平成27年8月1日 宮内庁 昨年,昭和天皇実録が奉呈,公表され昭和の時代への関心が高まっている中,今年は戦後70年という歴史の大きな節目の年に当たります。 このような節目の年に当たり,当庁が管理する先の大戦に関係する資料を以下にご紹介します。 御文庫(おぶんこ)附属庫(ふぞくこ)関係の資料 皇居吹上御苑の中にある御文庫附属庫は,大本営会議室等の防空用施設として,陸軍築城部本部により建設されたもので(昭和16年8月12日工事着工),昭和16年9月30日に宮内省に引継がれました。 当時,御文庫附属庫の近くでは,宮内省が昭和天皇・香淳皇后のための防空施設である御文庫(おぶんこ)(※)を造営中でした(昭和16年5月着工,昭和17年7月工事完了)。 昭和20年には,御文庫と御文庫附属庫を結ぶ地下通路が設けられました。 御文庫附属庫では,昭和20年8月10日の最高戦争指導会議,8月14日の御前会議など