日本の主婦の悩みの一つは「今日の献立何にしよう?」であるが、 この背景には、 「日本の家庭で出される料理のレパートリーの幅がものすごく広い」ことも影響していると思う。 日本料理、洋食、中華、肉、魚、麺類、なんでもござれだ。 これが中国の家庭に行くと、中華料理以外の料理が出るケースはあまりないだろうし、 フランスの家庭に行くと、洋食以外の料理が出されるケースはあまりない。 その意味では、中国やフランスの主婦、いや日本以外の国の主婦は「ラク」していると思う。 ところで、日本は世界一の長寿国であるが、私見だが、 日本の長寿を支える理由のひとつに「献立のレパートリーの多さ」があるような気がする。 要は、日本料理ばかりだと塩分過多になるし、中華料理ばかりだと油分過多になるし、 洋食ばかりだと脂肪過多になったりする。 しかし、各国の料理が日替わりで出てくる日本の食卓は、 「週単位・月単位で見ると、栄養