「遠藤諭の『コンテンツ消費とデジタル』論」とは? アスキー総合研究所所長の遠藤諭氏が、コンテンツ消費とデジタルについてお届けします。本やディスクなど、中身とパッケージが不可分の時代と異なり、ネット時代にはコンテンツは物理的な重さを持たない「0(ゼロ)グラム」なのです。 本記事は、アスキー総合研究所の所長コラム「0(ゼロ)グラムへようこそ」にて4月12日に掲載されたものです。遠藤氏の最新コラムはアスキー総合研究所で読むことができます。 米国のダメなものを紹介しまくった、ポール・ファッセルの『BAD Or, the Dumbing of America』という本があるのだが、真っ先に出てくるのは「米国の本はなぜあんなにもバカでかくて重いのか?」だった。確かに、米国には漬け物石のような本があったりするが、それは本に対する文化の違いなのか、万引き対策なのか、いろいろ考えても分からない。 電子書籍の