印刷 関連トピックス原子力発電所 東京電力は2日夕、福島第一原子力発電所で、敷地内にたまった放射能汚染水を浄化しながら原子炉に戻す「循環注水冷却」に完全に移行したことを明らかにした。これまでは外部のダムからの水も合わせて原子炉に注水していたが、すべて浄化水に切り替えた。これがうまく続けば、汚染水が増えるおそれをさらに減らせることになる。 福島第一原発1〜3号機では事故後、ダムなどの水を原子炉に注いで燃料を冷やしてきた。放射能を含んだ水が原子炉建屋やタービン建屋に漏れ出し、汚染水は増える一方だった。 汚染水を増やさずに燃料を冷やす方法として、東電は循環注水冷却を6月17日に始めたが、ダムの水を引いたタンクからの注水も並行して続けていた。 関連リンク汚染水浄化施設、警報相次ぎ一時自動停止 福島第一原発(7/1)設定ミスで「自動」が「手動」に 汚染水処理施設停止(6/30)放射能汚染水、1