データの分析を基に政治・経済・文化など世の中の事象に鋭く切り込む、データサイエンティストの松本健太郎さん。松本さんは現在、消費者の隠れた心理をインサイトリサーチで解き明かす株式会社デコムでR&D部門のマネージャーを務めています。 「低欲望社会」「現状満足時代」などと称される成熟した日本では、消費者はもはや大きな不満もなければ、欲しい物を聞かれても「別に…」と答えるだけでしょう。その一方で、いつの時代であっても大ヒット商品が誕生しないことはありません。本当は欲しい物はあるのです。 そのギャップを埋め、「特に欲しい物はない」と言う消費者に、「あなたが欲しい物はこれでしょう!」と提示する商品・サービスの開発に役立つのが「インサイト」です。 では、インサイトをどのように見つけ、それをアイデアとして具現化するにはどうすれば良いのでしょうか。 今回は株式会社デコムの松本健太郎さんをインタビューしました