、正確には「社会派だとわかったきっかけ」が一枚の葉書だった、という話はずいぶん前に書きました。 →「ちきりんが社会派になったきっかけ」 同じような体験で、もうひとつ別のことも思い出しました。小さい頃、と言っても小学校の高学年の頃。 私はあまり記憶力がよくなく、小さい頃の話はあまり覚えてないのですが、この体験は当時の父の口調が頭の中でそのまま響くくらいクリアに思い出せます。 それくらい衝撃だったし、人生が変わるきっかけになった体験だからでしょう。 それは 1月。成人式についての記事が新聞に載ってました。 当時の私は毎日 2,3 時間かけて新聞を隅から隅まで読むような子供だったので、その日も成人式の記事を熱心に読んでいたら、横から父親がのぞき込んで、こう言ったのです。 「成人式なんか意味ないで。そんなもん選挙運動やからな」 その時の父親の口調をそのまま再現で