マニュアルを作成する場合に、最も大切なことはマニュアルがそれ自体で独立しているものではないという点である。4つの機能と3つの目的を確認して進めること。 マニュアルを作るためには、まず企業内におけるマニュアルの位置づけを明確にしなければならない。 企業内には、文書体系として次の3つがある。 1つ目は経営者が所管する文書である。この文書は経営者の判断を仰ぐことなく改定することはできない。すなわち、全社員の行動規範となっている文書である。社是、社訓、経営理念、経営基本方針に係わっている。 2つ目は管理者の責任で保管されている文書である。その職場に所属する成員が、それを規範とせねばならず、さまざまな内容が規範、標準、規定などの名のもとに文書化されている。 3つ目は行動指示書である。一般的にはこれをわれわれはマニュアルと呼んでいる。多くの場合、これらは作業の性格に応じて業務マニュアルとか作業マニュア
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